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スキージャンプW杯2018/19 リレハンメル大会 3月12日 RAW AIR 第2ラウンド [スキージャンプ]

10日のオスロに続いて会場はリレハンメル。
1994年の冬季五輪の開催地だ。
「あの」原田雅彦(当時雪印)のまさかの失速ジャンプの地でもある。
ちょっと意地悪な言い方をしてみた(^^;)

3月12日
ノルウェー リレハンメル大会(HS140)
W杯個人第25戦(うち第6戦は中止)

優勝 285.7点 クラフト(オーストリア)
2位 273.3点 ヨハンソン(ノルウェー)
3位 261.7点 小林陵侑(土屋ホーム)

6位 小林潤志郎(雪印メグミルク)
27位 佐藤幸椰(雪印メグミルク)
36位 葛西紀明(土屋ホーム)
38位 伊東大貴(雪印メグミルク)
49位 中村直幹(東海大学)

前戦で総合優勝を決めた小林陵侑は1本目やや距離が伸びず6位だったが、2本目もまずまずのジャンプで3位に上がり、表彰台を確保した。
予選でトップだった兄、潤志郎が6位と、兄弟でトップ10入りを果たした。

優勝したクラフト(オーストリア)は、1本目、2本目ともに1位で完勝だった。
今週好調なヨハンソン(ノルウェー)が2位。
3位の陵侑と合わせて、「RAW AIR」シリーズでもこの3人が4位以下をやや引き離し、トップ3を占めた。

ちなみに「RAW AIR」とは、2季前から始まったもので、ノルウェー国内のジャンプ台を次々と転戦をして、その合計得点で争うシリーズだ。
その日程はかなり厳しい。

8日オスロ予選1本
9日オスロ団体1本(悪天候のため2本目はキャンセル)
10日オスロ個人2本
11日リレハンメル予選1本
12日リレハンメル個人2本
13日トロンハイム予選1本
14日トロンハイム個人2本
15日ビケルスン予選1本
16日ビケルスン団体2本
17日ビケルスン個人2本

上記のように、10日間休みなく、各地を転戦して15本のジャンプすべての合計得点で争われる。
本戦たけでなく予選も加算されるのだ。
体力的にも精神的にも非常にタフな戦いだ。
特に最後のビケルスンはフライングヒルなので、20~30点差でも簡単にひっくり返る可能性があり、最後まで息が抜けない。

ちなみにリレハンメルが終わった時点での上位は
1位 950.3点 ヨハンソン
2位 937.4点 クラフト
3位 921.4点 小林陵侑
となっている。
陵侑と4位のフォーファン(ノルウェー)との差は60点近い。

最後までわからないとはいえ、現時点で「RAW AIR」の優勝争いは上位3人が中心になっていくだろう。
この日のジャンプを見ていると、特にクラフトの調子がよさそうだ。
2季前「RAW AIR」初代チャンピオンのクラフトは、その経験も有利に働きそう。

だが、こんなチャンスは滅多にない。
陵侑には、取れるタイトルは取れるときに取ってほしい。
疲れもあるかもしれないが、総合優勝を決めたことでそのプレッシャーからは解放されたはず。
シーズン前半のようなジャンプを再び見せてほしい。


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燃焼豚

何か一気に記事が増えてますね。お元気になられたのですか。それなら嬉しいです。
by 燃焼豚 (2019-03-28 04:06) 

enokorogusa

ご心配おかけしました。
幸い体調も戻りつつあるのと、スキージャンプが大詰めで連戦の時期になったのが重なり、続けての更新となりました。
小林陵侑選手の快挙を記事に残しておかないと!という思いもありました。
スキージャンプが終了しましたので、また頻度は下がるかもしれませんが(^^;)
by enokorogusa (2019-03-28 17:03) 

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