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週刊少年ジャンプ展 行ってきた 感想 ネタバレ注意 [コミック]

先日、人生初の六本木へ行ってきた。
目的はタイトルにあるとおり、50周年記念週刊少年ジャンプ展VOL.1だ。
土曜日だったので、結構混むかと思ったら割とそうでもなく、ゆったりみることができた。
行く前はあまり期待してなくて、原稿がちょろっと展示してあるくらいだろう、と思っていたのだが、いい意味で予想が外れ、結構大々的に開かれていて、行ってよかったと思った。

自分は小学生に上がるか上がらないか、といった時期からジャンプを読みはじめ、中学生のころに読むのをやめてしまった。
今回のジャンプ展の対象となる、創刊~1980年代の中に自分のジャンプ歴がすべて入っているので、懐かしさを感じながら見ていた。

古いものでは「サーキットの狼」が代表的だ。
社会にスーパーカーブームを引き起こした歴史的作品だ。
将来大人になったらロータス・ヨーロッパに乗りたいと思った。
まあ、現実はそう甘くはなかったが(涙)

展示順としては、まず、巨匠と言われるような漫画家の作品や、社会にブームを巻き起こした作品など、ジャンプの歴史を代表する漫画家、作品をいくつか大きく取り上げ、その後、再度時系列順に人気作品や個性的な作品の展示がされていた。

自分は結構ひねくれている方なのか、大きく取り上げられている作品よりも、そうじゃない作品の方が好きだったりしたので、その辺はちょっと残念だった。
例えば同じ漫画家の作品でも、「シティーハンター」より「キャッツアイ」の方が、「星闘士星矢」よりも「リングにかけろ」の方が好きなのだが、実際の展示の重点はその逆だったりした。
まあ、どちらがより社会一般に広まったかを考えれば、しょうがないといったところか。

その他、展示作品の中で印象的だったのは、「ドーベルマン刑事」「ブラック・エンジェルズ」「コブラ」「テニスボーイ」「ストップ!!ひばりくん!」「3年奇面組」「ハイスクール奇面組」「魔少年ビーティー」「ウイングマン」など。

そう、今回のジャンプ展に行くことを決めたのは、ほかでもない、今自分の中で一大ブームの「テニスボーイ」の展示があると知ったからだ。
展示されているほかの作品を見ても、「まあ、これは展示されてて当然」と思うものばかりだったその中に「テニスボーイ」があるのを見て、やっぱり「テニスボーイ」は人気作品だったんだなぁと思うことができて嬉しかった。
残念ながら岡崎の絵ではなかったけれど。

原稿の展示以外に嬉しかったのが、発売当時のジャンプの表紙が壁一面に飾られていたりしたコーナーもあったことだ。
で、その中にもいくつか「テニスボーイ」の表紙があって、けっこう表紙を飾っていたんだなあと思った。
その中でちょっとびっくりしたのが、飛鷹でも岡崎でもなく、高杉(のビキニ姿)がドーンと表紙を飾っているジャンプがあったこと。
絵の特徴からまだ連載初期で、ランキングマッチのころだと思うが、なぜ岡崎じゃなく高杉なのか?
岡崎より人気があったのか?
まだ連載初期で、メインヒロインは岡崎という方針がまだ固まってなかったのだろうか。
例えていえば、「奇面組」で河川唯じゃなく宇留千絵が表紙を飾るような感じ?ちょっと違うか。
まあ肝心の岡崎も(やはりビキニ姿で)別の号で表紙を飾っていたのだが、高杉ほどデカくなくて、他の漫画のヒロインと(やはりビキニ姿で)並列的な扱いの表紙だった。

そんなこんなで、入る前は1時間くらいで見終わるかな~と思っていたのが、結局3時間くらいかかってしまった。
最後にこういう展示会ではおなじみのグッズショップがあって、そこでの時間も入れて。
ほとんどのグッズはスルーだったが、いくつか購入するか迷うものもあった。
例えば、「キャッツアイ」の予告カードを模したパスケースにはかなり食指が動いたのだが、それを人前で使う自分を思い浮かべると買う勇気が無かった(涙)。

あと、コースターが何種類かあったが、中でも「Dr.スランプ」のものは絵がとてもよくて、かなり悩んだが、結局やめた。
このときにあらためて思ったのが、鳥山明の1枚絵は、そもそも絵が上手いうえに、構図や色使いなどのセンスがちょっと他の漫画家とはレベルが違う、ということだ。
他の漫画家の絵が漫画の一コマの域を出てない
ような感じなのに対して、鳥山明のは1枚絵として完成している、という感じ。
あとは江口寿史だけが何とか鳥山明に近いものがあると思った。

結局買ったものは、展示している原稿を載せた公式図録と、「Dr.スランプ」のハンカチ。
「キャッツアイ」のパスケースはだめで「Dr.スランプ」のハンカチはいいのか?
いや、図柄が、自分の好きな連載最初期の等身の高いアラレちゃんだったので、つい手が出てしまった。
それに「キャッツアイ」はガチに見られそうだが、「Dr.スランプ」はシャレで済みそうな気がする。
特に根拠はないけれど。

そんなこんなで結構楽しんできた。
今後1990年代以降作品を対象にした、第2弾、第3弾があるらしいが、もうその頃のジャンプは読んでないので行く必要はない。
むしろ、サンデー展を開いてほしいのだが・・・


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燃焼豚

ジャンプは10歳から20歳頃まで読んでたかな。私の好きな作品はダントツでリングにかけろです。でも大抵の作品は読んでましたね。ドラゴンボールが終わってから見るのを止めたと思います。展示会はここ数年は特撮と海外B級SF映画作品に行ったかな。特撮はほうほうと感慨深いものがありますが、B級作品は優秀な作品を除くと唖然とするか、失笑するかどちらか。でも、できればダーティペアの展示会が見たいです。
by 燃焼豚 (2017-10-21 18:49) 

enokorogusa

>燃焼豚さん

「リングにかけろ」自分も大好きでした。確かジャンプ史上初の最終回巻頭カラーだったと思います。

自分が読むのをやめたのは、「ドラゴンボール」「北斗の拳」「ジョジョの奇妙な冒険」など、もうきれいに終わった方がいいと思った作品が、どんどん新しい敵がでてきたり、作風がかわるなどして、無理やり続けてる感じがしたからでした。

ダーティペア展、あったら必ず行きますね。
おそらく何回も通うでしょう(^^;)


by enokorogusa (2017-10-22 15:54) 

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