今季も伝統のジャンプ週間が迫ってきた。
現地では Four Hills Tournament と呼んでいるが、このブログでは、日本で呼び慣れた「ジャンプ週間」と表記する。

現在はW杯の中に組み込まれているが、元々はドイツとオーストリアの対抗戦から始まったと言われるこの大会。
ドイツで2戦、オーストリアで2戦、合計4戦して総合優勝を争う。
この大会の優勝は、W杯総合優勝や五輪金メダルにも並ぶ栄誉とされる。

もちろん、通常のW杯のように毎戦ごと優勝や順位を決めていく。
その順位は得点化され、W杯総合得点に加算される。
しかし、ジャンプ週間の総合優勝は、1戦毎の順位では無く、2本×4戦、合計8本のジャンプの合計得点で争われる。

そのため、4戦中3勝したとしても、残り1戦の結果が悪ければジャンプ週間の総合優勝者となることができなかったりする。
逆に、1勝もしなくても、8本全て高得点であれば総合優勝することが理論的には可能だ。
実際、過去に何回かそういうことがある。