今季最後の団体戦。

3月23日
スロベニア プラニツァ大会(HS240)
W杯団体第7戦

優勝 1627.9点 ポーランド(ヴォルネ、ストッフ、クバツキ、ズィワ)
2位 1619.8点 ドイツ(ガイガー、シュミット、フライターク、アイゼンビヒラー)
3位 1603.1点 スロベニア(セメニッツ、ペテル・プレフツ、ドメン・プレフツ、ザイツ)

4位 1560.8点 日本(佐藤幸椰、葛西紀明、小林潤志郎、小林陵侑)

この日は団体戦にしては得点差は大きくない。
が、実際はポーランドの完勝。
なにしろ、本調子ではないとはいえストッフを2番手に持ってこれるほど、他の選手の調子がいい。
この日だけでなく今季を通じてズィワとクバツキは表彰台争いをしてきたし、後半になってヴォルネも調子が上がってきた。
結局、団体戦の鉄則である、「4人揃える」ことができたのがポーランドだった。

今季、W杯では団体戦を7試合行い、ポーランドが3勝。
あとは、ドイツ、オーストリア、ノルウェー、スロベニアが1勝ずつ。
日本は2位と3位が一度ずつあったが、優勝はならず。
来季は団体戦でも優勝できるくらい、層が厚くなってほしいところだ。

団体戦が初めて五輪で採用されたのが1988年のカルガリー大会。
採用当初はかなり違和感があったが、30年以上経った現在、個人戦とはまた違う面白さが見られて、すっかり定着している。
種目数を増やすというのは商業面での理由が大きかったのではないかと思うが、今となっては、選手たちも楽しんでいるようだし、いいことだったと思う。

団体戦の裏で、対決が進行していたのが、プラニツァ7。
木曜の予選から日曜の個人最終戦までの7本すべてのジャンプの合計得点で争うシリーズだ。