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スキージャンプW杯2018/19 ヴァルディフィエメ大会 1月12日 [スキージャンプ]

今回はなかなか早く更新できたぞ(^^)

小林陵侑のグランドスラムという歴史的偉業で幕を閉じたジャンプ週間。
その興奮も冷めやらぬままにすぐに通常営業に戻るW杯。

グランドスラムの達成で他の凄い記録が霞んでしまったが、陵侑はジャンプ週間が終わった時点でW杯5連勝。
そして日本勢1シーズン最多記録をさらに更新する8勝目。
どこまでいくのか?

1月12日
イタリア ヴァルディフィエメ大会(HS135)
W杯個人第13戦

優勝 315.0点 小林陵侑(土屋ホーム)
2位 288.5点 クバツキ(ポーランド)
3位 282.9点 ストッフ(ポーランド)

16位 佐藤幸椰(雪印メグミルク)
21位 小林潤志郎(雪印メグミルク)
36位 伊東大貴(雪印メグミルク)
36位 中村直幹(東海大学)
44位 葛西紀明(土屋ホーム)
56位 栃本翔平(雪印メグミルク)

迎えたこの大会、金曜の予選で陵侑はまたもトップ通過。
日本勢では今大会から参戦した栃本だったが惜しくも予選落ち。

土曜日の本戦は少し強めの追い風が吹く難しいコンディション。
ウインドファクターも10~20点が付いている。
しかしなかなか大ジャンプが出ない。
ランキング上位陣になってもK点の120mを超えるのがやっとの状態。
とはいえ、最後に陵侑が控えているためだろう、レースディレクターもおいそれとゲートを上げることができない様子。

そして1本目最終ジャンパーの陵侑、ひとり別次元の大ジャンプ!
追い風がやや弱まったのもあるが、ちょうどヒルサイズの135m。
2位のクバツキでも122m、なんとその差13m、16.4点差をつけってぶっち切りのトップに立つ。

迎えた2本目。
ゲートを2段上げてスタート。
123m以上のジャンプが続き、残り15人ほどになると130m級のジャンプが出だす。
残り10人となったところでディレクターがゲートを1段下げる。

1本目7位だったライエ(ドイツ)がトップに立つ。
ジャンプ週間の後半からずっと調子がいい。
本来ならエースのヴェリンガー、ベテランのフライタークの調子が今一つ上がってこないドイツ。
しかしガイガーが今季初優勝、アイゼンビヒラーがジャンプ週間で大活躍、ライエもジャンプ週間総合3位と、今季中堅どころが活躍している。
やはりドイツは選手層が厚い。

次いで1本目5位だったストッフが133.5mを飛びライエを上回る。
昨季絶好調でW杯総合優勝など多くのタイトルを獲得したストッフ。
年齢も30歳を過ぎ、ジャンプ界ではもうベテラン。
今季のストッフは100%の力を使ってないように思える。
すでに多くの勝利とタイトルを勝ち取っているだけに、なにか余裕をもって試合に臨んでいるようだ。
彼にとって今季はちょっと「休む」シーズンなのかもしれない。

そのストッフを上回ったのは同じポーランドのクバツキ。
131.5mを記録してリーダーボードの前に。

そして、もはや指定席となった2本目最終ジャンパーとして陵侑が挑む。
ここでディレクターがゲートをさらに1段下げる。
この場合はコーチズリクエストと違い、下げた分の加点は必ず付く。
しかし、自分の番で下げられるのは気分としては微妙かもしれない。

だが、今の陵侑にはそんなことは杞憂だった。
それどころか、1本目より距離を伸ばしヒルレコードタイの136m。
ヒルレコードタイは今季3度目だ。

結局2位に26.5点の大差をつけて6連勝、今季9勝目。
もはや一頭地を抜けたかのようだ。
もちろん、これまでの日本勢で誰も経験したことがない強さ。
本人の緊張はともかく、周りのチームスタッフが落ち着いていることができるだろうかと、心配してしまう。

さて、最後にW杯総合ランクを。

1位 1056点 小林陵侑
2位  565点 ズィワ(ポーランド)
3位  564点 ストッフ

ついに1000点に到達、2位との差をさらにひろげた。

さて、今日の試合はどうなるか?
楽しみにしよう。

・・・前回記事で燃え尽きたので、今日は簡単に(^^;)

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コメント 4

middrinn

TVのニュースでも割く時間が増えてきたような(^^)
企業秘密のメンタル・トレーニングをしてるとか前に
読みましたけど、そのお蔭もあって、ゲートを「自分
の番で下げられ」ても、関係ないんですかね(^_^;)
by middrinn (2019-01-13 18:39) 

enokorogusa

よほど自分の力に確信が持てないと、「ゲートを下げられる」=「飛距離出ない(=気持ちよく飛べない)」という気持ちに打ち勝てないんじゃないかと、想像したり。
今夜はW杯新記録の7連勝に挑戦です。
by enokorogusa (2019-01-13 20:23) 

燃焼豚

TVの一般ニュースでは無かったですが、スポーツニュースは早めに取り上げら れ、新聞記事は経過のみでした。
by 燃焼豚 (2019-01-15 19:48) 

enokorogusa

陵侑選手が勝つことにマスコミや人々が「慣れて」しまうのもちょっと心配。
今、陵侑選手は日本勢がこれまで経験をしたことがないレベルの戦いに身をおいています。
勝負はまだまだ続いていきます。
当ブログはずっと追いかけますよ(^^)
by enokorogusa (2019-01-16 20:32) 

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