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哀悼 平尾昌晃 [その他アニメ・特撮]

今朝、驚きの、訃報をニュースで聞いた。
平尾昌晃が21日に亡くなったという。79歳だった。

平尾昌晃といえば、まずは「カナダからの手紙」を思い起こす。
また、作曲家としては「瀬戸の花嫁」「よこはまたそがれ」「カリフォルニアコネクション」などの作曲を手掛け、ヒットメーカーとしても活躍した。

しかし、アニメファンの自分としては、何と言っても、サイボーグ009、宇宙海賊キャプテンハーロック、銀河鉄道999のOP、EDの作曲者としての存在感が大きい。

音楽に関してはうまく表現できないので、いい言葉が出てこないのだが、
どの作品でもOPでは勇ましい感じの、まさにアニメのOPという感じ。
EDでは郷愁を誘うような、そして作品の余韻を味わうことのできるバラード調の曲。

サイボーグ009ではOPでサイボーグ化された哀しみを、
EDではそんなサイボーグ化された9人のほんのひと時の安らぎを。
ハーロックのOPでは勇壮なメロディでハーロックのカッコよさをと決意を、
EDではハーロックが愛する地球の素晴らしさを。
999のOPはまさにこれから旅立つ鉄郎に送る励ましを、
EDはその鉄郎自身が母を思い、長い長い旅を続ける心境を、
それぞれ素晴らしいメロディで視聴者に届けてくれた。

なかでも自分は、999のEDがいちばん思い出深い。
人生とはなんなのか、メーテルに語りかけるようなモノローグ的な歌詞でつづられる鉄郎の心を、見事なメロディで表現した名曲だと思う。
本放送当時は小学生になるかならないかという時期だったが、この歌はずっと忘れられなかった。
今でもカラオケで歌ったりするのだが、歌いながら涙が出そうになる。

アニメソングの作曲家と言えば、菊池俊輔、渡辺岳夫 渡辺宙明、小林亜星など、ほかにも素晴らしい曲をつくった作曲家がいる。
平尾昌晃は、彼らに比べれば、作曲した曲数としては決して多くはないが、上記のとおり、非常に素晴らしい曲をつくっていて、アニメソングの歴史を語るに欠かせない作曲家だと思う。

あらためて 哀悼の意を捧げるとともに、名曲を送り出してくれたことにありがとうと言いたい。

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コメント 3

燃焼豚

平尾昌晃氏が逝かれましたか。惜しいですな。平尾昌晃氏は歌手でもありましたが歌番組の司会やバラエティに出たりと今では当たり前ですが当時としては革新的なことをしていました。アニソンですと思い出深いのは星の子チョビンです。たぶん歌や曲よりもチョビンの白菜に顔と手足をつけたぶっ飛んだデザインがインパクトがありすぎたせいか、平尾昌晃氏のアニソンというとどうしてもチョビンが浮かびます。でも、冒険活劇らしいOPとママ上を思うEDはいい曲でした。合掌。
by 燃焼豚 (2017-07-23 16:22) 

燃焼豚

昨日は勢いでコメントしましたが後で調べたらチョビンは白菜でなく瓜でした。どっちにしてもすごいデザインですが。で、原作は石ノ森先生ですから天国で再会して「チョビンのあのデザインは・・・」などと案外そんな話をしているかもしれませんね。
by 燃焼豚 (2017-07-24 14:11) 

enokorogusa

>燃焼豚さん

チョビン知らなくて、画像調べてみたら白菜もあながち間違っていないような(^^)
009以外でも平尾昌晃と石ノ森章太郎は関わりがあったんですね。
それぞれの道で素晴らしい作品を遺してくれた二人が複数の作品で関わりあったというのも、今から思えば凄いことですね。
そういった作品に触れることができた私たちは幸せな時代だったかもしれません。
by enokorogusa (2017-07-24 20:11) 

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