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日本のラグビーについて思うこと、その他徒然・・・ その2 [ラグビー]

ラグビーW杯も南アフリカの優勝で幕を閉じた。
というわけで、乗り遅れ感あるが引き続きラグビーの話題。
しかも、自分のことしか書いてない前回の記事、もう少しお付き合いしていただければ(^^;)


自分が中学生の頃、日本では結構アメフトが人気だった。
京都大学が、「怪物」と呼ばれたQB(クォーターバック)東海を擁し、大学日本一だけでなく、社会人チームも倒して日本一に輝いた頃だ。

当時、アメリカのカレッジ(大学)・フットボールのオールスター戦が日本で行われていた。
「ハイズマン賞」という、その年の大学最優秀選手賞に選ばれた選手が来日してプレイするほどだった。
その他にも、その後プロ入りする選手が何人も来日していた。
また、実質全米一のカレッジを決める試合である「ローズ・ボウル」が日本でも放送されていた。

カレッジと侮るなかれ、アメリカのカレッジ・フットボールは、プロのNFLに匹敵する大人気スポーツなのだ。
強豪校では、5~6万人規模の観客席を持つ専用スタジアムを持っていたりする。
カレッジで実績を残したコーチがプロ球団のコーチとして雇われることもしばしば。
中には逆に、プロのヘッドコーチが、より高額のオファーでカレッジのヘッドコーチに招聘されることまである。

一方、プロのNFLも、日本でそこそこの知名度があり、チャンピオンを来める「スーパーボウル」も放送されていた。
当時はサンフランシスコ・49ers(フォーティナイナーズ)の全盛時代で、QBジョー・モンタナが日本のテレビCMに出演していた。

アメフトの話題ばかり書いてきたが、ラグビーの人気も決して劣らない、いやむしろもっと高かったと思う。

社会人リーグでは、「北の鉄人」こと新日鉄釜石が日本選手権7連覇。
大学では、平尾誠二を擁して大学選手権3連覇の同志社大学や、伝統の早慶明戦が国立競技場が超満員になるほどの大人気。
「花園」こと高校ラグビーも、年末年始のスポーツとして人気があった。
かの伝説的?ドラマ「スクール☆ウォーズ」が大人気になったのは、自分が小学6年生の頃だ。

サッカーは、まだJリーグもなく日本リーグや大学サッカーは閑古鳥。
元日に行われる天皇杯決勝は、さすがに国立競技場が満員になるが、その他ではトヨタカップが当時の国内で開催される試合では一番の人気だったと思う。
その中で「君は美しい ♪ 」と歌うテーマソングが特徴的だった高校サッカーは、高校ラグビーよりも人気があっただろうか。

自分は中学生時は陸上(短距離)をしていたが、このような時代背景にも影響されて、中学卒業前には、高校生になったらラグビーかアメフトをしたいと思うようになっていた。
なぜか中学校にアメフトのボールがあったので、友人と投げて遊んだりしていた。
ちなみにラグビーボールは無かったと思う。

さすがにアメフト部のある高校は近くには見当たらなかったが、幸い、ラグビー部のある高校へ入学することができた。
ラグビーは人気があった、と書いたが、ラグビー部のある高校は、野球やサッカーと比べると実は少なかった。
見るスポーツとしては人気があったが、自分がするか、といわれると、ちょっと敷居が高いのかもしれない。
今回のW杯でも、見ておもしろいと思った人は多くても、「するスポーツ」としてやってみたい、と思う人はそんなに多くなかったように思う。

入学後、ラグビー部は練習が厳しいという噂を聞いてはいたが、ラグビーをしたいという気持ちが強かったため、迷うことなく入部した。
一応、これまでも運動部を続けてきたし、やっていけるだろう、という考えもあった。

いざ、入ってみると、同じ1年生でラグビー経験者は誰もいなかった。
先輩たちも「1年生が初心者ばかりなのは当たり前」という感じで、本当に基礎的なことから教えてもらった。
このときとても役に立ったのは、中学の体育で柔道を習っていたことだ。
正確に言うと、柔道の「受け身」が身についていたことがよかった。
見てのとおりラグビーではタックルされるなどして転倒するのは当たり前。
そんな時に自分の身を守るために、ケガをしない転び方をするのがとても重要なのだ。

