年賀状でユリ増産! [ダーティペア]
さてさて年の瀬だ。
ひと昔前なら多くの人が年賀状の準備に追われている頃だ。
あらためて言うまでもないが、近年はメールやSNSに取って代わられ、
昔ほどの存在感はなくなっている。
自分が子どもの頃は、同級生と年賀状のやり取りをするのが当たり前だった。
年賀状の裏面をどうしようかと頭を悩ませたものだった。
で、中学生の自分はどうしたか?
このブログを読んでいる方は想像がつくとおもうが、
ズバリ(古い言い方だなぁ)、ダーティペアのユリを描いたのだ。
あの頃は、漫画やアニメのキャラクターを描くのは決して珍しい事ではなかったと思う。
某双子野球漫画のヒロインや、エリア某の主人公を描いたりしたのを見た覚えがある。
さて、その描き方だがまずはハガキの大きさに近い顔を、
アニメ雑誌や、ムックから探すことから始める。
このとき、必ずしも年賀状に描くのと同じ大きさでなくてもよい。
ちょうどいい絵を見つけたら、トレーシングペーパー(当時は写し紙とか呼んでいた)を重ねて、
顔を写し取る。
次に、写し取ったトレーシングペーパーに例えば1cm間隔で格子状に縦横に線を引く。
そして、今度はハガキ大の紙にも格子状に線を引く。
このとき、もとの絵が小さければ格子の間隔を1.2cmにしたり、
大きければ逆に線の間隔を小さくしたりして格子状に線を書く。
この格子状の線は後で消すので薄く書くのが重要なポイントだ。
格子状の線が書けたら、この線を座標のように参考にして、元の絵と同じように絵を描く。
単純な方法だが、結構忠実に再現できるのだ。
そしてここでいよいよ登場するのが「プリントゴッコ」だ。
そもそもこの方法はこの道具ありきで可能なものなのだ。
絵が描けたら、ペンなどで清書し、格子状の線を消して原版用の絵をつくる。
そしてプリントゴッコでその絵を原版にして年賀状にユリの顔を大量生産だ。
インクを乾かすために部屋中に置かれたユリ、ユリ、ユリ・・・
あっというまに数十枚のユリの顔の絵ができあがる。
しかし、この段階ではただ白地に黒の線画にすぎない。
ここからが大変だ。
一枚一枚、色鉛筆で色をつけていくのである。
大変な作業だが、大好きなユリの顔を描いているので全く苦にならなかった。
・・・いや、本当は少し大変だった。
さて、次の年。
相も変わらずまたもユリの顔でハッピーニューイヤーだ。
前年とは違う原画から原版を起こし、同じようにユリの線画を増殖させる。
ここで今回は一工夫。
なんと!クレヨンで色をつけていったのだ。
前年の色鉛筆は確かにきれいに塗れるのだが、細部まで色をつけるので、
さすがに全部塗るのは少しきつかった。
で、クレヨンにしてみた。
クレヨンだと、広い面積を塗るのも楽だし、
逆に細かいところが適当な感じにいい加減になって、
まるでプロがパパっと描いたイラストのような仕上がりに見えたのだ。
「あ、こりゃいいのができた!」と自画自賛してしまって満足感にひたったのだが、
年が明けて、会った友人に「去年といっしょだよね」と言われてかなり残念な思いをしたのだった。
まあ、1年も前の絵なんて覚えてないよね・・・
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ひと昔前なら多くの人が年賀状の準備に追われている頃だ。
あらためて言うまでもないが、近年はメールやSNSに取って代わられ、
昔ほどの存在感はなくなっている。
自分が子どもの頃は、同級生と年賀状のやり取りをするのが当たり前だった。
年賀状の裏面をどうしようかと頭を悩ませたものだった。
で、中学生の自分はどうしたか?
このブログを読んでいる方は想像がつくとおもうが、
ズバリ(古い言い方だなぁ)、ダーティペアのユリを描いたのだ。
あの頃は、漫画やアニメのキャラクターを描くのは決して珍しい事ではなかったと思う。
某双子野球漫画のヒロインや、エリア某の主人公を描いたりしたのを見た覚えがある。
さて、その描き方だがまずはハガキの大きさに近い顔を、
アニメ雑誌や、ムックから探すことから始める。
このとき、必ずしも年賀状に描くのと同じ大きさでなくてもよい。
ちょうどいい絵を見つけたら、トレーシングペーパー(当時は写し紙とか呼んでいた)を重ねて、
顔を写し取る。
次に、写し取ったトレーシングペーパーに例えば1cm間隔で格子状に縦横に線を引く。
そして、今度はハガキ大の紙にも格子状に線を引く。
このとき、もとの絵が小さければ格子の間隔を1.2cmにしたり、
大きければ逆に線の間隔を小さくしたりして格子状に線を書く。
この格子状の線は後で消すので薄く書くのが重要なポイントだ。
格子状の線が書けたら、この線を座標のように参考にして、元の絵と同じように絵を描く。
単純な方法だが、結構忠実に再現できるのだ。
そしてここでいよいよ登場するのが「プリントゴッコ」だ。
そもそもこの方法はこの道具ありきで可能なものなのだ。
絵が描けたら、ペンなどで清書し、格子状の線を消して原版用の絵をつくる。
そしてプリントゴッコでその絵を原版にして年賀状にユリの顔を大量生産だ。
インクを乾かすために部屋中に置かれたユリ、ユリ、ユリ・・・
あっというまに数十枚のユリの顔の絵ができあがる。
しかし、この段階ではただ白地に黒の線画にすぎない。
ここからが大変だ。
一枚一枚、色鉛筆で色をつけていくのである。
大変な作業だが、大好きなユリの顔を描いているので全く苦にならなかった。
・・・いや、本当は少し大変だった。
さて、次の年。
相も変わらずまたもユリの顔でハッピーニューイヤーだ。
前年とは違う原画から原版を起こし、同じようにユリの線画を増殖させる。
ここで今回は一工夫。
なんと!クレヨンで色をつけていったのだ。
前年の色鉛筆は確かにきれいに塗れるのだが、細部まで色をつけるので、
さすがに全部塗るのは少しきつかった。
で、クレヨンにしてみた。
クレヨンだと、広い面積を塗るのも楽だし、
逆に細かいところが適当な感じにいい加減になって、
まるでプロがパパっと描いたイラストのような仕上がりに見えたのだ。
「あ、こりゃいいのができた!」と自画自賛してしまって満足感にひたったのだが、
年が明けて、会った友人に「去年といっしょだよね」と言われてかなり残念な思いをしたのだった。
まあ、1年も前の絵なんて覚えてないよね・・・
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ユリ増産→ユリ象さん?とつい思ってしまった。でも、象とくに白象ですが縁起物ですからユリが象に乗る年賀状などめでたいと思ってしまった。では。
by 燃焼豚 (2016-12-28 04:06)
>燃焼豚さん
なるほど、白象ですか(^^)
ユリの場合はムギがいますから、さながら茶猫(黒猫)もありかもしれませんね。
色鉛筆と違い、クレヨンは嬉々として塗ってました。f^_^;
by enokorogusa (2016-12-29 10:22)