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スキージャンプW杯2019/20 個人第17戦 ザコパネ大会 1月26日 [スキージャンプ]

1月26日
ポーランド ザコパネ大会(HS140)
W杯個人第17戦 


優勝 295.7点 ストッフ(ポーランド)
2位 290.6点 クラフト(オーストリア)
3位 287.8点 クバツキ(ポーランド)
4位 286.5点 ライエ(ドイツ)
5位 282.4点 ガイガー(ドイツ)
6位 278.1点 リンヴィーク(ノルウェー)
7位 277.6点 小林陵侑(土屋ホーム)
8位 274.8点 ズィワ(ポーランド)
9位 272.7点 アッシェンヴァルト(オーストリア)
10位 271.3点 ペテル・プレフツ(スロベニア)

20位 254.7点 伊東大貴(雪印メグミルク)
21位 249.8点 佐藤慧一(雪印メグミルク)
22位 246.6点 佐藤幸椰(雪印メグミルク)
46位 232.3点 小林潤志郎(雪印メグミルク)

1本目5位だった陵侑は、2本目も距離を伸ばせず、7位に。
決して調子は悪くはないと思う。
次戦に期待したい。
伊東と慧一はできればもう少し上に。
幸椰はいいときと悪いときの差がちょっと大きいか。
なんとか上位に安定して顔を出したいところだ。


個人戦は全30戦のうち今日が16戦目、後半戦の開始だ(中止になった第3戦はそのまま第3戦としてカウントされ、その代替試合が第26戦として挿入されたため、最終戦は第31戦となる)。
昨日まで強かった追い風もかなり治まって安定しており悪くないコンディション。

1本目。
11番スタートのゾグラフスキー(ブルガリア)が今日もいいジャンプでトップに。
その後、24番スタートのアイゼンビヒラー、27番スタートのパシュケ、34番スタートのシュミット、と、ドイツ勢が首位に立っていく。
37番スタートのズィワが一時トップに立つも、すぐその後のライエがまたトップに。

ドイツ勢が非常にいい。
ポーランドの躍進を支えたホルンガッハーヘッドコーチが今季からドイツのヘッドコーチに就いている。
シーズン序盤はガイガー以外はあまり目立たなかったドイツ勢だが、ここにきて軒並み調子を上げている。

結局ライエを超えたのは、今最も勢いに乗っているクバツキのみ。
1本目終わっての順位は、クバツキ、ライエ、ストッフ、クラフト、陵侑、タンデ(ノルウェー)、ズィワ、アッシェンヴァルト、ペテル・プレフツ(スロベニア)、ガイガー。

2本目。
1本目28位だった慧一が昨日に続いていいジャンプを見せてトップに。
その後ハイベック(オーストリア)、コウデルカ(チェコ)、アイゼンビヒラー、シュミットとトップが替わる。
残り11人、まず、ジャンプ週間終了後やや調子を落としていたリンヴィークが久しぶりにいいジャンプで首位に。
次のガイガーは1本目10位と出遅れたが、2本目は大きく伸ばし、リンヴィークをかわしトップに。
その後のペテル・プレフツ、アッシェンヴァルト、ズィワは伸びない。
次のジャンパー、1本目6位のタンデはK点にも届かない。
どうやらこのあたりの選手は少し風の影響が悪かったか。
1本目5位の陵侑も距離を伸ばせず、飛び終わった時点で3位と、厳しい位置。

しかし次のクラフトが138mと大きなジャンプ、首位に立つ。
次のストッフが140mを飛び、珍しく大きなガッツポーズと叫び声。
飛型点も全員が19.5点と素晴らしいジャンプでトップに。
ライエは134m、この時点で首位はストッフ、2位クラフト、3位ライエ。
最後のジャンパーは29歳にして自身の選手生活最高の状態を迎えているクバツキ。
今日も彼が勝つのか、と思ったが、意外や意外、133mと最近見ないジャンプ。
着地点近辺で風が悪かったか、最後ストンと落ちた感じがした。

結局クバツキは何とか3位に止まり、連続表彰台を9に伸ばした。
クラフトは今季6度目の2位。
そして勝ったのはストッフ、今季2勝目、W杯通算35勝目。
いつもは落ち着いている彼だが、今回は大喜び。
何度も叫び、ガッツポーズを繰り返す。
それもそのはず、ここは彼の出身地。
今もザコパネに居を構え、地元のスキーチームに所属している。
ここでのW杯個人戦優勝は、3季振り5度目。


W杯総合得点ランキング

1位 931点 ガイガー
2位 883点 クラフト
3位 831点 小林陵侑
4位 824点 クバツキ
5位 585点 リンヴィーク
6位 574点 ストッフ
7位 467点 タンデ
8位 443点 アッシェンヴァルト
9位 421点 ペテル・プレフツ(スロベニア)
10位 410点 フォーファン

順位の変動はなかったが、首位ガイガーと4位クバツキの差がまた詰まった。
今のところ上位4人の争いだ。
残りは14戦。
次は札幌、大倉山だ。

実は札幌W杯での日本勢の優勝は意外と少ない。
直近では、2012年1月に伊東大貴が2連勝したのが最後だ。
その前は2005年2月の船木和喜(フィット(当時))まで遡る。
さらに1999年代に遡っても1999年1月に同じく船木和喜(デサント(当時))、1992年12月の東輝(日本空調サービス(当時))の2度しかない。
昨年実現しなかった陵侑の優勝を、見てみたい。
もちろん、他の日本勢の活躍にも注目だ。


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コメント 4

middrinn

小林陵侑選手帰国の記事をさっき読みましたが、師匠越えの抱負を語ってました(^^)
by middrinn (2020-01-29 21:13) 

enokorogusa

この1シーズン半で勝ちまくった印象がありますが、それでも通算勝利数では葛西選手や船木選手とほとんど変わりません。
極端なことを言うと、陵侑選手も今後必ず勝てるという保証はどこにもありません。
そう思うと、改めて葛西選手と船木選手のすごさを感じます。
でも、ここは是非師匠越えを期待したいですね!
by enokorogusa (2020-01-30 18:27) 

燃焼豚

新聞記事は結果だけ。テレビは無し。世知辛い×4。ただ、札幌大会についてはかなり時間をさいて取り上げられていました。
by 燃焼豚 (2020-02-01 18:47) 

enokorogusa

仕方ありません×4(^^;)
昨年は突然の陵侑選手の活躍でしたから、王者となって迎えた今季の方が、より事前の注目度は高いかも知れませんね。
by enokorogusa (2020-02-02 18:20) 

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