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スピードスケートW杯2018/19 帯広大会&苫小牧大会 小平奈緒500m4戦全勝 [ウインタースポーツ]

なかなか時間がとれなくて、もう終了してかなり日が経つが、備忘録も兼ねて一応記事にしておこう。

11月16日~18日 帯広大会

今季もスピードスケートのW杯が行われているが、その開幕戦が北海道の帯広で開催された。
女子500mは初日、2日目とも小平奈緒(相澤病院)が勝利。
初日は最後の直線でバランスを崩す場面があり、ヒヤリとしたが、それでも2位に0秒12の差をつけて優勝した。
2位は2回ともヘルツォーク(オーストリア)。
オーストリアでスピードスケートの選手というのはとても珍しいが、小平がフル参戦しなかったとはいえ昨季のW杯500mで総合優勝した実力者だ。
初日は辻麻紀(関西病院)も3位に入った。

そのヘルツォークは1000mで見事優勝。
そして何と髙木美帆(日本体育大学助手)が、小平を0秒01上回って2位。
1000mといえば、小平が世界記録を持つ種目だが、昨季オールラウンド世界選手権で優勝した美帆は、今季短距離にも力を入れているという。

美帆は1500mでも2位、アメリカのボウが優勝。
昨季調子を落としていた感のあるボウだが、復調の気配だ。


マススタートは、ピョンチャン五輪金の髙木菜那(日本電産サンキョー)が今回も見事に優勝。
表彰台のメンバーはピョンチャン五輪と同じだった。

そして、今や500mの小平と同じく日本女子が王者に君臨するチームパシュート。
2位のオランダに2秒33の大差をつけて優勝。

また、女子はチームスプリントでも2位に入った。
この種目は1チーム3人でスタート、1週ごとに1人ずつ抜けて行き、最後の3周目は1人になり、そのゴールタイムで競う競技だ。
「スプリント」と名前はついているものの、特に3周目を滑る選手には、1000~1500mを滑る力が必要とされる。
小平も美帆もいない日本チームだったが、見事だった。

女子の活躍が目立った帯広大会だったが、男子も500mで初日新濱立也(高崎健康福祉大学)が3位、2日目は羽賀亮平(日本電産サンキョー)が2位と、健闘した。


11月23日~25日 苫小牧大会

帯広大会に続いて苫小牧でのW杯。
はて?苫小牧に屋内リンクなんてあったっけ?
と思ったらやっぱり屋外リンクだった。
なんでも、W杯が屋外リンクで開催されるのは10年振りらしい。
その苫小牧ハイランドスポーツセンター、いかにも地元の人たちが滑るような素朴な感じ。
観客席らしきものはほとんどない。
よくぞW杯を呼んだなあ。
地元の方々の努力があってのことだろう、素晴らしいことだ。

日本には長野にエムウェーブという立派な屋内リンクがあるのだが、こちらはどうしているのか。
今年のW杯は全部で8大会。
そのうちの2大会が日本開催というのはすごいことだ。
なのに、せっかくの屋内リンクが使われない。
これはこれでちょっと・・・と思うのだが、苫小牧のリンクは特に北海道出身の選手には子供の頃から滑っていた馴染みのリンクらしいので、そういう選手たちには思うところがあったかもしれない。

さて、今大会も小平は強かった。
500mは滑れば勝つ状態。
2度とも見事に優勝。
さらに1000mも勝って、今大会は3戦3勝、すばらしい。

女子はチームパシュートも指定席の優勝。
髙木美帆は帯広に続いて1500mで2位。

今大会は男子の短距離陣が頑張った。
なんと新濱が500mで2連勝。
村上右磨(村上電気管理事務所)も初日2位、2日目3位と、2度とも表彰台。

しかし男子ではやはりオランダの強さも目立った大会だった。
男子1000m、1500mで表彰台独占。
チームパシュートも優勝と、特に中距離での強さが際立った。

スピードスケートW杯、次回は12月7日~9日。
会場はトマショウ・マゾヴィエツキ(ポーランド)。
さて、どんな勝負が見られるだろうか。

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燃焼豚

スピードスケート、女子ジャンプでいい成績を世間の盛り上がりはうーん
by 燃焼豚 (2018-12-03 18:22) 

enokorogusa

日本のマスコミはスポーツの伝え方が下手ですからね。
by enokorogusa (2018-12-04 21:10) 

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