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伊藤有希 W杯2勝目 & 女子ジャンプの現状について [スキージャンプ]

昨日行われたスキージャンプ女子W杯蔵王大会で伊藤有希が、
今シーズン2勝目、通算でも2勝目をあげた。

1本目3位から逆転での見事な勝利。
これまでは、高梨沙羅の分厚い壁をなかなか越えられなかったが、
先週札幌で初優勝してからは、互角以上の戦いをしている。
今日も蔵王でもう一戦あるが、非常に楽しみだ。
ひょっとすると、高梨の総合優勝を阻止するかもしれない。

ここ数年、ほぼ高梨の1強状態が続いていたが、今後はどうなるかわからない。

女子のW杯は、まだまだ歴史が浅い。
もちろん、それ以前から女子のジャンパーはいたが、国際大会として成り立つには競技人口も少なく、
そして、現在も決して選手層が厚いとは言えない。
おそらくFISもまだまだ安心してはいないだろう。

そもそもスキージャンプという競技は、男子を見てもほとんどがヨーロッパの選手で、
そこにポツリと日本が参戦しているのが現状だ。
(たまに北米勢がいたりするが)
スキージャンプが国際大会として存続するためには、どうしてもヨーロッパの選手の活躍と人気が不可欠なのだ。

そこへ来て女子は高梨の1強状態だった。
残念ながら、それでも、現状では、日本が女子W杯を支えるほどの人気があるとは言えない。
高梨や伊藤を応援しながらも、最悪の場合、このままでは女子W杯の存続の危機が訪れる可能性があると思っていた。

それが、今年はヨーロッパ勢の成長がこれまでになく見られる。
もともと男子のジャンプ強国だった国が女子の強化にかなり取り組んできたのかもしれない。
あの幼げだった高梨も20歳となり、ヨーロッパでは逆に高梨よりも若い10代の選手も増えてきた。
表彰台に上がる選手もこれまでとは違った顔ぶれになってきた。
おそらく今後数年もすれば、高梨1強時代は幕を閉じ、混戦の時代が来るのではないだろうか。

そうなった場合、自分も日本人としては、残念に思う一方で、
女子ジャンプが競技として成熟していくことが嬉しい気持ちもある。
また、そんな状況でも勝っていく日本人選手がいたら今よりもっと嬉しくなると思う。
日本でも今後、10代の選手が台頭してきてほしいところだ。

さあ、今日のW杯はどういう結果になるだろうか?


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