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井上大輔 [ガンダム]

この記事は書くかどうか迷ったのだが、
やはり映画版ガンダムを語るうえで避けては通れないと思い、書こうと思う。

映画版ガンダムと言えば外せないのが哀・戦士編とめぐりあい宇宙編で主題歌を担当した井上大輔。
それぞれの挿入歌も含めて各2曲、計4曲、どれも名曲ばかりで、
ガンダムの世界観の構築に大いに貢献していると思う。

これらの曲をつくるのが、映画製作がどれくらい進んだ時点なのかは知らないが、
まるで実際にガンダムの世界から出てきたようだ。

アムロが脱走して砂漠を彷徨うときの『風にひとりで』、
ジャブローの戦闘での『哀・戦士』、
ララァとの戦いで流れる『ビギニング』、
ア・バオア・クーからの脱出時に流れる『めぐりあい』、
そして、再び最後に流れる『ビギニング』。

どの曲もこれ以上はないようなタイミングですばらしいメロディが流れる。
時として、ストーリーのじゃまになることもありうる主題歌の挿入が、
最高の演出として流れてくる。

めぐりあい宇宙編を映画館で見たときは、小学生だったが、
感動して涙があふれるくらいだった。
これらの曲がなければ、そこまで感動できたかどうか。

ガンダムはTV版も確かにいいのだが、やはりどうしてもこれらの曲がないのが寂しいと思ってしまう。
音楽の力とは凄いものだとあらためて感じざるを得ない。

そんな素晴らしい曲を提供してくれた井上大輔だが、自ら命を絶ってしまった。
非常に残念なことだが、本人しかわからない苦しみがあったのだろう。

自分ができるのは、ガンダムを見るたびに、彼の曲の素晴らしさを感じ、
そして、心の中で「ありがとう」とお礼を言うくらいだ。

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コメント 4

燃焼豚

井上大輔といえば富野監督の大学時代の同級生だった事は有名です。といってもあまり交流はなかったみたいですが、それでも井上大輔は友人だといっていましたが。井上大輔は哀戦士を軽く超えるヒット曲を持つ作曲家だがそれでも哀戦士への思い入れは凄かったみたいですね。自分自身で歌った曲のヒットには結び付かなかったから。歌番組で哀戦士を歌っていた井上大輔はとても格好よかった。生きていればGレコのOPが・・・。Gレコの映画が・・・。何にせよ、井上大輔は偉大でありました。
by 燃焼豚 (2016-12-22 19:27) 

enokorogusa

>燃焼豚さん

ちょっと調べただけで、すごい数のヒット曲を手掛けていることがわかりますよね。彼にとってはガンダムの仕事は幅広い音楽活動の一部でしかなかったのかもしれませんが、ガンダム好きの自分にとってはやはりガンダムの曲は外せなくて。

>歌番組で哀戦士を歌っていた井上大輔はとても格好よかった。

自分もそう思います。特にサビの部分の歌い上げがサイコーにカッコ良かったです。
by enokorogusa (2016-12-22 21:04) 

燃焼豚

NHKでガンダムのランキングを決める番組があり、ガンダムソングで2位に哀戦士、8位にめぐりあいがランクインしていました。いくら実力者とはいえ無数のガンダムソングの中からベスト10に2曲もランクインさせたのを見てさすが井上大輔と思ってしまった。
by 燃焼豚 (2018-08-25 13:03) 

enokorogusa

>燃焼豚さん
そういえばそういう番組やってましたね。
自分はファーストガンダム一押しなので、「めぐりあい」の順位にはちょっと不満なんですが(^^;)
映画館で見たときにこの曲がかかったときの感動は今でも覚えています。
by enokorogusa (2018-08-25 16:52) 

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