スキージャンプW杯2018/19 エンゲルベルク大会 12月16日 陵侑４勝目！ [スキージャンプ]
ようやく12月16日の試合の映像が見ることができたが、２本目のみ。
１本目の様子はFISの記録から。
12月15日～16日
スイスのエンゲルベルク（HS140）での２連戦。
12月16日
個人第８戦
優勝 小林陵侑（土屋ホーム）
２位 ズィワ（ポーランド）
３位 ストッフ（ポーランド）
14位 中村直幹（東海大学）
20位 小林潤志郎（雪印メグミルク）
30位 葛西紀明（土屋ホーム）
32位 佐藤幸椰（雪印メグミルク）
44位 伊東大貴（雪印メグミルク）
前日とは変わってこの日は多少の風向きの変化はあるものの微風。
小雨が降るがコンディションは悪くないようだ。
前日７位と今季初めて表彰台を逃した陵侑が再び勝利。
これで今季７戦４勝。
この日は１本目にヒルサイズを４ｍも超える144ｍの大ジャンプ。
ヒルレコード（昔は「バッケンレコード」などと呼んでいた）タイで、これは早くも今季２度目。
１本目は２位のストッフの138ｍに大きく差をつけるジャンプだったが、飛び過ぎでおそらく着地が乱れたのだろう、飛型点が低く、ストッフとは3.2点差とあまり差はない。
迎えた２本目、上位では軒並み135ｍを超えるジャンプが続く。
中でも１本目３位のズィワは飛型点も高く、２本目距離が伸びなかったストッフを抜いてトップに躍り出る。
いよいよズィワの優勝もあるか？と思われたが、今の陵侑相手ではそれもならず。
陵侑は２本目も137ｍと素晴らしいジャンプ。
結局１本目、２本目ともにトップで完勝。
これにはズィワも笑うしかなかった。
ズィワも今季絶好調で、ここまで２位３度、３位２度と５度表彰台に載っているがなかなか勝てない。
日本勢では、中村が健闘。
ようやくではあるが葛西も２本目に進んで今季初ポイント。
国別に見てみると、近年元気のいいポーランド勢は今年も好調のようだ。
ドイツは、ベテランのフロイントがケガ明けでまだまだ。
本来ならエースのヴェリンガーも一度２位になった以外は10位前後と、なかなか波に乗れない。
ただし代わりにと言ってはなんだが、ガイガーが初優勝するなど好調、ライエやアイゼンビヒラーが堅実に上位につけている。
ノルウェーではフォーファンが引っ張る形だが、今回は10位以内に入ったのは７位のヒゲ男爵ことヨハンソン一人。
それでも30位以内には多くの選手が入っており、底力は落ちてなさそうだ。
心配なのはオーストリア。
開幕の団体戦で３位になったときはよかったのだが、その後なかなか調子が出てこない。
これまで個人の表彰台は前日のフーバーただ一人。
この日に至っては、そのフーバーは予選落ち。
本戦で２本目に残ったのはエースで一昨季の王者クラフトただ一人、それも12位がやっとで、今季は20位以下が３試合もある。
本来ならセカンドエースともいえるハイベックは、10位が一度あるもののそれ以外は予選を通過するのがやっと、という状態。
皮肉なのは、好調のポーランド、層の厚いノルウェーともに、ヘッドコーチはオーストリアから呼んでいるという事実。
さて、今大会後は若干のブレイクがあって、日本チームも一時帰国している。
そして迎えるは、４ヒルズトーナメント、日本では「ジャンプ週間」とも呼ばれている伝統の大会だ。
12月30日から１月６日にかけて、ドイツとオーストリアで各２戦、計４戦行われる。
もちろんＷ杯の中の試合ではあるのだが、この４試合での優勝を争う大会でもある。
W杯よりも歴史は古いといわれるこの大会。
これまで日本勢で優勝したのは1997/98シーズンの船木和喜（FIT Ski）ただ一人。
今季は当然、小林陵侑に期待がかかるが、今季の陵侑は当時の船木以上に、周囲からも優勝候補筆頭という扱いで乗り込むことになる。
果たして日本勢二人目の快挙なるか。
普通に飛べば優勝はかなり近い。
こういう絶好の機会はなかなかめぐっては来ない。
大いに期待したいところだ。
１本目の様子はFISの記録から。
12月15日～16日
スイスのエンゲルベルク（HS140）での２連戦。
12月16日
個人第８戦
優勝 小林陵侑（土屋ホーム）
２位 ズィワ（ポーランド）
３位 ストッフ（ポーランド）
14位 中村直幹（東海大学）
20位 小林潤志郎（雪印メグミルク）
30位 葛西紀明（土屋ホーム）
32位 佐藤幸椰（雪印メグミルク）
44位 伊東大貴（雪印メグミルク）
前日とは変わってこの日は多少の風向きの変化はあるものの微風。
小雨が降るがコンディションは悪くないようだ。
前日７位と今季初めて表彰台を逃した陵侑が再び勝利。
これで今季７戦４勝。
この日は１本目にヒルサイズを４ｍも超える144ｍの大ジャンプ。
ヒルレコード（昔は「バッケンレコード」などと呼んでいた）タイで、これは早くも今季２度目。
１本目は２位のストッフの138ｍに大きく差をつけるジャンプだったが、飛び過ぎでおそらく着地が乱れたのだろう、飛型点が低く、ストッフとは3.2点差とあまり差はない。
