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スキージャンプW杯2019/20 個人第1戦 ヴィスワ大会 11月24日  [スキージャンプ]

前日の団体戦に続いて個人戦の第1戦

11月24日
ポーランド ヴィスワ大会(HS134)
W杯個人第1戦

優勝 241.4点 タンデ(ノルウェー)
2位 225.6点 ラニセク(スロベニア)
3位 224.2点 ストッフ(ポーランド)

4位 224.0点 小林陵侑(土屋ホーム)
5位 223.2点 伊東大貴(雪印メグミルク)
10位 217.4点 小林潤志郎(雪印メグミルク)
13位 213.8点 中村直幹(東海大学札幌スキークラブ)
17位 207.5点 佐藤幸椰(雪印メグミルク)


日本勢は表彰台こそ逃したものの、昨季チャンピオンの小林陵侑が3位とわずか0.2点差の4位。
ベテラン伊東が5位と続き、さらに小林潤志郎が10位と、トップ10に3人を送り込んだ。
日本勢が10位以内に3人というのはかなり久しぶりではないだろうか。
後の二人も2本目に順位を上げて、この日出場した日本勢全員が20位以内に入った。
シーズンの滑り出しとしては上々だと言えるだろう。
残念だったのは葛西紀明(土屋ホーム)。
金曜の予選で50位以内に入れず、本戦に進めなかった。
次戦ではぜひ本戦へと進んでほしい。

さて、この日も風が安定しない難しいコンディション。
いちばんの被害者は昨季陵侑のライバル的存在だったアイゼンビヒラー(ドイツ)
1本目、踏み切った瞬間からもう落ちるだけ、73mと何もさせてもらえなかった。

もう一人はバンピーなバーンの被害者、ズィワ(ポーランド)。
着地前から若干バランスを崩し、着地の直後に転倒、頭部を強くバーンに打ち付けてしまう。
頭から流血しながらも立ち上がり歩いて退場したが、脳しんとうなどがないか心配だ。

着地する時点では時速100km以上の速度が出ている。
選手たちは当たり前のように着地していくが、危険と隣り合わせの厳しい競技なんだとあらためて思う。

風の影響もあり、2本揃えることができた選手がほとんどいない中、1本目127mで2位につけたタンデが、2本目も129mと2本目トップのジャンプ。
2位に15.8点差をつけて完勝、通算6勝目。
昨季は一度も表彰台がなく総合35位と不本意な成績だったので、これは嬉しいだろう。

2位はこれもまた嬉しい、初の表彰台となるラニセク。

ところで、今季総合優勝争いに加わるのでは、と自分が予想しているのが、ザイツ(スロベニア)だ。
まだ19歳で、昨季初優勝を挙げたばかりだが、安定して上位に入り、総合9位だった。
この夏の調子も順調で、この日は6位に入った。
いい感じでシーズンに入ったように思える。

次戦は今週末11月30日(土)、12月1日(日)と、ルカ(フィンランド)での個人戦2連戦。
全て人工雪で固めたヴィスワと違い、雪が豊富に積もっているらしいので、コンディションは悪くないだろう。
あとは安定したいい風の元で競技ができることを祈る。



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燃焼豚

新聞記事でも小林選手が優勝を逃した事よりも日本人選手が上位に食い込んだ事を書いてました。あと、去年よりも記事がでかい。
by 燃焼豚 (2019-12-01 15:59) 

enokorogusa

日本選手の活躍の取り上げ方や去年よりも記事が大きいとのこと、嬉しいですね。
おそらく今年は陵侑選手でもそう簡単には勝てないでしょう。
勝てないときに扱いが小さいのは仕方ないですが、せめて表彰台に載ったときはしっかり伝えてほしいです。
by enokorogusa (2019-12-01 18:14) 

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