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ラグビー日本代表 イギリス遠征 [ラグビー]

昨年からの新型コロナ騒ぎで様々なスポーツイベントが開催中止を余儀なくされている。
あるいは、開催されたとしても、無観客だったり観客数を制限されていたりする状況だ。

そんな影響を大きく受けた競技のひとつがラグビーだ。
日本で開かれたW杯(もう2年前になるんだなぁ)で決勝トーナメント進出という快挙を成し遂げ、一躍ラグビー人気が高まったところで、国内最高峰リーグであるトップリーグが試合中止となり、大きく水を差された形となってしまった。

その後トップリーグも再開されたものの、2年前のあの盛り上がりはまだ戻ってない。

そんな中、日本のラグビー史上に残る歴史的な試合が行われているのを知っているだろうか。

それは、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズとの対戦を含む今のイギリス遠征だ。

ブリティッシュ&アイリッシュライオンズとは、通常はイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドと分かれている4協会から代表選手を集めて組織する、夢のようなチームのことだ。
ちなみに、ラグビーでアイルランドと言えば、国としてはアイルランドとイギリス領の北アイルランドに分かれているアイルランド島全体の代表チームのことだ。

そのライオンズは4年に1度招集され、主に南半球の強豪国へ遠征するのが恒例となっている。
それ以外の試合はほとんどなく、対戦すること自体が非常に栄誉なこととされる夢のようなチームだ。

そのライオンズと、初めて日本が試合をすることになったのだ。

試合が行われたのは6月26日。
会場となったエディンバラはスコットランドの首都、もちろん日本はアウェーだ。
結果を言えば、10対28で日本は敗れた。

自分は残念ながらこの試合を見ることはできず、スコアを後から知っただけなのだが、自分のように数十年も前にラグビーをやっていただけの人間からしたら、そもそも試合を組めたこと自体がもう興奮モノだ。
間違いなく、2015年のW杯での南アフリカから奪った勝利や、2年前のW杯でのアイルランドやスコットランドに勝っての決勝トーナメント進出という実績があってこそだ。

そして、昨日7月3日には、アイルランドとのテストマッチ(国際代表戦)がダブリンで行われた。
アイルランドは先述したように一昨年のW杯で日本に敗れている。
その日本を、ホームで迎え撃つのだから、絶対に負けられない。
アイルランド代表自身、ライオンズに選手を派遣しているとはいえ、ホームのファンに無様な姿は見せられないし、彼ら自身のプライドがある。

アイルランドのような強豪チームと、相手のホームで試合をすること自体も、これまでは難しいことだった。
それが実現しているのだから、日本は本当に強くなったと思う。

結果は31対39で惜しくも敗退。
残念ながらこの試合も自分は見ることはできなかったので、点数と記事でしかわからないのだが、アウェーであのアイルランドとこの点差なら充分に健闘したと思う。
むしろ「勝てたはず」と思った選手もいるだろう。

以前に自分が書いた、ラグビーの点数を10で割ってサッカー(あるいは野球)の点に当てはめる方法を用いると、3対4、これはもう接戦だと充分に言える。
トライ数も日本が4に対しアイルランドは5と、差が1しかない。
トライ数の差も、両チームの力に比例すると言うことができる。

記事などによると、点差は前半の方が少なかったが、日本のプレイはむしろ後半の方がよかったらしい。
前半で力尽きるのではなく、ちゃんと試合終了まで戦えるというのはとても凄いことだ。

新型コロナ感染拡大が収まり、ラグビーシーズンを迎える際には、また多くの観客が試合会場に詰めかけてくれることを願う。


タグ:ラグビー
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