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ダーティペア第21話『うっそー!消えた463人?』B あらすじと感想 [ダーティペア]

犯人からの脅迫状通信。
要求は、463人×1万クレジット=463万クレジットをキャッシュで24時間以内。
身代金はASW社で用意できるとエディ。
だが犯人の本当の狙いは違うかもしれないと。

「乗客の中で特に狙われた人物がいたかもね」
二人はそちらの線から調べることに。
エディは「頼む」と言い残し再び一人部屋を出ていく。
「すごい意気込み。やっぱ父親」
「違うわねあれは」
「仕事だから?」
「うん」

乗員乗客のデータを調べる二人。
「それらしいのはいないの?政府の高官とか大会社の社長とか」
「どうして政府の高官や社長でなきゃなんないのさ」
「だって、狙われるとすれば、やっぱりさ」
「じゃあ何?車のセールマンやスーパーのおやじは狙われちゃいけないっつーの?」
「そうじゃないけど、常識的判断では」
「この事件は常識的な事件じゃないよ」
「そ、それはそうだけど・・・」
「意外な人物が狙われてるかもしれないってこと」
う~ん、このやりとりは逆じゃないかなあ。
この間、推理はユリがずっとイニシアチブを取っている。
最後のセリフはユリが言う方が整合性が取れると思うんだけど。

乗員を調べていたユリ。
機長のクロッカーと副操縦士のスタブロスは超エリートらしい。
密輸の犯人逮捕に協力して表彰されたこともあるようだ。
「それだ!彼らを恨んでるやつの犯行かも」
「ありえる!怨恨説」
ケイの発案にすぐ同調するユリっていうのもちょっと。
ユリは最初からアーサーが何か関係してると思っていたはず。

結局その線で捜査を進めることに。
ケイはパイロットが集まるという店に向かう。
一方、ユリはアーサー宅へ。
アーサーは「遊び相手に」と二人がよこしたムギと無邪気に遊んでいた。
アーサーの部屋にはコンピュータがびっしり。
自らも自慢げにしている。
しかしそれを見つめるユリの目はどこか悲しそう。

町へ繰り出したケイ。
目当ての店へ入ろうとするが、そこの駐車場で、例の荒っぽい運転の宇宙船と同じナンバーがレタリングされたエアカーを見つける。
店内でケイは、同じ乗員のことを聞いたという美人を見つける。
なんと、彼女のキーホルダーに同じナンバーが。

店を出た彼女を尾行するケイ。
ところが、逆に撒かれたうえ、彼女に後ろを取られて自分の銃を抜かれて突きつけられる。
・・・んだけど、
チョット!いくらなんでも犯罪トラコンがそんな大失態はしないよ!
彼女が優秀な捜査官であることを見せておきたいんだろうけど、さすがにこのシーンはないでしょ。
まだケイだからいいものの(いや、よくはないけど)、これがユリだったら日本中のユリファンを敵に回すよ!

彼女の名前はシャノン・ロス。
すぐにケイはピンとくる。

二人とロス夫妻、4人がエディのオフィスへ。
どうやらエディもシャノンが来ることを知らなかったらしい。
方や、シャノンも、エディから今回のことを知らされなくてご立腹だ。
エディも「自分の管轄内だから君には関係ない」と開き直り状態。
二人の言い争いはそのうち家庭の問題へとかわり平行線をたどるばかり。
結局シャノンは自分のやり方でいくと、部屋を出て行こうとする。
自分たちの子供をそっちのけにした、冷たい夫婦関係をそのまま仕事に持ち込む二人の態度にさすがのユリも一言言わずにはいられなかった。
「アーサーに会わないんですか?会いたがってますよ」
しかしシャノンはメロディを取り戻す方が先だと言い残し出ていく。

エディも、ケイに、パイロット調査の結果を確認するとそのまま外へ。
「クールな夫婦だ。冷え切ってる」
「アーサーの気持ちもわかるわね」
「アーサーの?」
「そう、もう一度行ってみましょ」

「アーサーが何か隠してるっていうの?」
「隠してるっていうか、正確に言うと今度の事件に何か関係があるんじゃないかと思うのよ」
「アンタまさかアーサーが犯人とでも言うんじゃないでしょうね」
「そこまでは考えてないけど、でも何か変よ、あの子」
ユリはやはり以前から抱いている疑問が頭から離れないようだ。
「463人を消す方法だけど、あたし、ひとつだけ考えついたの」
「その方法、恐らくアーサーならできるのよ」
おお、頭脳戦担当ユリ。
やっぱりこういうのはユリの役目だよね。

ちょうど家を出てどこかへ行こうとするアーサーを見つけ呼び止めるユリ。
いっしょに遊ぼうと誘う二人に対し、どこかよそよそしげなアーサー。
そこへ突然、高級エアカーが3人に向かって突っ込んでくる!
ユリは咄嗟にアーサーを抱き寄せ横っ飛びでエアカーを避ける。
ケイは道の反対側だ。
通り過ぎたエアカーは反転すると、今度は明らかにユリとアーサーの方へ向かってくる。

今度もなんとか避けたユリとアーサー。
ケイはエアカーに反撃を試みるが逃げられてしまう。
「なにもんだ?あれは!」
「いったい誰が狙われたの?」
「さあね、アンタかあたしか、さもなきゃ・・・」
「まさか?」
狙われたのはアーサー?

二人は安全な場所として選んだのか、アーサーを連れてエディのオフィスへ。
うかない顔のアーサー。
「何か話してくれないの?」
「アーサー、お願いだから正直に話して。さっきのできごとはギャングごっことは違うのよ」
しかしアーサーは俯いたまま。

そこへ再び脅迫状が!
何と身代金が10倍に!
すると突然アーサーが叫び出す!
「嘘だ!そんなの偽物に決まってるよ!」
二人も急な展開に驚く。
しかしアーサーは偽物だと主張を続ける・・・


というわけで終了~、じゃなかった。後編があるんだった。
画面に見慣れない「つづく」の文字。

というわけで「前編」の終了~。

前編は事件そのものよりも、伏線となるロス家の家庭問題と、何か知っていそうなアーサーについての描写が中心、という感じ。
アクションシーンもほぼ無し。
見ている側としてはちょっともどかしいかな?
いつものテンポよく進む話とはちょっと雰囲気が違う。

で、作監はつるやまおさむ。
初めのころからすでに上手く描いてたけど、さらに上手く描いてる感じ。
土器手司とは微妙に違うところもあるんだけど、非常に安定しているし何と言ってもユリが綺麗。
マルです。


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燃焼豚

全体的に見て地味ですがゲストキャラは3人に押さえて、ケイとユリがしっかりと隠された謎をおっていく。オーソドックスですがしっかりと話になっています。いつもならケイが先陣を切って一暴れして終わりと言う展開なく、ユリの冷静な推理が真実に近付き、物語が一気に動き出しはじめて終わりという実に骨太な流れがいいですね。
by 燃焼豚 (2018-10-06 15:39) 

enokorogusa

前後編ならではの、丁寧な話作りに見えますね。
このエピソードをTVシリーズの終盤に持ってきたのは正解だと思います。
これまでのいい意味でのドタバタ劇があるからこそ、落ちついた二人の捜査振りがかえってかっこよさに通じているような気がします。
by enokorogusa (2018-10-07 19:09) 

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