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ダーティペア第8話『やるっきゃあない! 恋は女の起爆剤!!』B あらすじと感想 [ダーティペア]

サイレンの音に姿を隠すケイ。
どうやら別の脱走者がいたらしく、二人はまだ見つかってはいないようだ。
が、ケイの目の前に銃剣が・・・と思ったら警備員に変装したユリだった。
ケイはユリに作戦を説明する。
一分後に爆弾が爆発するようしかけてその爆発のどさくさで、ケイは脱出用の宇宙船の確保、ユリは技術者の誘導を。
「最初のドカンから10分が限界だよ。それ以上かかったら、例えあんただろうと置いていくからね。いいかい?」
「わかったわ」

そして作戦決行。
ケイの仕掛けた爆弾が爆発する。
と同時にケイとユリも行動開始。
ユリは技術者の居住区へ。
「WWWAからみなさんを救いにきました!今すぐ逃げて!」
「この中にビリーはいる?」

研究所の各所で爆発が起こる。
ユリが誘導したとみられる技術者たちはケイのもとへ。
ケイの援護の中、銃弾の飛び交う中宇宙船まで走る技術者たち。

一方ユリはまだビリーを探していた。

変装を解いて探し回るユリ。
その目前で一人の技術者が2人の警備員に乱暴されたのか倒れている。
ユリはビリーの名前を叫びながら2人の警備員をあっという間にキックでノックアウト。
おお、かっこいいよユリ。
ロングヘアーが揺れる分、ユリのアクションは見栄えがする。

助けた技術者はかなりのイケメン。思わず赤面するユリ。
だが、ビリーではなかった。
「違う、こんな美形になるわけない」
技術者は足をケガしているらしく、肩を貸すユリ。

宇宙船のコクピットではケイが発進のオートタイマーを設定。
ケイは再び船外へ出て監視塔へロケット弾を撃ち込む。
これ以上逃げられてはまずいと、敵は建物出入り口のシャッターを閉める。
技術者に肩を貸しているユリの目の前で閉まるシャッター。
「ビリーに会えるまで絶対にあきらめないわ。どこにいるのよ」
ただ、敵は技術者を殺したくないため投降を迫る。

宇宙船ではケイが技術者の人数を確認、あと2人がまだいない。
「ユリのアホ何やってんだ?ビリーはもう乗ったのかなぁ?」
ケイは船内の技術者に聞く」
「ねえ、ビリーはいるの?」
「ビリー?ビリーならば・・・」

一方ユリは刑務所内で続く爆発の混乱のうちに脱出を試みる。
めくらましの煙幕を張り、ザイルを使って刑務所の壁を技術者とともに越えようとする。
が、壁を登り切ったところで銃撃を浴びる。
しかし弾を受けるもジャンプスーツの防弾性で無事だったユリ。
逆にロケット弾を撃ち込む。

ケイはバックパックのウイングを使って再び刑務所内へ。
「ビリーが、そんなバカな!」
そして到着した技術者のロッカールーム。
ビリーのロッカーを開けるケイ、しかしそこには電波を発信し続けている機械が。
「あんたがビリーなの・・・死んでからもこうして、ここからユリに信号を送り続けてきたのね」
機械に掛けてあったロケットを開けると、そこにはユリが持っていた物と対になった、幼いユリの写真が・・・
そして再生されるビリーの生前の声。
「人殺しの機械をつくるなんて、僕にはもうできない。もうすぐ僕は殺されるだろう。ユリとの約束守れなくてごめんね」
あまりな事実に思わず顔を背けるケイ。

ユリは技術者をつれての脱出に手間取っていた。
そこへ現れるケイ。
「ケイ!」
「ユリ!ビリーが宇宙船で待ってるよ」
「ええ?」
「ここはあたしにまかせて早く宇宙船へ!」
「で、でも」
「あと2分で船は出る。この人連れて行くのはユリの役目だろ」
自分のウイングを技術者に着けるケイ。飛んでいく技術者。
「ほら早く!ほっとくと落ちるよ!」
「わかった!」
技術者を追いかけて飛んでいくユリ。
残されたケイ。
「知らない方がいいこともあるもんね」

