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スキージャンプW杯2018/19 ビケルスン大会 3月16日 RAW AIR 第4ラウンド [スキージャンプ]

RAW AIR最終第4ラウンドは世界最大級のフライングヒル、ビケルスン。
16日に団体戦、17日に個人戦。

3月16日
ノルウェー ビケルスン大会(HS240)
W杯団体第6戦

優勝 1632.9点 スロベニア
2位 1606.3点 ドイツ
3位 1562.3点 オーストリア

5位 1530.1点 日本

フライングヒルの団体としては比較的接戦となった今大会。
フライングとなるとなぜか強いスロベニアが、W杯団体では久しぶりの優勝。
一方のフライングの雄、ノルウェーは6位と地元で残念な結果となった。

スロべニアはドメン・プレフツが大活躍、2本合計で全選手最高の460.0点をマーク。
兄のペテルもケガの後しばらく本調子でなかったが、ここ最近はかなり復調。
今季はもう終盤だが、来季は再び強さを取り戻して、小林陵侑のライバルとしてたちふさがるかもしれない。

日本は予選でいまひとつだった葛西と伊東を外した若手4人で挑戦。
中村はこの大会で初めて200mを記録、今後の経験としてほしい。

団体戦を行う一方で、RAW AIRシリーズの争いも注目だ。

この日の試合終了時点の上位3名は以下の通り()内はこの日の得点。

1位 2015.4点 クラフト(448.3点)
2位 2006.9点 小林陵侑(446.4点)
3位 1920.0点 ヨハンソン(391.1点)

前日の予選でトップとなってクラフトとの差をやや詰めた陵侑だったが、この日は惜しくも1.9点差及ばずほんの僅かだが点差が開いた。
241.5mを飛んだ1本目にテレマークがとれず飛型点が伸びなかったのが悔やまれる。
ジャッジ1人3点×3人だから、テレマークが入れば9点は上乗せできたはず。

ヒルサイズを超えてテレマークを、とは厳しい要求でもあるが、ライバルであるクラフトの強みはこのテレマークにある。
飛行曲線が低いクラフトは、どんな大きなジャンプでも必ずと言ってよいほど、テレマークをいれてくる。
またジャッジも人間だ。
「この選手の飛型はきれいだ」という先入観を無意識のうちに持ってしまうことだって無いとはいえない。

残り1戦、ジャンプは2本。
これまで13本のジャンプを飛んでクラフトと陵侑の差は8.5点差。
ジャンプ1本当たり1点差以下という、とんでもない超接近戦だ。
一方3位のヨハンソンはこの日の団体戦で不調、優勝争いは2人にしぼられたと言っていいだろう。

前述のようにテレマークのあるなしで9点も違いが出ることを考えると、単純に飛距離だけでなく着地もとても重要な意味を持ってくる。
いずれにしろ、最終の2本目ジャンプまで予断は許さない戦いになるだろう。
さて、陵侑が見事3代目RAW AIRチャンピオンとなれるか、楽しみだ。

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燃焼豚

新聞記事から珍しく渡辺選手の記事が先で小林選手が後だった。記事の量は同じはほぼ同じ。小林選手も頑張っているが渡辺選手も負けてはいないみたいです。
by 燃焼豚 (2019-03-31 16:19) 

enokorogusa

渡部暁斗選手も昨季はW杯総合優勝。
今季はノルウェーのリーベル選手が(まさに陵侑選手のように)強すぎて勝利をあげられなかったですが、それでも総合2位と頑張りました。
by enokorogusa (2019-04-01 17:24) 

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