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スキージャンプW杯2019/20 個人第4戦 ニジニ・タギル大会 12月7日 佐藤幸椰初優勝! [スキージャンプ]

W杯の舞台は、ロシア中央部最大の都市エカテリンブルクにほど近いニジニ・タギルへ。

12月7日
ロシア ニジニ・タギル大会(HS134)
W杯個人第4戦

優勝 251.6点 佐藤幸椰(雪印メグミルク)
2位 250.1点 ガイガー(ドイツ)
3位 249.4点 アッシェンヴァルト(オーストリア)

6位 244.6点 小林陵侑(土屋ホーム)

11位 233.5点 伊東大貴(雪印メグミルク)
26位 206.4点 小林潤志郎(雪印メグミルク)
36位  93.2点 中村直幹(東海大学札幌スキークラブ)

佐藤幸椰が嬉しいW杯初優勝。
1本目に126.5mで7位につけた佐藤は2本目に132mを飛んで首位に立つ。
残り6人、佐藤を上回る選手が出てこず、逆転で見事な勝利。
2位のガイガーとは1.5点差(距離に換算すると1m未満)という僅差の勝負を制した。
昨季自身初の表彰台に登り、今年の夏も好調だったが、これほど早く優勝できるとは正直思っていなかった。
年齢もまだ、陵侑の一つ上の24歳、これからが楽しみだ。

陵侑は2戦連続の6位。
開幕から3戦連続のトップ10入りと、安定はしているが、昨年の強さを思い出すと少し寂しく思ってしまうのは贅沢か。
葛西がいるのでつい忘れそうになるが、年齢を見れば大ベテランの伊東が11位と健闘。

ルカでの個人第3戦が中止になったため、この試合が今季3戦目だが、カウントとしては第4戦として扱う。
風に悩まされた前戦と違い、この日はジャンプ台全体で見れば安定した向かい風の良コンディションのようだ。
選手がスタートゲートで風が落ち着くまで待たされることもなく、次々とスタートしていく。
しかし、ジャンプ中盤で落ちていってしまい、納得のいかなさそうな表情の選手を見ると、ジャンプ台の下の方は意外と風が巻いているのかもしれない。

開幕2連勝中のタンデ(ノルウェー)は、この日は2本とも不本意なジャンプで21位に沈んだ。
2戦連続7位だったガイガーが今季初の表彰台となる2位。
ルカで初表彰台のアッシェンヴァルトはこの日も好調で2戦連続表彰台の3位。
2位のガイガーとの差はわずか0.7点だった。

4位には、シュリーレンツァウアー(オーストリア)。
全盛期は「飛べば勝つ」くらいの強さを誇り、W杯通算最多53勝の記録を持っている。
しかしこの5シーズン勝利が無く、上位にも顔を出すことができなかったが、久しぶりの好成績だ。
しかも2本目だけなら全体トップ。
こちらも3位とは0.4点差の大接戦。
まだ29歳、復活なるか?

この日は7位までが1位と7.2点差以内と、非常に接近した戦いだった。
8位のペテル・プレフツ(スロベニア)も1本目は首位。
かつての総合優勝者で、こちらは1シーズン最多勝記録の持ち主。
ここ数年の不振から、こちらも復活の兆しか。

ところで、プレフツ同様ルカで失格になってしまったヨハンソン、フォーファンのノルウェー勢だが、今戦ではスーツを替えてきていた。
前のスーツは全身真っ白で結構かっこよかったのだが、違反になってしまったので仕方ない。

今日も個人第5戦が行われる。
今季は予想がつかない大混戦の様相を呈してきた。
果たして今日は誰が優勝するのか?


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燃焼豚

小林選手は入賞をキープ、佐藤選手は優勝、これからも頑張ってほしい。
by 燃焼豚 (2019-12-09 17:36) 

enokorogusa

佐藤幸椰選手には、今季是非とも複数回の表彰台を期待したいです。
陵侑選手は8日の試合で厳しい条件の中で3位、少しずつ調子が上がってきたように思われます。
今後に期待(^^)
by enokorogusa (2019-12-10 19:28) 

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