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「こちら葛飾区亀有公園前派出所」45巻 第7話「固い絆!?」 [コミック]

さて、こんどは「こちら葛飾区亀有公園前派出所(秋本治・作)」、通称「こち亀」だ。
この作品も、最初から読むのは初めてになる。
また、中盤以降両津がやたらもてだしてからもほとんど読んでないので、最後まで読むのも初めてだ。
はたして200巻まで読めるだろうか?

20巻まででは、まだ覚えているエピソードは出てこない。
30巻くらいからようやく、読んでて、「ああ、あった、あった」と思い出す話が出てくる。

11巻で麗子が初登場。
これまで女っ気がまったくなかったこの作品のヒロインとして満を持して登場。
扉絵がこれまでの主な登場キャラ勢揃いで特別感があることからも、期待感がわかる。
でも最初は結構非常識なキャラだったのね。
いきなりミニパトで派出所内へ突入、直後に今度は派出所からいきなり外へ飛び出し、他車と衝突。
さらにその衝突相手を逮捕するという非常識さ。
両津に咎められるくらい。
両津のことを「両ちゃん」と呼ぶのはいつからかと思ったら、最初だけ「両津さん」と呼んだ以外は次からすぐに「両ちゃん」になっていた。

また、麗子といえば、両津もたじたじになるほどの気の強さが大きな特徴で、両津相手に一歩も引かず大ゲンカするほどだ。
両津にぶつけるため専用のまくらを大量につくってきて、その理由が「フライパンじゃかわいそうだから」。

自分の記憶では、両津のことを決して毛嫌いすることなく、どちらかというと手のかかる子供のように扱ったり、憎からず思っているようなシーンもあったりと、両津に好意的なキャラクターだと思っていた。
これについては、登場後まもなく、そのような描写も多かったので、あんまり変わってないようだ。
両津と二人で朝から海へでかけたりしている。
(こういうのを世間では普通「デート」という)
そのときに、
「(嫁に)いきそびれたら両ちゃんのところへいこうかしら」
などと意味深なセリフがあったりする。

そんな麗子と両津のエピソードで、自分が覚えてる限りの中で一番好きなのが、記事タイトルに挙げたエピソードだ。
45巻まで来てようやくたどり着いた(笑)
新型の手錠で両津が遊んでいて麗子に手錠をかけたところでカギがなくなってしまい、二人が手錠でつながったままになってしまう話だ。
実はこの話が読みたくて「こち亀」を再読し始めたのだ。

男女が手錠などでつながりっぱなしになるというのは、ラブコメでよくあるパターンかな?
自分が最初にこのパターンを見たのは、1980年頃に週刊ジャンプで連載されていた「Go☆シュート(みやたけし作)」だったと思う。
このマンガは、ストーリーなどまったく覚えてないのだが、主人公とヒロインがつながれたまま息を合わせて走っているシーンがあったはず。
「こち亀」からまさかの「Go☆シュート」(笑)

今思うと、過去記事で紹介した「テニスボーイ」とともに、この「Go☆シュート」のシーンは自分のラブコメ好きを呼び覚ましたと思う。
当時読んで何かキュンと感じたのを覚えている。
あー、四十半ばのオッサンがキモイ、などと思ってはいけない。
キュンとしたのはあくまで年端もいかない少年であって、今はその思い出話をしているだけだ。

そんなところで出くわした今回のエピソード。
麗子好き、麗子×両津好きの自分にとってはたまらない話。
手錠で繋がれているのを見られるくらいなら腕を組んでた方がいいと麗子。
麗子がトイレや着替えたりするたびに、両津を殴って気を失わせるのが麗子らしくて面白い。

「こち亀」は麗子の登場以降、たまにラブコメ成分が見受けられることがあったが、今回の話はラブコメ成分高め。
自分としては、両津が結婚するなら相手は麗子であってほしいが、実際に結婚してしまったら、もはや「こち亀」は続けられない、終了するしかないとも思い、いらぬ心配をしていた。
主人公が結婚したら終わりだと思ったのは他には「美味しんぼ」だな(笑)
こちらは期待に反して?続いているけれど。

もうすぐ50巻。
無事読み進められたらまた記事にするかも。

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コメント 4

燃焼豚

記事を読んでこち亀の麗子が登場したのはそんなに後だっけかと思ったがまあ、最初からは出ていませんでしたね。最初は煙草屋の高校生の娘がヒロインみたいだったが、あまりストーリーに絡んでこなく、そこで両さんに負けないインパクトのある婦警ということで麗子が登場したというのがなんかで読んだ。久しぶりに読み切りがあったので読んだか相変わらず面白い。ストック10本の都市伝説は本当に笑えた。
by 燃焼豚 (2018-07-21 06:45) 

enokorogusa

>燃焼豚さん

タバコ屋の娘は洋子だったですかね。
きれいで真面目な娘だったかと思います。

連載終了後に読み切りがあったんですね。知りませんでした。
いつか読み切りを集めて単行本にしてくれるといいなと思います。

by enokorogusa (2018-07-21 13:14) 

燃焼豚

読み切りは最近のジャンプ32~34号のどれかだと思います。漫画喫茶で読んだので漫画喫茶あたりならまだ読めると思います。こち亀ならありそうな都市伝説が笑えます。
by 燃焼豚 (2018-07-22 20:33) 

enokorogusa

>燃焼豚さん

読み切りはつい最近なんですね。
ということは、作者の頭の中にはまだストックがあって、それを作品にする意思もまだある、ということでしょうか。
ならば、なおのこと読み切り集めて単行本化を希望ですね。
もちろん、最終回は麗子と両津の結婚で(^^;)


by enokorogusa (2018-07-23 20:30) 

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