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スキージャンプ女子W杯終了 最終戦は伊藤がV [スキージャンプ]

女子のスキージャンプW杯の最終戦がオスロ(ノルウェー)で行われ、伊藤有希が自身今季5勝目で最終戦を飾った。
すでに2シーズン振りの総合優勝を決めている髙梨沙羅が2位、今シーズン大きく飛躍したルンビュ(ノルウェー)が3位となった。

このオスロの試合はホルメンコーレン大会とも呼ばれて100年ほど前から続いている伝統のある大会だ。
そして、ここにはジャンプ台だけでなく、クロスカントリーコースも整備されており、ノルディックスキーの聖地とも呼ばれている。
ここの試合で勝利することはノルディックスキー選手の最高の名誉のひとつとされている。

伊藤は1本目でこの試合最長不倒の130mを飛んで1位につけると、2本目も124.5mにまとめ、自身初となるヨーロッパでの勝利を、この伝統あるホルメンコーレンで飾った。

さて、以下に今シーズンの女子ジャンプの勝利者を列記した。

第1戦 髙梨
第2戦 髙梨
第3戦 ルンビュ
第4戦 髙梨
第5戦 髙梨 ※ラージヒル
第6戦 髙梨 ※ラージヒル
第7戦 伊藤
第8戦 ルンビュ
第9戦 伊藤
第10戦 伊藤
第11戦 ルンビュ
第12戦 髙梨
第13戦 髙梨
第14戦 髙梨
第15戦 ルンビュ ※髙梨、伊藤不参加
第16戦 アルトハウス ※髙梨、伊藤不参加
第17戦 伊藤
第18戦 髙梨
第19戦 伊藤 ※ラージヒル

これを見ると前半は髙梨がほぼ無敵だったが、中盤以降は伊藤やルンビュが優勝することも増え、昨シーズンまでのような髙梨1強状態とは大きく情勢が変わったように見える。

特に伊藤はこれまで髙梨の後塵を拝することが多かったが、中盤の札幌で初優勝すると、あれよあれよと勝利を重ねてゆき、来シーズンの五輪の場であるピョンチャンでも勝利し、そしてラージヒルで行われた最終戦のホルメンコーレン大会でも勝利、シーズン5勝をあげ、総合優勝争いでも一時は髙梨にせまる勢いを見せた。

また、最終戦前に行われたラハティ(フィンランド)での世界選手権でも髙梨をおさえて2大会連続の銀メダルを獲得した。
もともとその力は認められていたが、今季ようやくその才能が開花した。
いわゆる「勝ち方を知った」感がある。
この夏のシーズンをうまく過ごすことができれば、来シーズンは髙梨と総合優勝争いを演じそうだ。
というか、ぜひ演じてほしい。
伊藤の強みのひとつに、テレマークをしっかりと入れられることがある。
ここは、今季着地に苦しんでいる髙梨に対する優位なところだ。

しかし、海外勢も今後はかなり強敵となってきそうだ。
今季躍進したルンビュ以外にも、ドイツやスロベニア勢の層が厚くなってきており、五輪シーズンであることも考えると、相当な混戦になることもありうる。
以前の記事で、女子ジャンプの今後の隆盛には、ヨーロッパ選手の活躍が欠かせないと書いたが、いよいよそういう時代になってくるかもしれない。

とはいえ、そういうジャンプ競技を楽しむためには、テレビ中継が欠かせないところだ。
今季は女子ジャンプはNHKがBSでほぼ全戦中継をしてくれたのでよかったが、ぜひ来季も続けてほしい。
ちなみに男子はJSPORTSが中継してくれているが全戦ではない。
昨今は動画配信という形も増えてきているので、そういう形でも構わないので全戦見られると嬉しい。
ただ、スカパーの料金にさらに有料の動画配信となると、ちょっと困ってしまうのだが・・・


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