迎えた２本目、上位では軒並み135ｍを超えるジャンプが続く。
中でも１本目３位のズィワは飛型点も高く、２本目距離が伸びなかったストッフを抜いてトップに躍り出る。
いよいよズィワの優勝もあるか？と思われたが、今の陵侑相手ではそれもならず。
陵侑は２本目も137ｍと素晴らしいジャンプ。
結局１本目、２本目ともにトップで完勝。
これにはズィワも笑うしかなかった。
ズィワも今季絶好調で、ここまで２位３度、３位２度と５度表彰台に載っているがなかなか勝てない。
日本勢では、中村が健闘。
ようやくではあるが葛西も２本目に進んで今季初ポイント。
国別に見てみると、近年元気のいいポーランド勢は今年も好調のようだ。
ドイツは、ベテランのフロイントがケガ明けでまだまだ。
本来ならエースのヴェリンガーも一度２位になった以外は10位前後と、なかなか波に乗れない。
ただし代わりにと言ってはなんだが、ガイガーが初優勝するなど好調、ライエやアイゼンビヒラーが堅実に上位につけている。
ノルウェーではフォーファンが引っ張る形だが、今回は10位以内に入ったのは７位のヒゲ男爵ことヨハンソン一人。
それでも30位以内には多くの選手が入っており、底力は落ちてなさそうだ。
心配なのはオーストリア。
開幕の団体戦で３位になったときはよかったのだが、その後なかなか調子が出てこない。
これまで個人の表彰台は前日のフーバーただ一人。
この日に至っては、そのフーバーは予選落ち。
本戦で２本目に残ったのはエースで一昨季の王者クラフトただ一人、それも12位がやっとで、今季は20位以下が３試合もある。
本来ならセカンドエースともいえるハイベックは、10位が一度あるもののそれ以外は予選を通過するのがやっと、という状態。
皮肉なのは、好調のポーランド、層の厚いノルウェーともに、ヘッドコーチはオーストリアから呼んでいるという事実。
さて、今大会後は若干のブレイクがあって、日本チームも一時帰国している。
そして迎えるは、４ヒルズトーナメント、日本では「ジャンプ週間」とも呼ばれている伝統の大会だ。
12月30日から１月６日にかけて、ドイツとオーストリアで各２戦、計４戦行われる。
もちろんＷ杯の中の試合ではあるのだが、この４試合での優勝を争う大会でもある。
W杯よりも歴史は古いといわれるこの大会。
これまで日本勢で優勝したのは1997/98シーズンの船木和喜（FIT Ski）ただ一人。
今季は当然、小林陵侑に期待がかかるが、今季の陵侑は当時の船木以上に、周囲からも優勝候補筆頭という扱いで乗り込むことになる。
果たして日本勢二人目の快挙なるか。
普通に飛べば優勝はかなり近い。
こういう絶好の機会はなかなかめぐっては来ない。
大いに期待したいところだ。
「ジャンプ週間」も「バッケンレコード」もともに聞いたことありましたが、
今は「バッケンレコード」ではなく「ヒルレコード」ですか_φ(￣^￣ )ﾒﾓﾒﾓ
by middrinn (2018-12-19 21:30)
これ以上飛んでは危険という場所を昔はＫ点と呼んでいましたが、今は「ヒルサイズ」がそれにあたります。
ただ、ジャンプ台の改修もあり、昔のＫ点より遠くに設定されている場合が多いです。
今もＫ点はありますが、飛距離点の基準点としての役割になっています。
by enokorogusa (2018-12-20 20:49)
優勝したので新聞記事は比較的大きいです。
by 燃焼豚 (2018-12-23 16:02)
そうなんです。扱いのあるなし、大きさで結果がある程度わかってしまうので、そもそもニュースに触れないように・・・(^^;)
by enokorogusa (2018-12-24 18:41)
ニュースからですがWジャンプ週間が始まるとの事、小林選手に期待します。
by 燃焼豚 (2018-12-30 06:45)
次回までお時間がかかりそうなので、こちらをお借りし、
明けましておめでとうございますm(__)m 本年も漫画
やアニメ、更にはジャンプ競技まで、興味深く拝読拝見
させて頂きますので宜しくお願い申し上げますm(__)m
by middrinn (2019-01-03 21:05)
返信遅くなってしまい申し訳ありません。
燃焼豚さんのご期待通り、もちろん自分の期待通り、前半のドイツラウンドで小林陵侑選手が素晴らしい結果を残しています。
後半今日からのオーストリアラウンドでどうなるか？期待しましょう。
by enokorogusa (2019-01-04 17:36)
わざわざこちらへ来ていただいて恐れ入ります。
middrinnさんのご期待に沿えるかどうかはわかりませんが(^^;)自分の書きたいことで、楽しんでいただければ幸いこのうえありません。
こちらこそよろしくお願いいたしますm(_ _)m
by enokorogusa (2019-01-04 17:42)