何とか宇宙船に到着するユリと技術者。
宇宙船は発進のカウントダウンを始めている。
「ビリーに会える!」
嬉しさを隠せないユリ、しかし、ここに来て浮かぬ表情。
「ケイ・・・」

ケイは一人残って破壊工作を続ける。
壁を宙返り乗り越えてザイルで体を固定する。
おー、このアクションはカッコイイ。
そして発進する宇宙船を見送るケイ。
「あ~あ、行っちゃった」

そこへ突然現れたのは、宇宙船に乗っていったはずのユリ!
「うわ!ユリ!」
「おひさ!」
いつものユリのあいさつだ。
「あにやってんの」
「ご覧のとおり」
「どうしてここに?」
「んふ」
「バカねあんた」
「やっぱりアンタみたいなドジ、おいていけないもん」
ウイングをケイに手渡す。
「ほんまもんのバカだ」
「そうね、バカな相棒の方を選ぶなんて」
「ユリ?」
「え?」
「あたし、ビリーと話したわ、ちょっとだけ」
「そう」
「本物のルーシアはまだまだ先になりそうだってさ」
「そう」
何やら憂いの陰が見えるユリ。
「でもやっぱり会わないでよかったみたい。ビリーには想い出の中で会えるもの」
「それと・・・今でもユリのこと好きだってさ」
「でしょうね」

敵の応援軍がやってくる。
「来たわよユリ、これからが勝負だ」
「わかってる。100万クレジットの仕事だもん」
「あーそれなしね」
「ええっ?」
「だってこの仕事依頼したのあたしだもん」
「あんですってぇ!」
「100万なんて嘘っぱちよ」
「ちょっと待ってそれじゃあ・・・前金の10万は?」
「決まってんでしょ!あんたとわたしの共同預金」
「な、なんてことしてくれたの!」
「つべこべ言わずに撃ちなさいよ!死にたいの?」
「むしろ感謝してほしいわね」
「勝手に人の預金を使っておいて何ていう言い草よ!」
「あんたのためにやったんだから!」
「わかってる、でもね!」

「話は仕事の後でつけようじゃない!
「オーライ、相棒!」
そして二人はまたいつものように作戦を続行するのだった・・・



作品内では語られなかったけれど、最後のケイとの会話中の憂いの表情や、「想い出の中で会えるもの」という言葉から察するに、
おそらくユリは、宇宙船に逃げた技術者たちからビリーの死を聞いたんだと思う。
逆に聞いてない方が不自然だし。
そして、ケイがそのことを知っているのではと思い、ケイのもとへ戻った。
そこで、ケイが自分を傷つけないために、ビリーは生きているとウソを言ってくれているのだとあらためて知った。
そして、そのケイの気持ちに応えるため、あえてビリーの死を知らないふりをした、そんなところじゃないかな。

Aパートでのユリの薄情さやWWWAのビジネス設定など、えーそれはちょっと、と思う部分もあったけど、
最後は二人の友情の厚さを感じることができて、いい終わり方だったように思う。
この話を嫌いになれないのはこのBパートのおかげかな。
それに、なんだかんだ言っても二人の会話も多いし、作監は土器手司自身だし。

それにしても、えらく長文の記事になってしまった。
うまく要約することができないなぁ。


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燃焼豚

Bパートは徹頭徹尾ハードにケイとユリのアクションと心情表現に注ぎ込んだので哀しくも熱いドラマに仕上がっているからいいんですよね。長いと書いてありましたが、要約しろというのが無理なのでは?AパートでのあれこれはBパートへの盛り上げへの布石ではありますがやり方が悪いのでこの話は微妙なんですよね。でも、ケイとユリの絆の話なんだから良作なんですけど。
by 燃焼豚 (2017-03-19 16:32) 

enokorogusa

>燃焼豚さん

>Bパートは徹頭徹尾ハードにケイとユリのアクションと心情表現に注ぎ込んだので哀しくも熱いドラマに仕上がっているからいいんですよね

そーなんです、そーなんです。
でも、自分の力では、それを記事にしようとするとどうしても台詞を再現するしかなくて。
特に心情描写の部分は。

>ケイとユリの絆の話

まさにコレですね。
最終回に持ってきてもおかしくない話だと思ったりします。
少なくとも第24話よりずっと相応しいかなと。

by enokorogusa (2017-03-20 09:52) 

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