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ジャンプ週間開幕! 2017年12月30日のW杯感想 男子ジャンプ [スキージャンプ]

年末年始恒例の4hills-tournament、いわゆるジャンプ週間が、今季もドイツのオーベルシュトドルフで開幕した。
まずドイツで2試合、その後オーストリアで2試合の、計4試合が行われる。
今はW杯の一環に組み込まれているが、その歴史はW杯よりも古い。
いずれもジャンプ強国であるドイツとオーストリアの対抗戦だった。

その名残が現在も残っていて、1本目のジャンプが25組に分かれた1対1の対抗戦で、勝った選手が2本目に進める、というノックアウト方式が採用されている。
それだけだと、通常の試合の2本目の人数である30人に足りないのと、運悪く相手の結果が良すぎて負けてしまった選手を救済する意味で、負けた選手の中から上位5人が2本目に進めることになっている。
これらの選手のことをラッキールーザーと呼ぶ。
ちなみに、1本目の対戦は、事前に行なわれた予選の結果できまる。
予選1位対50位、2位対49位・・・25位対26位という感じだ。

また、通常のW杯ポイントとは別に、ジャンプ週間の総合優勝も争われ、その優勝者は、W杯の総合優勝やオリンピックの優勝と同等の価値があると言われている。
この総合優勝の決め方も独特で、4試合、計8本のジャンプの合計得点で争われる。
なので、3勝しても残りの1試合がダメダメだと優勝できなかったりする。
優勝するためには、8本のジャンプ全てで高得点を出す必要がある。
4試合全て違うジャンプ台を使用するので、適応力も求められる。

さて、昨日行なわれた第1戦だが、日本勢では、小林兄弟が奮闘した。
兄の潤志郎が1本目の11位から2本目で順位を上げて6位でフィニッシュ。
今季の日本チームの中ではいちばん好調だ。
W杯初戦で初優勝後も上位をキープしてきているが、初めのうちはまだまだ自分が上位にいることにちょっと落ち着かないような雰囲気だったのが、ようやく落ち着いてきているように見える。
上位で当たり前だと自信がついて来れば、今後の試合も期待ができる。
ジャンプ週間の総合争いもまだ可能だ。

弟の陵侑は、1本目で8位につけたが、2本目は伸ばせず12位。
なんとか2本揃えたいところ。
竹内択が21位。
残念だったのが葛西紀明。
2本目に進むことができなかった。
見たところ風の状況がかなり悪かったように思えた。
次戦は気持ちを切り替えて臨んでほしい。
2本目に進む力はあるはずだ。

優勝はカミル・ストッフ、2位は今季絶好調のリヒャルト・フライターク、3位はダビド・クバツキ。

次戦はガルミッシュ・パルテンキルヘン。
今日予選で明日が決勝だ。


というわけで、2017年の記事更新もこれが最後となるだろう。
冬になるとどうしてもジャンプの記事が多くなるので、なかなか他の記事が書けなくなるなあ。

みなさま、よいお年をお迎えください。


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