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ダーティペア第13話『何よこれ!玉のお肌がドロンドロン』A あらすじと感想 [ダーティペア]

エレノアシティに聳えるダモクレスタワー。
もちろん傾いたまま。
人の住むところ汚物あり、地下の下水処理施設で不具合があったらしく、2人の作業員が点検に。
カートを降りて調べていると、そのカートが引きずりこまれるように水路へ落下。
不思議に思った2人が水路を覗き込むと・・・何とそこから巨大な怪生物が出現。
2人はその餌食に・・・

今回はかなりシリアスな雰囲気。

数日後、行方不明になっていた2人の遺体が発見された。
第1話に出てきたタワーの管理部長も遺体を確認しに。
検察官によると生物に食われたらしいが、どんな生物かは全く不明だという。

オフィスに戻ってきた管理部長、部屋には先客が。
もちろんラブリーエンジェルだ。
出会った瞬間に管理部長が怒り出すのも軽くスルーして挨拶する二人。
「ご依頼により、WWWAから派遣されてきました」
「ご存じ、ラブリーエンジェルよ」

タワーのメインコンピュータを破壊されたうえに傾いてしまったのがトラウマになっているのか、
この二人が派遣されたことに、宇宙でいちばん不幸な管理部長だと嘆く。

管理部長のリアクションにおかんむりのケイ、帰ろ、とユリと歩き出す。
一瞬、それはいい、帰れ、といいかけた管理部長だが、突然態度を翻す。
「やっぱり君たちに頼もう。この仕事は君たちに向いている」
その変わりようにちょっと嫌な予感の二人。

地下水路を歩く二人。
「バッカにして~。どうしてこんな仕事があたしたちに向いてんのよ」
「おじさんったらすっかり屈折しちゃってかわいそ」
「どぶ浚いさせられるあたしたちの方がよっぽどかわいそ!」
どこまでも悪びれない二人。
いや、今回はもう2人犠牲者が出てるんだから、もう少しシリアスになった方が。

そこで突然、何か聞こえなかったかとユリ。
さらに先に歩いたところで、二人の後ろに物音が。
素早く振り返って銃を向ける二人。
うん、ただ振り返るだけじゃなくて、ちゃんと銃を構える動作を描くのは細かいけど大事な演出。
二人の仕事が何なのか、プロらしさが出てる。
で、それはそれとして、そこには作業員が倒れていた。
服がボロボロになりながら助けてくれと二人へ手を伸ばす作業員。
すぐさま走り寄る二人、どうしたのか聞くが、恐怖からか作業員は言葉にならない。
すると3人の頭上から何物かが現れる!
ケイがすかさず銃で撃退、ユリは水路へドボン。
3人は急いで脱出する。

いったん自宅へ引き上げた二人。
ユリはシャワーを浴びる。
そういえばユリはこの後第20話と24話でシャワーシーンがあるが、ケイはないな~。
5話でシャワー後の下着姿はあるけど。
ちなみに今回のユリはシルエットのみ。

一方ケイは火炎放射器を改良中。
「やっと下水のにおいがとれたぁ」
「どうせまた行くんだから、そんなにムキになって磨きこんでもしゃあないじゃん」
「だからだめなのよ」
「何が」
「あんた、どぶ臭い男とデートしたいと思う?」
この一言で思わず自分の体のにおいをかいでしまうケイ。
「ま、くさい仲、てのもいいじゃん?」

「それ何?」
「俗にいう火炎放射器。ぐっと小型だけど」
「水生動物だから焼き殺すってのはちょっと安直すぎない?」
「これはね、炎がまとわりついて皮膚呼吸を止めちまうから下手なヒートガンより効果があるんだぜ」
そこへ連絡が。
怪生物の死体があがったという。

事件は終わった=ダーティペアの仕事が終わったと喜ぶ管理部長。
だが、ユリが凛々しく否定する。
ケイも銃で撃った頭部がこんなに早く再生するはずがないと。
要は1匹じゃないのだ。
あとどれだけいるのか不安がる管理部長を面白がって脅すユリ、かわいい。
「さあね?1匹か100匹か、あるいはもっと・・・かもね?」

作業員を集めて作戦会議。
二人が前面のモニターを使って説明する。
「怪物が死に至った原因は皮膚のクチクラ層がこの酸に破壊されたためと考えられます」
おお、ユリの凛々しい声だ。
「なぜなら、ここに溜められた汚水は、タワー内の工業用排水であり、水質検査システムがプールの汚水に例の酸が混入していることをつきとめているからです」
すると、説明を聞いた作業員が話をまとめるように
「廃液を垂れ流していたどこかのアホが我々に解決の糸口を与えてくれたと」
「そ、そうなの!」
一気に顔が崩れるユリ・・・

作戦実行。
まず油を流して火をつけて怪物をあぶり出す。
予想以上に出てくる怪物たち。
次に、怪物は繊毛で振動を感知して獲物を襲うと考えられるため低周波スピーカーを使って大きなプールへと集める。
十分に集めたところでアシッド(酸)散布!
苦しみのた打ち回る怪物たち。
ムギやケイも気味悪くてゾッとする。

と思ったら、ユリのホバークラフトに乗ったナンモが何かに反応。
「ケイ!そっちに何かが行くわ!」
緊張するケイ。ユリも緊迫した声で伝える。
「すぐ近くよ!逃げて!」
ケイの真下から超大型の怪物が水中から頭をもたげてケイのホバーを襲う!

さてどうなる!
緊張感が一番高まったところでCM。


今回再び登場のダモクレスタワー管理部長。
こういう以前の話を活かした話作りは好きだ。
もっとも、当時の自分はまだ第1話を見ていなかったのでそのことは知らなかったのだが。
作監は富沢雄三。
前回は第2話担当だったが、前回よりよく描けているような気がする。
ただ、人物の陰影が少ないのがちょっと残念。
あと、最初に見てた時、アシッド=酸ということがすぐにわからず「???」だった・・・
確かに「酸散布」じゃ「さんさんぷ」で変なセリフになってしまう。


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コメント 3

燃焼豚

この回は1話のリスペクトというわけではないか、登場人物がほとんど同じ、ケイとユリの管理部長の元を訪れた衣装も1話のものを使用、少し嬉しかった。あと当時絶好調だった速水奨が普通に作業員の声を担当してたのは笑った( ̄ー+ ̄)。ダーティペアの敵としては数少ないモンスター。しかも棄てられたか、逃げ出したというペットという設定がいかにもTV版ダーティペアらしいです。
by 燃焼豚 (2017-08-05 19:44) 

燃焼豚

純粋な謎のモンスターとか、侵略者が送り込んだモンスターよりもマッドサイエンティストが趣味で作ったモンスター(映画版だけど)の方がTV版ダーティペアには栄えますから。
by 燃焼豚 (2017-08-05 20:05) 

enokorogusa

>燃焼豚さん

ユリの黄緑の服装好きですね。
あの下にいつものコスチュームを着ているんだと思うとなんかカッコイイ感じがします。

モンスターの設定も確かにテレビらしいかもしれませんね。
小説だと女子学生がモンスターに変身してしまう話がありましたね。
by enokorogusa (2017-08-06 08:28) 

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