顧問の先生からは、ラグビーは誰でも活躍できるポジションがあるスポーツだ、という話があった。
足が遅くても力が強かったり背が高かったりすればフォワードで頑張れる。
体が小さくても持久力があったり足が速かったりすればバックスでいける。
「頭」を使うことができれば司令塔になれる。
キックが得意だったらキッカーとしてとても重要になる。
もちろん、本当に強いチームはほぼ全員がある程度の「強さ」「速さ」「技術」が求められるが。
もっとも、すべての高校のラグビー部がそこまでなれる訳もなく、そこにいる人材だけで、できるだけ適材適所のポジションを組むしかない。

先述のとおり同期ではラグビー経験者はいなかったが、中学で人それぞれ、様々なスポーツをしていた。
中には本格的に運動部に入るのは初めて、というのもいた。
そんな中で、意外にバスケットボール経験者が結構ラグビーに向いている感じだった。
バスケは体力の消耗が激しいスポーツで、走っては止まる、を繰り返すような動きがラグビーに似ている。
また、ボールを手で扱うためハンドリングに優れ、ステップで相手をかわす動きもラグビーに通じるものがある。

最初の基礎練習の時期を終えて、本格的な練習に入っていくと、だんだん練習がきつくなってきた。
というか、マジでやばい。
正直練習が嫌いなる、というか恐ろしくなる(^^;)
年に2回、合宿もあったが、合宿中は本当にラグビー漬け。
でも、不思議と「やめたい」と思うことはなかった。
やっぱりラグビーが面白かったし、なんといっても、試合に出られるのが嬉しかった。


・・・また長くなってしまったので、特に締めることもなく今回はここらで終了。
え?また続くの?
すいません。続きます。
まあ、単なる自分の思い出話なので・・・


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コメント 8

おぉ!次郎

こんにちは。フォーティナイナーズはランニングバックのロジャー・クレイグの馬車馬走りが印象に残ってます。
by おぉ!次郎 (2019-11-12 22:34) 

enokorogusa

おぉ!次郎 さん、コメントいただきありがとうございます。
自分なんかよりよっぽど詳しい方とお見受けしました。
ロジャー・クレイグ、恥ずかしながら知りませんでした。
ランニング・バックだとバリー・サンダースがカレッジ時代に日本に来てましたね。
彼のNFLでのプレイを見たかったのですが、当時はBSを見られなかったので、それも叶わず・・・
by enokorogusa (2019-11-13 19:01) 

おぉ!次郎

バリー・サンダース!
コカ・コーラボウルで東京ドームでプレーしてくれましたね。
東京ドームの場内放送でハイズマン賞受賞の一報が流れていたのを憶えています。

by おぉ!次郎 (2019-11-13 21:09) 

enokorogusa

コカコーラボウル、懐かしい言葉を聞きました。
当時、何故日本でそんなに人気だったんでしょうかね?
by enokorogusa (2019-11-14 18:51) 

おぉ!次郎

第10回ジャパンボウル(カレッジフットボールオールスター東西対抗戦@横浜スタジアム)に来日したボストンカレッジ出身でハイズマン受賞者のダグ・フルーティー選手も人気でした。同じ試合でランドール・カニンガムも出場してました。
by おぉ!次郎 (2019-11-14 20:31) 

enokorogusa

いろいろお詳しいですね(^^)
コカコーラボウルやジャパンボウルもテレビで見られるものは見ていたはずなのですが、選手の名前はさっぱり覚えてなくて。
フルーティもカニンガムも、ようやく10年程前にGAORAやGタスを見始めてから(もう引退してましたが)後から名前を知ったくらいで(^^;)
by enokorogusa (2019-11-15 17:55) 

燃焼豚

あまり関係のない話だがラグビーアニメはどれくらいあるのかな?マンガは多いんだけど。個人的にはうる星やつらの女王陛下と愛のラガーマンが一番好きなんだけど。
by 燃焼豚 (2019-12-14 19:42) 

enokorogusa

W杯に合わせて?ラグビーアニメが放映されてましたけど、予算も人手もない手抜きのダメダメで、ラグビーの面白さがこれっぽっちも伝わらないヒドイ出来でした(^^;)
by enokorogusa (2019-12-15 18:59) 

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