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懐かしマンガ 番外編 1990年代サンデー黄金期と『GS美神 極楽大作戦』 [コミック]

やばいな。

最近すっかり更新が止まってる。

理由はいろいろあるのだが(そのうちいくつかはまた記事にすることもあるだろう)、
先日も書いたとおり一番の理由はフランスで開催中の女子サッカーW杯だ。
予選リーグから全試合見ているので、なかなかまとまった時間がとれない。
生中継は、当然深夜から早朝にかけてなので、さすがに起きて見るわけにもいかない。
いつものとおり録画しておくわけだが、録画したからといって、総視聴時間がそうそう減るものでもない。
で、これもまたいつものとおり、倍速再生で時間を稼ぐ。
女子サッカーに加えて、週末ごとにF1やMotoGPやインディカーやルマン24時間などのモータースポーツもあるので週末から翌月・火曜はもうたいへん(^^;)

そんなわけでとりあえず思い出話でお茶を濁しておこう。


唐突だが『週刊少年サンデー』(以下『サンデー』)である。

これまでの記事でもわかるとおり自分は『サンデー』派だった。
が、「だった」というとおり、今は読んでいない。
自分で買って読むようになったのは中学生の頃。
その後一時期をのぞいて基本的には買い続け、今から9年ほど前に読むのをやめた。
(やめた理由は後述。以前にも書いたかな?)

読み始めた頃の『サンデー』は、『うる星やつら』『タッチ』が代表作の時期で黄金期とも呼ばれていた。
しかし、自分にとっては、その両作品が終わった後、1980年代後半から20世紀末にかけて、特に1990年代もまた黄金期というにふさわしい時期ではなかったかと思う。

その時期の主な漫画家とその作品を挙げていくと以下のようになる(漫画家年齢の高い方から)。

ゆうきまさみ 『機動警察パトレイバー』『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』
西森博之 『今日からオレは!!』
青山剛昌 『剣勇伝説YAIBA』『名探偵コナン』
河合克敏 『帯をギュッとね!』『モンキーターン』
藤田和日郎 『うしおととら』『からくりサーカス』
椎名高志 『GS美神極楽大作戦!!』
満田拓也 『健太やります!』『MAJOR』
久米田康治 『行け!南国アイスホッケー部』
村枝賢一 『俺たちのフィールド』
菊田洋之 『ガンバ!FlyHigh』
曽田正人 『め組の大吾』
・・・などなど。

もちろん両巨頭も、
あだち充 『H2』
高橋留美子 『らんま1/2』『犬夜叉』
といった人気作を連載していた。

ゆうきまさみこそ高橋留美子と同年代だが(高橋留美子のデビューが若かったせいもある)、その他は、10年とはいかないものの、一世代後の漫画家達だ。

河合克敏、満田拓也、村枝賢一など『サンデー』らしさを代表する正統派青春漫画家。
西森博之、藤田和日郎、久米田康治といった個性あふれる奇才たち。
今なお物語は継続中で、アニメも大人気の『名探偵コナン』を生んだ青山剛昌。

上に挙げなかった漫画家や作品も、総じて面白いものが多く、雑誌全体のレベルはとても高かったと思う。
そんな粒ぞろいの漫画家、作品の中でも、自分が好きだったのがコレ。

 椎名高志『GS(ゴーストスイーパー)美神 極楽大作戦』

椎名高志はこの作品を連載する前は、4コマギャグ漫画『Dr.椎名の教育的指導!!』や、月刊の『週刊少年サンデー増刊号』で『(有) 椎名百貨店』と題して読み切り短編を1年あまり毎月載せていた。
『Dr.椎名の教育的指導!!』ではその類まれなギャグセンスを、読み切り短編ではちょっと切ないハートウォーミングなストーリーや、それを1話でまとめきる高い構成力を披露していた。

そんな彼が満を持して始めた週刊連載が、『GS美神 極楽大作戦』だった。
『GS美神 極楽大作戦』は瞬く間に『サンデー』を代表する作品となっていった。



・・・・・
ところで、このブログを始めたときに「再開」と書いた。
1周年や2周年のときも「再開」と書いたと思う。
「再開」というからには、以前に書いていたブログがあるわけだ。
それがこれ。

