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ダーティペア第21話『うっそー!消えた463人?』A あらすじと感想 [ダーティペア]

惑星デュークのスペースポートに到着したASW社のバベル807便。
ところが全く応答がない。
係員が船内を調べると、本来なら乗客463人が乗っているはずが、全くの無人!
客席には人形が落ちていた・・・。

二人のマンション。
珍しく休暇が取れたのかワイワイキャイキャイと行き先を決める。
ところがそこへいつものようにグーリーからの連絡が。
「休暇は明後日からだろ」との正論にがっかりの二人。
せめてもの救いは休暇の行き先オーシャンリブが仕事先の惑星デュークに近いことだった。

デュークのASW社ビルに到着した二人。
あれ?ビルの名前はSWAになってるよ?まあいいや。
今回はグーリー自身も出張ってきている。
1日で無理よ、と愚痴るケイに、ASWの事故調査官と共同で調査してもらうと。
「若い男ならいいけど」
と調子いいことを言うユリ。

調査官のオフィスに入る3人。
ところがそこにいたのは年端もいかぬ少年?
驚いた3人だったが、すぐに隣の部屋から本来の人物が入ってくる。
アーサーと呼ばれた少年は、この部屋の主、エディ・ロスの息子だった。
アーサーは「メロディが心配で」と父親に訴えかけるが、ここは子供の来るとこじゃないと厳しく言われ、トボトボと部屋を後にする。

グーリーが二人をエディに紹介。
あれ?「ユリとケイ」って、ユリの名を先に言ってる。
珍しい。

二人はグーリーとともに、エディから今回の事件について説明を受ける。
807便は惑星マーシャルとデュークを週一度往復する定期便。
今回も、マーシャルからやってきて、デュークのワープターミナルにワープアウトするまでは問題がなかった。
つまり、その後デュークのスペースポートへ着陸するまでの2000km、時間にして1時間51分の間に何かが起こったことになる。
その間交信は磁気嵐のため不可能だったという。

ユリが最初から無人だったのでは?という究極の疑問を呈するが、ワープターミナルでの質量確認がほぼ満席との記録を残している。
「それに・・・」とエディが見せたのは、乗客の遺留品の人形。
「どうして乗客のものだと?」
この人形は自分の娘のメロディのものだからだ、とエディ。

807便が収められている倉庫へ移動するエディと二人。
「どうして娘さんは一人で807便に?」
ユリが疑問点を次々と挙げてゆく。
だが、それはプライベートなことだと聞く耳をもたないエディ。

「でも変ね。あの人形だけが残ってたなんて」
「うん。ほかの乗客だって手荷物ぐらいはあったはずよね」
「何かあるわね、あの人形には」
少ない情報から自分たちなりに推論をたてていく二人。

あまり協力的にはみえない態度のエディにこれ以上くらいついても無駄かと思ったのか、二人は別行動を提案する。
「あたしたちはこれから807便と同じコースを飛んでみます」
「何か手懸りが掴めるかもしれない。報告は4時間後に」

「クールね。娘が行方不明だってのに」
「仕事中毒!どっかの国の人みたい」
「こっちは遊びたくてうずうずしてるのにさ」
「ほんと、真っ黒に焼きたいなあ」
「?」
倉庫の隅で807便を寂しげに見つめるアーサーの姿が。
ユリが声をかけるが、アーサーは逃げ出してしまう。
「何もしないわよ」と追いかける二人。
アーサーが作業車の前に飛び出してしまい、驚いた作業車が積み上げられたドラム缶に激突。
咄嗟にユリがアーサーを救い出す。
ちなみにケイは油まみれ。
それをキャットウォーク?から見下ろすサングラスの男。

