初物づくし 突然の入院 [雑記]
今日の午前中まで入院していた。
しばらく前から右腹部に違和感を覚えていたのだが、23日金曜の昼ごろ、やや痛みが出てきたので、
「ちょっと病院行ってくる」と軽く言い残して、仕事を抜けて病院へ。
以前から脂肪肝とは言われていたので、もしかして肝臓?かと思いながら受診。
肝臓のエコーを受けるも特に異常なし、場所的に疑われるのは虫垂炎、いわゆる「盲腸」ってやつだ。
次に血液検査と腹部X線検査。
再び医師の説明を受ける。
X線検査から、まずは便秘とのこと。
出口付近でなく、大腸の結構な範囲で残っているらしい。
一方、血液検査の結果からすると、どうもお腹のどこかで炎症を起こしているらしい。
よりはっきりと部位を特定するために今度はCTスキャン。
ただのCTじゃなくて、造影剤をつかうスキャンだ。
スキャンを始めると造影剤が体に注入される。
事前に説明を受けていたが、本当に体がポカポカあったかくなってくる。
意外とすぐすんだ。
とりあえず造影剤を体外へ排出するために水をがぶ飲みする。
で、またまた検査結果を聞きに医師のもとへ。
大腸の一部で炎症を起こしているとのこと。
で「入院してください」
え?今「入院」って言った?
入院ってこれまでしたことないので、かなり動揺する。
「飲食を止めて炎症が治まるのを待ちましょう」
え?今まさに水飲みまくってたんだけど?
「絶飲食なので点滴をします。そのために入院が必要です」
え?点滴?点滴って今までしたことないんだけど・・・
とにかく妻を呼んで二人で検査結果を再度聞いて、今後の治療方針を聞く。
妻は着替えなどを取りに帰り、自分はそのままあれよあれよと病室へ。
ベッドに座るとすぐさま点滴が始められる。
人生初の点滴。
点滴の内容物を見ると、なるほど糖類、電解質、アミノ酸などだ。
絶食のかわりに点滴で栄養物を注入するわけだ。
で、これが24時間つなぎっぱなしだそうで。
ちなみにこれで今日3度目の針刺し。
妻には着替えなどとといっしょに、暇をつぶすために「それ町」全16巻を持ってきてもらった。
後はiPodとイヤホン。
軽い気持ちで職場を抜けてきたところで突然の入院だったので、あたふたしながら入院初日は過ぎていった。
翌日から点滴を左腕に着けながらの生活が始まった。
で、感じたのが、入院ってほんと不便!
というか、すごい管理下におかれてるって感じ。
まあ、病院としては、患者に何かあってはならないのでしょうがないのだが。
とにかく飲み薬も毎回毎回チェックを受けないと飲めないし、院内のどこにいるかは常にわかるようにしておかなければならないし。
風呂は希望時間をホワイトボードに書き込めば入れるが、自分は点滴を受けているので、看護師を呼んで、一時的にチューブを分割して、その上からビニール袋に腕を通してテープでぐるぐる巻きに。
こういうところは意外とアナログなんだなあと思う。
ただ、針は刺しっぱなしなので、そんなに無理な姿勢はできない。
1日のスケジュールも当たり前だが決まっている。
6時起床、8時朝食、その後回診、10時検温、12時昼食、18時夕食、19時検温、21時消灯。
ただ、自分は絶飲食状態なので、食事時間はフリーだ。
案の定、時間を持て余す。
自分のベッドが日が差さないところにあるので、昼間でも照明がないと本も読めない。
おまけに、周りをカーテンにかこまれて、狭苦しい。
結局、サロンのようなスペースに日中は陣取って、「それ町」を読むか、iPodで音楽を聴くかするしかない。
しかし、このサロンのようなスペースが、意外といつも空いていて居心地がよかった。
みんなよく自分のベッドでいられるもんだなぁと不思議に思った。
「それ町」とiPodのおかげで退屈に感じる時間もあまりなかったし。
ただ、3時以降になると面会スペースになるので、午後だけは騒がしかったが。
こうして、土曜、日曜と過ごしていった。
点滴で栄養は取っているので、おなかが空いて仕方がないということはないのだが、さすがに口から食物を入れたくなってくる。
廊下に掲示してある給食の献立表を見ながら「ああ食べたい」と思うようになってきた。
入院4日目の月曜の夜、ようやく食事がゆるされる。
