忙しかったり、体調がすぐれなかったりで、ジャンプ記事を書けてないが、今回は書いておこう。

小林陵侑(土屋ホーム)が、現地(ルーマニア)2月20日に行われたW杯今季個人第22戦で、今季2勝目を飾った。
これで通算18勝目。
2月13日に行われた第20戦で勝利して葛西紀明(土屋ホーム)と並んでいたが、僅か1週間で、単独トップとなった。

ちなみにこのことは、FIS(国際スキー連盟)の公式ページでも記事にされている。
そこでは、
「So far he shared this record with Ski Jumping legend Noriaki Kasai, who won 17 times so far.」
となっている(下線は自分が加筆)。
このように葛西紀明を紹介するときは「レジェンド」を付けるのがFISの記事では普通。
本当にレジェンド呼びされているのが凄いと思う。

陵侑の話に戻るが、今季は夏からあまり練習環境がなかなか整わず、また、腰に違和感もあったらしく、W杯が始まってもしばらくはなかなか上位に顔を出すことができなかった。

しかし、W杯も中盤になってくると、目立たないながらもトップ10に入る試合が続き、調子は上向きとなってきている様子だった。
この勝利で今季のW杯総合順位も8位まで上がった。

ところでこの18勝目だが、実は競技終了直後に一度1位になった選手の失格により、2位につけていた陵侑が繰り上がって決まったものだった。
もちろん、それでも勝ちは勝ち、胸を張っていい。