二人はアーサーの自宅へ。
そこでユリはアーサーがメロディの兄であること、両親は別居していて、メロディは母親とマーシャルに住んでいることを聞く。
「夫婦は別居で、兄妹は離れ離れか・・・それでメロディはあなたに会いに807便で?」
どうしても会いたかった兄妹は、両親に内緒でメロディがデュークへ来ることにしたと。
アーサーの境遇に同情を感じつつも、アーサーが何か知っているのではと思うユリ。
「ねえアーサー、さっきはどうして逃げたりしたの?」
やさしく問いかける。
パパに知られると叱られるから、とアーサー。
「それだけ?アーサー、何か隠してることない?」
だが、アーサーはムキになって否定する。

ここでケイがシャワーからあがって部屋へ。
バスタオル1枚巻いただけの刺激的な姿で入ってくるケイを咎めるユリ。
・・・でも、ユリもいつものコスチュームなんだからあんま変わんないよね(笑)

二人はラブリーエンジェルに乗って調査開始。
残念。ケイが操縦だ。
そこへ衝突寸前でかわしていく荒っぽい操縦の宇宙船が。
「あったま来た。とっ捕まえてやる!」
「無理ね。ただの無謀運転じゃなさそ。あの方向転換、減速しないて一発よ」
ケイが罵声を浴びせるも、ユリは冷静に判断。

結局飛行してみたが収穫なし。
二人はエディのオフィスへ。
エディは誘拐の可能性を口にする。
「でも誘拐なら、犯人から何らかの脅迫があるはずよ」
(やっぱり初めから誰も乗っていなかったのかな?)
ユリは最初に抱いた疑問がまた頭をよぎる。

そこへどこからか通信が入る。
何と犯人からの脅迫状だ!
「それじゃやっぱり」
「誘拐・・・」


ここでアイキャッチ、CM。

いや~、久しぶりのダーティペアのレビュー。
この間、『こち亀』200巻全巻読んでたり、いろいろあちこちに興味があったりで、ちょっと止まってしまってた。
いつもコメントいただく燃焼豚さんから小説の新刊が出るというニュースを聞いて、あ、ダーティペアやんなきゃ、と。

さて今回はTVシリーズ唯一の前後編。
宇宙船の乗客乗員全員が消えてしまうという事件。
犯罪担当トラコンとしてのラブリーエンジェルにとってはまさにここが出番。
なんだけど、こういう王道的な事件捜査は、よろずや的なTVシリーズでは今回が実は初めて?
第2話がそれに近いか?
いずれにしろ、アクションは少なく謎解きがメインの前編Aパート。
ちなみに謎解きはユリの得意とするところ。
今回もユリが謎解きのイニシアチブをとってる。
ていうか、ケイがあんまり活躍していない・・・
こうして改めて見直していると、意外とユリの活躍シーンって多かったんだなと思う。



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燃焼豚

今回ははじめてのトラコン回("⌒∇⌒")。本当ならトラコンの仕事はこういう事件なんですが。謎解きとはいえやはりいいたところはユリのアーサーに接する態度がとても優しいです。TV版ならでの本当に悲痛な相手には限りない優しさを見せるユリが最高。あと色気を使いますがケイももちろんいい。
by 燃焼豚 (2018-10-06 12:51) 

enokorogusa

逆に言うと、ここまで本格的犯罪捜査エピソードなしでも面白かったといのもある意味たいしたことなのかもしれません。、
本格的な犯罪捜査をするには、30分番組では長さが足りず、週1本のペースではレベルの維持が難しい。
そのように判断し、WWWAをよろずや的組織として設定したのはあながち間違いではなかったのかも。
あとは、土器手司のキャラデザと、頓宮恭子、島津冴子の演技が素晴らしく、二人が生き生きと描かれていたのがよかったのでしょう。
もちろん、各エピソードもそれなりのデキだったのもあるかと。

いつぞやの王子と違って、純粋なアーサー。
母性本能をくすぐられるのか、とても優しいですよね。
なかなか見られないかも?
by enokorogusa (2018-10-06 20:33) 

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