ところが、予想通り、お粥だ。
しかもいわゆる「おもゆ」
米の形は全然ない。
実は自分はお粥が苦手で、食べた記憶がない。
それがいきなりおもゆなもんだから、もうまずいのなんの。
こんなところで「初おもゆ」の目に会うとは。
いっしょに付いてきたこれまたまずい「具なし味噌汁」と混ぜてなんとか流し込んだ。
ただ、同じくいっしょに付いてきたリンゴジュースとヨーグルトはおいしくいただいた。
翌朝、すなわち昨日の朝はお粥が3分粥に。相変わらずまずい。
出された食事は残さない主義の自分だが、さすがに全部は食べられず、3分の1ほど残してしまった。
昼は5分粥、夜は7分粥と昇進していき、今朝はついに全粥に。
一方、便秘の方はなかなか改善せず、下剤を処方されることに。
下剤も初めてで、いいイメージがなく心配だったが、おかげで出たので、まあよかったかも。
前日のうちに「順調なら明日の午前に退院できる」と聞いていたとおり、朝食後の回診で退院OKとのこと。
これでようやく5日振りに点滴ともおさらばだ。
今回の点滴、左腕に着けていたのだが、刺すところが微妙に珍しいところだったようで、何人もの看護師さんに驚かれた。
ともあれ、無事点滴から解放。
針を抜くところを見ていたら、自分が思っていたよりもずっと長い針で、確かにこの位置にこの角度でよく入っていたなあと変に感心してしまった。
点滴をしていたときは、常に、チュープを引っ張らないように左腕の動きに注意をしていたので、点滴を外してからもしばらくは腕の動きを無意識に制限していた。
慣れというのはあるのだなあと思った。
妻に車で迎えに来てもらって、「それ町」全巻とともに文字通り退院。
てなわけで今回の「初」を挙げると、
初造影CT、初入院、初点滴(初絶食)、初お粥(しかもおもゆ、ウエ~)、初病院食、初下剤
というところか。
今回の教訓。
「それ町」全巻買っといてよかった!
しばらく前から右腹部に違和感を覚えていたのだが、23日金曜の昼ごろ、やや痛みが出てきたので、
「ちょっと病院行ってくる」と軽く言い残して、仕事を抜けて病院へ。
以前から脂肪肝とは言われていたので、もしかして肝臓?かと思いながら受診。
肝臓のエコーを受けるも特に異常なし、場所的に疑われるのは虫垂炎、いわゆる「盲腸」ってやつだ。
次に血液検査と腹部X線検査。
再び医師の説明を受ける。
X線検査から、まずは便秘とのこと。
出口付近でなく、大腸の結構な範囲で残っているらしい。
一方、血液検査の結果からすると、どうもお腹のどこかで炎症を起こしているらしい。
よりはっきりと部位を特定するために今度はCTスキャン。
ただのCTじゃなくて、造影剤をつかうスキャンだ。
スキャンを始めると造影剤が体に注入される。
事前に説明を受けていたが、本当に体がポカポカあったかくなってくる。
意外とすぐすんだ。
とりあえず造影剤を体外へ排出するために水をがぶ飲みする。
で、またまた検査結果を聞きに医師のもとへ。
大腸の一部で炎症を起こしているとのこと。
で「入院してください」
え?今「入院」って言った?
入院ってこれまでしたことないので、かなり動揺する。
「飲食を止めて炎症が治まるのを待ちましょう」
え?今まさに水飲みまくってたんだけど?
「絶飲食なので点滴をします。そのために入院が必要です」
え?点滴?点滴って今までしたことないんだけど・・・
とにかく妻を呼んで二人で検査結果を再度聞いて、今後の治療方針を聞く。
妻は着替えなどを取りに帰り、自分はそのままあれよあれよと病室へ。
ベッドに座るとすぐさま点滴が始められる。
人生初の点滴。
点滴の内容物を見ると、なるほど糖類、電解質、アミノ酸などだ。
絶食のかわりに点滴で栄養物を注入するわけだ。
で、これが24時間つなぎっぱなしだそうで。
ちなみにこれで今日3度目の針刺し。
妻には着替えなどとといっしょに、暇をつぶすために「それ町」全16巻を持ってきてもらった。
後はiPodとイヤホン。
軽い気持ちで職場を抜けてきたところで突然の入院だったので、あたふたしながら入院初日は過ぎていった。
翌日から点滴を左腕に着けながらの生活が始まった。
で、感じたのが、入院ってほんと不便!
