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スキージャンプW杯2019/20 団体第3戦 ザコパネ大会 1月25日 [スキージャンプ]

1月25日
ポーランド ザコパネ大会(HS140)
W杯団体第3戦

優勝 1182.2点 ドイツ(シュミット、アイゼンビヒラー、ライエ、ガイガー)
2位 1142.2点 ノルウェー(リンヴィーク、ヨハンソン、タンデ、フォーファン)
3位 1125.0点 スロベニア(ラニセク、ドメン・プレフツ、ザイツ、ペテル・プレフツ)
4位 1122.5点 日本(佐藤幸椰(雪印メグミルク)、佐藤慧一(雪印メグミルク)、
           小林潤志郎(雪印メグミルク)、小林陵侑(土屋ホーム))
5位 1118.6点 ポーランド(ズィワ、ヴォルネ、ストッフ、クバツキ)
6位 1114.9点 オーストリア(アッシェンヴァルト、ハイベック、フーバー、クラフト)


団体第1戦で6位、第2戦では3位ときていた日本。
この日は1人飛ぶ毎に4位→4位→5位→6位→3位→5位→5位→4位と推移。
何とか3位争いに加わるも、惜しくも表彰台に届かず。
計8本飛んでの2.5点差だから、本当に僅差だった。



今回の舞台はポーランドの南部、スロバキアとの国境を形成するタトラ山脈北麓の町ザコパネ。
熱狂的で有名なポーランドの観客が大勢駆けつけている。
今季の団体戦はこれで3戦目だが、うち2戦がポーランドで開催されている。

表彰台を争う力を持つと見られるのは、ネーションズカップの上位6チーム。
すなわち、オーストリア、ノルウェー、ポーランド、ドイツ、日本、スロベニアだ。

1本目。
風はかなり強い追い風
しかしほとんどの選手がウインドファクタープラス10~15点と、条件の差は大きくなさそうだ。

第1グループ終了時
142.4点 ノルウェー
135.6点 スロベニア
132.8点 オーストリア
131.7点 日本
124.1点 ドイツ
122.9点 ポーランド
107.5点 チェコ
104.9点 スイス
82.4点 ロシア

第2グループ終了時
285.1点 ノルウェー
264.9点 ドイツ
264.1点 オーストリア
259.0点 日本
252.6点 スロベニア
239.6点 ポーランド
220.2点 チェコ
212.6点 スイス
187.1点 ロシア

第3グループ終了時
419.4点 ノルウェー
416.6点 ドイツ
398.9点 オーストリア
398.6点 スロベニア
381.7点 日本
380.8点 ポーランド
339.2点 スイス
332.4点 チェコ
294.9点 ロシア

第4グループ終了時
561.7点 ドイツ
541.6点 ノルウェー
529.8点 スロベニア
528.4点 オーストリア
528.1点 ポーランド
520.6点 日本
467.1点 チェコ
457.4点 スイス
294.9点 ロシア

まず、第1、第2グループでノルウェーが先行。
しかし、第1グループで5位とやや出遅れたドイツが、第2グループ以降好ジャンプを揃え第3グループでトップに。
団体第1戦で優勝、第2戦で2位のオーストリアが今ひとつで、3位争いは混沌としていく。
スロベニア、ポーランド、日本を含めた4チームでの僅差の3位争いとなっていく。
その中、日本は1本目を終わって6位。
しかし、3位のスロベニアとの差は10点未満、残り4本でまだまだわからない。



2本目。
相変わらずの追い風だが、やや弱まりウインドファクターはプラスの5~10点。

第1グループ終了時
713.2点 ドイツ
702.4点 ノルウェー
681.5点 日本
681.5点 スロベニア
681.0点 オーストリア
679.4点 ポーランド
594.9点 チェコ
590.5点 スイス

この第1グループで飛んだ幸椰がヒルレコードを更新する147m!
慌てて?スタートゲートを2段下げる。
1位ドイツと2位ノルウェーとの差が10.8点と大きく詰まる。
さらに、3位争いは、日本とスロベニアが同点で3位、オーストリアが0.5点差、さらにポーランドが1.6点差と、全くわからなくなってきた。

第2グループ終了時
862.5点 ドイツ
849.0点 ノルウェー
834.8点 スロベニア
821.6点 オーストリア
820.3点 日本
795.5点 ポーランド
702.3点 チェコ
702.2点 スイス

第3グループ終了時
1021.7点 ドイツ
991.8点 ノルウェー
974.9点 スロベニア
962.8点 オーストリア
958.8点 日本
955.3点 ポーランド
823.1点 チェコ
826.4点 スイス

第2・3グループでドイツが少しずつリードを広げる。
ノルウェーは2位の位置を固めていく。
スロベニアが3位をキープ、オーストリア、日本、ポーランドは引き続き僅差の争い。

最終第4グループは、第3グループ終了時点の順位の低い方から飛んでいく。
3位争いで一番先に飛ぶのはポーランド。
アンカーは、もちろん絶好調クバツキ。
ここでコーチズリクエストでゲートが1段下げられる。
コーチズリクエストなのでヒルサイズの95%、この台では133m以上を飛ばなければ、ゲートファクターの加点はされない。
果たして、クバツキは139.5mとその条件をクリアするが、クバツキ自身は納得がいかない様子。
この時点で6位のポーランドが表彰台にあがるには少し足りないか。

次いで日本は陵侑の出番。
今度は競技運営責任者の判断でクバツキと同じゲートからスタート。
この場合はゲートファクターは必ず加点される。
ここで陵侑が143m!飛型点も高得点で、後続の選手にプレッシャーをかける。
もちろんポーランドより上の順位をキープ。

ここでゲートがさらに1段下げられる。
オーストリア、クラフトが飛ぶが、今日は彼らしくないジャンプ。
1本目よりはよかったが、132mと3位争いからは脱落。
この時点で3位日本、4位ポーランド。
オーストリアは5位まで落ちてしまう。

注目のスロベニア、アンカーはペテル・プレフツ。
132mとこれもまた伸びない。
日本の逆転はあるか?
しかし、2.5点差でスロベニアが上回り、この時点で実質3位表彰台を確定。

およそ30点差がついていた2位ノルウェーと1位ドイツとの差は結局40点差まで広がった。
ドイツはアイゼンビヒラー、ライエ、ガイガーが、それぞれのグループで全て3位以内のジャンプでノルウェーを突き放した。
ドイツは今季団体戦で4位、5位と苦しんできたが、ガイガーが総合トップ、アイゼンビヒラーの復帰&復調、ライエも最近好調で今回は見事な優勝。

ノルウェーは第1・2グループのリンヴィーク、ヨハンソンはよかったが、タンデ、フォーファンが伸びず、それでも2位を確保。
上位6チームの中では今季前半最も振わなかったスロベニアが3位に滑り込んだ。
日本は、2本目の幸椰と陵侑の大ジャンプがあったが、全体としては惜しい結果。
第2戦では優勝したポーランドは、第1・2グループで苦しんだのが響き5位、地元での表彰台を逃す。
第1戦優勝、第2戦2位のオーストリアは6位に沈んだ。
大失敗した選手はいなかったが、クラフトの不調が痛かった。



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燃焼豚

新聞記事は写真つきの概要と結果。テレビは結果だけ。扱いとしては微妙。
by 燃焼豚 (2020-02-01 18:41) 

enokorogusa

団体戦でも表彰台に上がるか上がらないかで扱いは違うでしょうね。
惜しかったです。
by enokorogusa (2020-02-02 18:17) 

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