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興福寺・東大寺 訪問記 その3 [雑記]

さて、今回の訪問の一番の目的地、東大寺へ。

参道の両脇の並木に姿が隠れ気味の南大門へ向かって北上。
近づくにつれ次第にその大きさがあらわになってくる。
南大門は3度目くらいかな?
大仏殿とはそこそこ距離があるから、ついつい行かないこともあったんだよね。

この南大門は鎌倉時代初期に再建されたものであることは有名。
いわゆる天竺様(今は大仏様と言う方が一般的らしい)と呼ばれる様式で建てられている。
「貫」と呼ばれる横材を多用し、天井がないのでその貫が何段も組まれているのがよく見える。
見える・・・んだけど、自分はあんまり美しくないと思ってしまう(すいません)。
当時の最先端の建築技術で、源平争乱が終わった直後の不安定な時代。
限られた木材でも巨大で堅固な建築が可能な方法だったんだろうけれど・・・
法隆寺金堂の意匠の凝った組物と比べると、どうしても単純なように思えてしまう。

まあ、そんなことは自分のちっぽけな感覚だ。
国宝でもあるこの門の価値を下げようとするものでは決してない。
で、この門と言えば、門そのものだけでなく、やはり、東西から睨みをきかす金剛力士像も有名だ。
慶派仏師により寄木造で造られた傑作で、もちろん国宝。
小学生の修学旅行時に初めて見たとき、その大きさと迫力に大いに感動したことを覚えている。
ただ、気のせいか、鳥害からの保護のためと思われる網の目が、昔より細かくなっている?
像の姿をはっきり見ることが前より難しい。残念。

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