 肩ひじ張らずに行こう

実は『GS美神 極楽大作戦』の感想を書いていたのだ。
諸事情により中断してもう10年近くになるが、一応公開したままにしてある。

この作品、最近チェックしているWEBサイト「サンデーうぇぶり」で1日1話ずつ無料公開されている。
サンデーコミックス全巻持っているのだが、ついつい見てしまうのだ。
やっぱり面白い。
連載も非常に長期にわたり、当時のサンデーコミックス最長記録だった『うる星やつら』の全34巻を抜いて39巻まで続いた。
ちなみにその後、『MAJOR』が全78巻と大幅に更新。
(自分が『サンデー』の購読をやめたのは『MAJOR』の連載が終わったから)
現在はさらに『名探偵コナン』が2019年4月時点で96巻(現在も継続中)となっている。

この作品では非常に多くの過去の作品(マンガ、映画、小説等多岐に渡る)のオマージュもしくはパロディが見られるが、残念ながら自分にはそれを理解できるほどの知識がないので、上記のブログでもその辺の話はほとんど無い(^^;)

そして、ひとことだけ付け加えておくと、自分は断然美神派だ。
一方で横島が好き、横島が活躍する話が好き、という方も非常に多いようだ。
その理由もわからんでもない。
確かに横島も非常に面白いキャラクターだ。

これは全くの想像に過ぎないが、おそらく年齢で大きくわかれるのではないだろうか。
この作品が始まったのは1991年。
自分はちょうど美神(20歳)と横島(高校生)の間の年齢だった。
美神は年上、横島は年下ということになる。

少なくとも連載開始時や初見時に横島と同じ高校生もしくは横島より年下の方にとっては、横島の方が身近に感じたのではないだろうか。

それに対し、遡っては『テニスボーイ』の岡崎涼子以来、年上女性に憧れるようになってしまった(^^;)自分には美神が魅力的にみえたのだろう。
たとえその美神が、少年漫画の主人公としてはどうかと思うアレな性格だったとしても(^^;)
いや、そうだからこそより魅力的なのか。
あれ?少年漫画で主人公が女性(しかも成人)であることって意外と珍しい?

ま、いいや。

『GS美神極楽大作戦』について詳しくは上記ブログで・・・って結局宣伝やったんかい!

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コメント 4

燃焼豚

金銭と時間の都合でGS美神はマンガもアニメも前半しか見てないと思います。ただ、ラジオドラマだけは全部きいたはず。確かに面白かった。今なら青年誌で復活できるんじゃないかな。
by 燃焼豚 (2019-06-27 07:03) 

middrinn

トイレに置いてるタイガーマスク編の梶原一騎(原作)&原田久仁信(作画)
『プロレススーパースター列伝』(小学館少年サンデーコミックス,1982)、
巻末の少年サンデーコミックス紹介のページを眺めながら、貴ブログが次回
取り上げる作品を予想していたのですが、ハズれるわけですね(^_^;) なお、
『じゃじゃ馬』は全巻持ってて、『MAJOR』と『ガンバ!FlyHigh』は連載を
読んでました^_^; 『GS美神 極楽大作戦』は見覚えあるけど未読m(__)m
by middrinn (2019-06-27 09:17) 

enokorogusa

さすが燃焼豚さんはラジオドラマまでカバーしてましたか。
自分は未聴です。
椎名高志は絵柄がまったく変わってしまいましたからね~。
ちょっと厳しいかも(^^;)
by enokorogusa (2019-06-27 19:23) 

enokorogusa

なるほど、middrinnさんはそのようなネタ本を(^^)
自分で買う前から、兄が買っていたのを見つけては読む、といった具合で一応読んではいました。
村上もとか『六三四の剣』などは大好きでした。
自分はもなみちゃんよりも嵐子が好きでした(^^)
あと、原作/きむらはじめ、画/里見桂の『なんか妖かい!?』も、ラブコメ風味があって楽しみでした。
middrinnさんのこのコメントのおかげで、その『プロレススーパースター列伝』の巻末紹介ページにおそらく載っているであろう作品で、当時全巻揃えたものがあったのを思い出しました\(^o^)/
いずれ記事にしたいと思います。
by enokorogusa (2019-06-27 19:38) 

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