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もう一度読みたいマンガ その5『ドーベルマン刑事』※ネタバレ注意 [コミック]

「ソウルコミック」というほどではないが、家にジャンプコミックスが何冊かあったこの作品。

 『ドーベルマン刑事』(原作/武論尊 作画/平松伸二)
   連載『週刊少年ジャンプ』1975年39号~1979年48号

いつものごとく、ろくに調べもせずに自分の記憶だけで書いてみる。
違っていたらぜひコメントを(^^;)

この作品といえば、とにかく主人公の加納錠治が凶悪犯罪者に自慢の44マグナムをぶっ放して倒す(「逮捕」じゃない)、というイメージが強い。
基本、この作品にでてくる犯罪者は、やむを得ずとか、出来心でとかいうものではなくて、もう矯正不可能な悪人だ。
でないと、加納が銃をぶっ放すことに対し読者が肯定できない。
銃で撃たれて当たり前だ、と読者に思わせるような悪人でないといけない。

そんな悪人中の悪人に対して加納が叫ぶセリフに
「ド外道が~」「ド外道め~」
というのがあって、これがとても自分は好きなのだ。
この「ド外道」という言葉はこの作品のオリジナルなのだろうか。
だとしたら、原作の武論尊はいい仕事をしたと思う(^^;)

とにかく「このド外道が~!」などと叫びながらマグナムをぶっ放して、凶悪犯罪者をぶっ倒すシーンに、何度カタルシスを感じたことか。
とにかく勧善懲悪の気持ちよさを見事に描いていたと思う。
ちょっと違うかもしれないが、時代劇のお決まりのシーンを見るのと同じ感覚かもしれない。

とか書いておきながら、結構人情話的なエピソードもそこそこあったような気がする。

他の登場人物といえば、名前忘れてしまったけど加納の上司のメガネの人。
白井さんだっけ?
常に冷静で、あの加納が全幅の信頼を寄せており、おとなしそうな外見とは裏腹に加納を制することができる胆力を持つ。
途中で大阪からやってきた下駄ばき刑事こと宮武。
交通課?だが加納に憧れる婦警、こちらも名前は忘れてしまった。
イメージ的にはなぜか欽ドン!の普通のOL松居直美に似たイメージがある。
そして、女刑事(だったかな?)の三森(下の名前は忘れた)。

確かラストは、加納と三森の結婚式。
ところが、加納は過激派の罠にはまってしまい、乗ったタクシー内で銃撃を受けてしまう。
何とか式場まで辿り着いたものの、加納の命は・・・

家に全巻あったわけではないので、記憶もちょっと少なめ。
でも、子供心にインパクトが大きかったこの作品。
全巻通しで読んだことは無いので、厳密には「もう一度」ではないのだが、久しぶりに読んでみたいマンガの一つだ。

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コメント 4

middrinn

加納錠治は憶えてますが、他の登場人物は・・・
そもそも登場してたことすら記憶なしです(-ω-、)
『ワイルド7』とコンセプトが似てましたね^_^;
最近、平松伸二が『そしてボクは外道マンになる』
という自伝みたいな漫画を書いてますが、小生は
『リッキー台風』の方を手に入れたいです(^_^;)
by middrinn (2018-10-25 21:06) 

enokorogusa

『リッキー台風』懐かしい!
当時は『キン肉マン』もプロレス志向だったように思います。
サンデーの『プロレススーパースター列伝』といい、プロレスが少年の間で人気のある時代でしたか。
平松伸二の『~外道マン~』は『ドーベルマン刑事』だけでなく、『ブラック・エンジェルズ』を描いたことも意識してのタイトルでしょうかね?
明日はちょっと『ハレ婚。』探しにいこうかと思ってます(笑)
by enokorogusa (2018-10-26 18:00) 

燃焼豚

加納が毎回、犯人を射殺しているので、普通に犯人を逮捕して手錠を掛ける回があるとそっちの話がむしろ学校では話題になった。前にもコメントしたが最終回で死んだはずなのに新シリーズでは普通に生きています。まあ、加納だから生きていても不思議ではないだろう。
by 燃焼豚 (2018-10-28 12:40) 

enokorogusa

「普通に犯人を逮捕して手錠を掛ける回」ほとんど記憶にありません(笑)
新シリーズ読んでみたいです。
加納ですからね。アリでしょう(^^;)
by enokorogusa (2018-10-28 17:58) 

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