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スキージャンプW杯2019/20 いよいよ最終節 「RAW AIR」トーナメント始まる [スキージャンプ]

昨年の11月に始まったスキージャンプW杯もいよいよ大詰め。
今日から始まる「RAW AIR」トーナメントがクライマックスだ。
15日に行われるヴィケルスンの個人戦が今季のW杯最終戦となる。

この「RAW AIR」トーナメント、歴史は浅いのだが、その過酷さはジャンプ週間以上とも言える。
ノルディックスキーの「母国」たるノルウェーが、かなりの力を入れて開催している。

今日6日オスロでの予選から15日のヴィケルスンのフライング個人戦までひたすら飛び続ける。
そのスケジュールは以下の通りだ。
※( )内はジャンプの本数

6日 オスロ HS134 個人予選(1)
7日 オスロ HS134 団体戦(2)
8日 オスロ HS134 個人戦(2)
 終了後バスにてリレハンメルまで移動(所要時間2時間)
9日 リレハンメル HS140 個人予選(1)
10日 リレハンメル HS140 個人戦(2)
 終了後列車にてトロンハイムまで移動(所要時間4時間半)
11日 トロンハイム HS140 個人予選(1)
12日 トロンハイム HS140 個人戦(2)
 終了後飛行機及び列車にてヴィケルスンまで移動(所要時間4時間半)
13日 ヴィケルスン HS240 個人予選(1)
14日 ヴィケルスン HS240 団体戦(2)
15日 ヴィケルスン HS240 個人戦(2)

以上、10日間、休みなく計16本。
これに、練習ラウンドが各日1~2本ずつあるので、これも含めると25本以上にもなる。

しかも競技が終ったらすぐ移動。
それでもトロンハイムへの到着時刻は深夜1時半、ヴィケルスンへの到着時刻は深夜1時。
かなりハードだ。

さすがにこれだけの移動を各チーム独自に行うのは難しいので、主催者が移動手段やホテルを準備している。
スキー板等の荷物についても、決められた場所に置いておけば運んでくれるようだ。
もっとも、ホテル代と交通費は各チーム持ちらしいが。

この「RAW AIR」トーナメントは、上記の予選と本選の計16本のジャンプの得点の総合計で争う。
ちなみに昨年の上位3人は以下の通りだ。

優勝 2461.5点 小林陵侑(土屋ホーム)
2位 2458.6点 クラフト(オーストリア)
3位 2351.6点 ヨハンソン(ノルウェー)

勝った陵侑と2位クラフトの差はたった2.9点!
最終戦のフライングヒルで飛距離換算すると2.5m以下。
残り1戦を残してクラフトが8.5点差でトップだったのを、最終戦で陵侑が逆転して優勝したのだ。
ジャンプ15本(オスロの団体戦の2本目がキャンセルされたため1本少ない)飛んだとは思えないほどのクロスした勝負だった。

今季はやはり総合トップのクラフトが優勝候補最右翼。
対抗馬はやはり総合2位のガイガー(ドイツ)。
だが、ここはぜひ、陵侑に期待したい。

さっそく今日の予選から勝負が始まる。
楽しみだ。


・・・などと書いてたら大変な事態に。
コロナウイルス感染拡大への対処として、最初のオスロ大会はすべて無観客試合となってしまった。
「聖地」ホルメンコーレンジャンプ台で行われる歴史ある大会なのだが、非常に残念だ。
クロスカントリーやノルディック複合のW杯も同時に行われるのだが、こちらも無観客試合となる。

今のところ、リレハンメル以降はまだ判断がなされてないが・・・
早く終息してくれることを願うのみだ。



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燃焼豚

小林選手に期待。ガンバ[パンチ][ほっとした顔][るんるん]
by 燃焼豚 (2020-03-08 16:36) 

enokorogusa

陵侑選手、悪くない出だしです。
期待しましょう。
by enokorogusa (2020-03-08 18:43) 

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