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激闘! 再春館製薬所対日本ユニシス バドミントンS/Jリーグ女子  [その他スポーツ]

今日行われたバドミントンS/Jリーグ女子最終日で行われた、優勝をかけた大一番の日本ユニシス対再春館製薬所は、大激戦となった。

S/Jリーグは1回の対戦で第1ダブルス、シングルス、第2ダブルスの3試合が行われ、そのうち2試合を勝った方が勝利となる。

ここまで再春館製薬所は全勝、一方の日本ユニシスは1敗で来ており、今日の試合が始まる前の両チームの優勝条件として、再春館製薬所は勝てば文句なしで優勝、1勝2敗で負けても、マッチ率(各対戦の3試合の総合計の勝率)の差で優勝となる。
一方の日本ユニシスは、3戦全勝しないと優勝はできない。
条件としては再春館製薬所の方がずっと有利な状況で今日の最終日を迎えた。

さて、両チームにはそれぞれ必勝を見込んだ対戦がある。
日本ユニシスは、言うまでもなく、リオ五輪の金メダルペア、高橋礼華・松友美佐紀ペアの第1ダブルスだ。
対する再春館製薬所は、リオ五輪こそ奥原(日本ユニシス)に負けたが、その後安定感をどんどん増してきた山口茜のシングルスだ。
実際、今年のリーグ戦でここまでシングルスは全勝している。
日本ユニシスはこのシングルスで山口をやぶらない限り優勝はない。
しかも、五輪銅メダルの奥原希望は故障で出場していない。
再春館製薬所の有利は動かないと思われた。

そうはいっても日本のバドミントンは彼女らだけでなく、全体的にレベルが大きく上がっている。
国際試合で優勝するような彼女らとはいえ、勝つのは言うほど簡単ではない。
果たして、試合が始まると、第1ダブルスから接戦に次ぐ接戦となった。

高橋・松友ペア対福島由紀・廣田彩花の対戦となった第1ダブルスは、日本ユニシスペアが第1ゲームを21-19と接戦ながら取り、このまま勝つかと思われたが、第2ゲームを18-21で取り返され、ファイナルゲームにもつれ込む。
ファイナルゲームも21-18の大接戦の末、日本ユニシスの高橋・松-友ペアが辛くも勝利を手にし、まずは1勝をあげ、首の皮1枚残して踏ん張った。

しかし、次のシングルスは、今や日本女子最強となった山口が登場する。
対する日本ユニシスは髙橋沙也加。
多くの人が再春館製薬所の勝利を予想しても不思議ではない。

ところがこの試合が、第1ダブルス以上の大接戦となった。
ランキングでは現在10位に下がっていた髙橋が大奮闘、26-24、20-22、21-16の大激戦をものにし、ここまで無敗だった山口に土壇場で土をつけたのだ。
この時点で今日の対戦は日本ユニシスの勝利が決まり、1敗で両者が並ぶこととなった。
これで優勝の行方は再春館製薬所の福万尚子・與猶くるみペア対日本ユニシスの栗原文香・篠谷菜留ペアの第2ダブルス、すなわちリーグ戦の最終マッチの結果しだいとなった。

そして始まった第2ダブルスだが、会場の雰囲気も異様なほど緊張感につつまれているのがテレビを通しても伝わってくる。
第1ゲームを日本ユニシスペアが21-12で取り、いよいよ大逆転優勝か?と会場もどよめく。
しかし実績のある再春館製薬所ペアが第2ゲームを21-18で取り返した。
これでリーグ優勝の行方は、リーグ最終日の、直接対決の、最終試合の、ファイナルゲームにもつれ込むという、これ以上はないというところまで持ち越された。
もう他の試合はすべて終了しており、会場の注目もこの試合に集まっている。
両チームの選手たちも祈るような表情だ。

そしてついに勝者が決まる時が来た。
再春館製薬所の福万・與猶ペアがファイナルゲームを21-15で奪い、激闘に終止符を打った。


いや~ものすごい試合だった。
自分は五輪での活躍でバドミントン(それも女子だけ)を見るようになった、いわゆる「にわか」だが、それでも、今日の試合はすごいと思った。
ずっとバドミントンを見てきた方からすると、何をいまさら、という感じかもしれないが。
やっぱりスポーツはいいものである。
会場で見られた方がうらやましい。


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