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スキージャンプW杯2018/19 プラニツァ大会 3月22日  [スキージャンプ]

昨年11月に始まったW杯もいよいよシーズン最終ラウンド。
会場はお決まりのプラニツァ(スロベニア)。
もちろんフライングヒル。

3月22日
スロベニア プラニツァ大会(HS240)
W杯個人第28戦

優勝 445.0点 アイゼンビヒラー(ドイツ)
2位 438.1点 小林陵侑(土屋ホーム)
3位 437.3点 ズィワ(ポーランド)

13位 393.3点 小林潤志郎(雪印メグミルク)
19位 376.6点 葛西紀明(土屋ホーム)
24位 362.9点 佐藤幸椰(雪印メグミルク)
27位 359.5点 伊東大貴(雪印メグミルク)
28位 358.8点 中村直幹(東海大学)

アイゼンビヒラーがついにW杯優勝。
世界選手権では勝ったものの、W杯では今季これまで2位になること4回。
しかもそのすべてで優勝したのは小林陵侑。
この試合も1本目陵侑がトップで2位のアイゼンビヒラーに11.6点差をつける。

前日の予選から好調の陵侑、アイゼンビヒラーが2本目いいジャンプをしたものの、陵侑の優位は動かないかと思えた。
ところが最終ジャンパーの陵侑がまさかの失速。
ズィワをわずかに上回ったものの2位に。
三度目ならぬ五度目の正直でようやく陵侑を破っての嬉しい初優勝だった。
それだけでなく、後述するプラニツァ7とフライング個人総合でも陵侑を逆転しトップに。

この日は日本勢も健闘。
前日の予選で6人全員が40人の予選カットラインをクリア。
さらにこの日は全員2本目に進んだ。
葛西はやはりフライングだとラージヒルよりも上位に来る。

ちなみにこの日のアイゼンビヒラーは今季6人目の初優勝達成者。
1シーズンでこんなに多くの初優勝者が出るのは過去にあっただろうか。
さて、次はフライング総合の優勝争いから見ていこう。

1位 311点 アイゼンビヒラー
2位 307点 小林陵侑
3位 239点 ズィワ

前回の記事で要注意はクラフトだと書いたが、この日クラフトは14位と大きく崩れた。
自分の予想はあてにならんな・・・
そうはいっても予想はするぞ(^^)

事実上、アイゼンビヒラーと陵侑の一騎打ち。
団体戦はカウントされないため、勝負は最終戦の1戦だけ。
アイゼンビヒラーと陵侑の差はわずか4点。
今の調子から見て、この二人が6位以下というのは考えにくい。
そうなると、点差は無いに等しく、最終戦で上位だった方がフライング総合優勝となる。
わかりやすくて、盛り上がるなぁ。

続いて、プラニツァ7。

1位 690.0点 アイゼンビヒラー
2位 685.9点 小林陵侑
3位 658.5点 ザイツ(スロベニア)

こちらも1位2位は同じ顔ぶれ。
ザイツも好調なのだが、やはりアイゼンビヒラーと陵侑は抜けていると思える。
ただ、こちらはまだ合計7本のうち3本しか飛んでない。
特に23日の団体戦はチームの相乗効果もあるのか、普段より力が出る選手もいたりする。
スロベニアはザイツとドメン・プレフツの若い10代のトップ2に、ドメンの兄ペテルが復活してきた。
団体戦の優勝候補だが、その中でザイツとドメンが素晴らしいジャンプをするかもしれない。
なので、まだ予断は許せない。

さて、これを書いてる時間、すでに23日の団体戦が始まっている。
録画してあるので追っかけ再生でこれから見るぞっと。

最後に、フライングになると突然凄いジャンプを繰り出し、フライングマイスターと呼ばれたロベルト・クラニエッツ(スロベニア)がこの日での引退を表明した。
陵侑のように新しい力が出てくる一方で、この間のスチヤネン、そしてクラニエッツのように去っていく選手がいるのもスポーツの世界では普通のこと。
寂しいが、仕方ない。
クラニエッツ、ありがとう。そしてさようなら。

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燃焼豚

新聞記事から優勝はないが、連続で表彰台にあがる実力は日本のエースと、確かにその通りだと思った。
by 燃焼豚 (2019-04-04 07:39) 

enokorogusa

なにしろ総合優勝ですからね。
少なくとも今季に関しては、間違いなく日本ジャンプ史上最強の選手です。
by enokorogusa (2019-04-05 19:49) 

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