というか、すごい管理下におかれてるって感じ。
まあ、病院としては、患者に何かあってはならないのでしょうがないのだが。
とにかく飲み薬も毎回毎回チェックを受けないと飲めないし、院内のどこにいるかは常にわかるようにしておかなければならないし。
風呂は希望時間をホワイトボードに書き込めば入れるが、自分は点滴を受けているので、看護師を呼んで、一時的にチューブを分割して、その上からビニール袋に腕を通してテープでぐるぐる巻きに。
こういうところは意外とアナログなんだなあと思う。
ただ、針は刺しっぱなしなので、そんなに無理な姿勢はできない。
1日のスケジュールも当たり前だが決まっている。
6時起床、8時朝食、その後回診、10時検温、12時昼食、18時夕食、19時検温、21時消灯。
ただ、自分は絶飲食状態なので、食事時間はフリーだ。
案の定、時間を持て余す。
自分のベッドが日が差さないところにあるので、昼間でも照明がないと本も読めない。
おまけに、周りをカーテンにかこまれて、狭苦しい。
結局、サロンのようなスペースに日中は陣取って、「それ町」を読むか、iPodで音楽を聴くかするしかない。
しかし、このサロンのようなスペースが、意外といつも空いていて居心地がよかった。
みんなよく自分のベッドでいられるもんだなぁと不思議に思った。
「それ町」とiPodのおかげで退屈に感じる時間もあまりなかったし。
ただ、3時以降になると面会スペースになるので、午後だけは騒がしかったが。
こうして、土曜、日曜と過ごしていった。
点滴で栄養は取っているので、おなかが空いて仕方がないということはないのだが、さすがに口から食物を入れたくなってくる。
廊下に掲示してある給食の献立表を見ながら「ああ食べたい」と思うようになってきた。
入院4日目の月曜の夜、ようやく食事がゆるされる。
ところが、予想通り、お粥だ。
しかもいわゆる「おもゆ」
米の形は全然ない。
実は自分はお粥が苦手で、食べた記憶がない。
それがいきなりおもゆなもんだから、もうまずいのなんの。
こんなところで「初おもゆ」の目に会うとは。
いっしょに付いてきたこれまたまずい「具なし味噌汁」と混ぜてなんとか流し込んだ。
ただ、同じくいっしょに付いてきたリンゴジュースとヨーグルトはおいしくいただいた。
翌朝、すなわち昨日の朝はお粥が3分粥に。相変わらずまずい。
出された食事は残さない主義の自分だが、さすがに全部は食べられず、3分の1ほど残してしまった。
昼は5分粥、夜は7分粥と昇進していき、今朝はついに全粥に。
一方、便秘の方はなかなか改善せず、下剤を処方されることに。
下剤も初めてで、いいイメージがなく心配だったが、おかげで出たので、まあよかったかも。
前日のうちに「順調なら明日の午前に退院できる」と聞いていたとおり、朝食後の回診で退院OKとのこと。
これでようやく5日振りに点滴ともおさらばだ。
今回の点滴、左腕に着けていたのだが、刺すところが微妙に珍しいところだったようで、何人もの看護師さんに驚かれた。
ともあれ、無事点滴から解放。
針を抜くところを見ていたら、自分が思っていたよりもずっと長い針で、確かにこの位置にこの角度でよく入っていたなあと変に感心してしまった。
点滴をしていたときは、常に、チュープを引っ張らないように左腕の動きに注意をしていたので、点滴を外してからもしばらくは腕の動きを無意識に制限していた。
慣れというのはあるのだなあと思った。
妻に車で迎えに来てもらって、「それ町」全巻とともに文字通り退院。
てなわけで今回の「初」を挙げると、
初造影CT、初入院、初点滴(初絶食)、初お粥(しかもおもゆ、ウエ~)、初病院食、初下剤
というところか。
今回の教訓。
「それ町」全巻買っといてよかった!
タグ:それ町
エイリアン3を見終えてブログを見たら驚きました。大変でしたね。無事に退院できて何よりです。お大事に。では、私はこれからエイリアン4を見ますので。
by 燃焼豚 (2017-06-29 19:12)
>燃焼豚さん
お見舞いのお言葉ありがとうございます。
結局今日は入院疲れ?というか体力が回復せず仕事はお休み。
入院前に借りてあったエイリアンならぬエヴァ劇場版3作を見ておりました(^^;)
by enokorogusa (2017-06-29 20:57)