23日(金)、24日(土)に白馬でサマージャンプが開催される。
夏季に行われるFIS公認の世界大会で、正確にはGP(グランプリ)と呼ぶ。
今年は7月から10月にかけて個人8戦、団体3戦(うち男女混合1戦)が行われている。
今回の白馬は個人第5戦と第6戦だ。
白馬では観戦者にわかりやすいようにだと思うが、「サマージャンプ」としている。

GPは夏季のFIS主催大会では最もレベルの高い大会だ。
しかしほぼ選手全員にとっての本番は冬のW杯であり、それにそなえての調整的意味合いが強い。
そういうこともあって、はるか日本まで遠征してくるトップクラスの選手はあんまりいない・・・
もちろん、国によって違い、スイスなどは毎年Aチームでやってくる。
あのシモン・アマンも常連だ。
ドイツ、オーストリア、ノルウェー、スロベニアといった強国はBチームかそれ以下での参戦だ。

日本選手は、各所属チームまたは選手によって、ヨーロッパ遠征へ参加するかしないか分かれる。
葛西紀明や小林陵侑が所属する土屋ホームは、基本ヨーロッパには遠征せず、白馬の大会だけ参加することが多い。
雪印メグミルクや、若手の選手などがヨーロッパ遠征をする場合が多い。
もちろん、日本開催の今回は、多くの選手が参加する。

冬に向けての調整、と書いたが、それなりに結果に実力が反映されることも多い。