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スキージャンプW杯2019/20 個人第14戦 ヴァル・ディ・フィエメ大会 1月12日 [スキージャンプ]

1月12日
イタリア ヴァル・ディ・フィエメ大会(HS104)
W杯個人第14戦 


優勝 285.2点 ガイガー(ドイツ)
2位 280.5点 クラフト(オーストリア)
3位 278.2点 クバツキ(ポーランド)
4位 277.3点 ストッフ(ポーランド)
4位 277.3点 ズィワ(ポーランド)
6位 270.7点 フォーファン(ノルウェー)
7位 266.0点 リンヴィーク(ノルウェー)
7位 266.0点 ペテル・プレフツ(スロベニア)
9位 263.8点 ラニセク(スロベニア)
10位 263.6点 佐藤幸椰(雪印メグミルク)

21位 254.1点 小林潤志郎(雪印メグミルク)
21位 254.1点 佐藤慧一(雪印メグミルク)
25位 250.7点 小林陵侑(土屋ホーム)
43位 111.0点 中村直幹(東海大学札幌スキークラブ)
45位 107.4点 伊東大貴(雪印メグミルク)

昨日に続いて陵侑が下位に沈んでしまった。
幸椰は6戦ぶりのトップ10フィニッシュ。
昨日から11位、10位となかなかいい感じ。
このジャンプ台が合っているかも。
潤志郎と慧一は同点でともに21位タイとまずまず。
中村は4戦連続で2本目に進めていない。
伊東は風の影響が悪かったか。直後に飛んだパイアー(スイス)とともに全く伸びなかった。

風の状況は昨日に続いて安定した追い風、悪くない。
そういえば、このジャンプ台のスタートゲートだが、選手の座る部分の部材が前後に10cmほどの奥行きしかない。
多くの台では「座面」と呼んでもいいくらい、選手が安定して座れるほどの奥行きがあるので、それと比べると何か心許ない(^^;)
選手も落ち着いて座れてなさそうに見える。
それに金属むき出しなのでとても冷たそうだ。
これも、他の台では木の板を貼るなどしている。


1本目。
33番スタートのコウデルカ(チェコ)が102.5mでトップに立つ。
W杯通算5勝、30歳のベテラン。
踏み切りの瞬間に舌をベロンと出すのが特徴だ。
今のチェコ勢の中では孤軍奮闘しているような状況だ。

チェコもかつては20歳の若き葛西紀明と争ったヤロスラフ・サカラや、2005/06シーズンのW杯総合優勝者ヤクブ・ヤンダなどの強豪がいたが、現在はなかなか強い選手が育っていない。
ヤロスラフの息子、23歳のフィリップ・サカラが昨季からW杯参戦しているが、まだ一度も2本目へ進めていない。
チェコは、世界に数える程しか無いフライングヒルがあるほどジャンプの人気があるだけに、ちょっと寂しい。
しかもそのフライングヒルも近年は使用できる状態ではないらしい。
それでも、そのフライングヒルを改修して使用できるようにする動きがあるようで、ぜひとも復活させてほしいものだ。

コウデルカを上回る選手が出ないままに、残り6人、すなわちW杯総合上位6人の登場だ。
まずはストッフ(ポーランド)が102mでようやくコウデルカを上回る。
次いでジャンプ週間で大活躍のリンヴィーク。
101.5mを飛ぶもののこの時点で9位と、もうひとつだ。
次はクバツキ、102.5mでストッフのすぐ下につける。
さらにクラフトが103.5mで首位に。
次いで期待の陵侑だが、他の上位選手が軒並み100mオーバーの中、95.5mと他の選手から大きく水をあけられてしまう。
そして最後はガイガー。W杯総合トップの証、イエロービブを初めて身につけジャンプ。
なんと107mの大飛躍、しかし着地でテレマークをしっかり入れることができず、クラフトにわずかに届かず2位で折り返す。

1本目終わっての順位はクラフト、ガイガー、ストッフ、クバツキ、コウデルカ、フォーファン、ダニエル・フーバー、ズィワ、ラニセク、アッシェンヴァルトとなっている。
陵侑の名前が無いのが寂しい。


2本目。
前日と同じく1本目26位だった陵侑。
この日も2本ともに振わず25位という結果になってしまった。

そしてトップは今日もめまぐるしく変わっていく。
ヘール(オーストリア)、ホーレ(ノルウェー)、ハイベック(オーストリア)、パシュケ(ドイツ)、ドメン・プレフツ(スロベニア)、ライエ(ドイツ)。
その後、1本目15位の幸椰、ペテル・プレフツ、リンヴィークと入れ替わる。

残り7人。
このところ上り調子のズィワが104mで一歩抜け出す。
続くフォーファン、コウデルカはこれを上回れない。
あと4人。
絶好調クバツキが101mで同胞ズィワをかわす。
続いてやはり同じポーランドのストッフが100mでズィワと同点。
しかしクバツキにはわずかに届かない。
この時点でポーランドの1-2-3だ。

昨日優勝のガイガー、103.5mと今日も見事なジャンプ、この時点で2位のクバツキに7.0点差をつけて首位。
最後のジャンパーはクラフト。
101m、悪くないジャンプだが、トップをキープできるか、本人も「ちょっと足りないかな~」という表情と仕草。
結局ガイガーが1本目2位からクラフトを逆転して2連勝、W杯通算4勝目。
2位クラフト、3位クバツキも昨日と全く同じ顔ぶれだ。


W杯総合得点ランキング

1位 819点 ガイガー
2位 699点 クラフト
3位 655点 小林陵侑
4位 564点 クバツキ
5位 505点 リンヴィーク
6位 435点 ストッフ
7位 397点 タンデ(ノルウェー)
8位 386点 アッシェンヴァルト(オーストリア)
9位 373点 ペテル・プレフツ
10位 325点 フォーファン

2連勝のガイガーが100点追加で2位との差をさらに広げた。
その2位はこの週末2試合で11点しか取れなかった陵侑に替わって160点追加したクラフトに。
4位以下は順位に変化は無いが、6戦連続表彰台のクバツキが着々と点数を増やしている。

次戦はティティゼー-ノイシュタット(ドイツ)でのラージヒル2連戦。
・・・なのだが、1月3日・4日に同地で行われる予定だったコンチネンタル杯が雪不足で中止になっている。
現地の関係者は、他所から雪を運んできて整えるから今度は大丈夫、と言っているようだが、どうだろう。
この10年ほどヨーロッパは慢性的な雪不足に悩んでいるからなぁ。



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燃焼豚

新聞記事は結果だけ。テレビもなし。世知辛い×3。だけど、まだこれからだと信じたいです。
by 燃焼豚 (2020-01-18 19:34) 

enokorogusa

仕方ありません×3(^^;)
でも今週末は期待大ですよ。
昨日行われた2回の練習ラウンドと予選、計3本飛んで全てトップです。
ジャンプ台の相性かもしれませんね。

by enokorogusa (2020-01-18 20:35) 

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