昨年11月に始まったW杯もいよいよシーズン最終ラウンド。
会場はお決まりのプラニツァ(スロベニア)。
もちろんフライングヒル。

3月22日
スロベニア プラニツァ大会(HS240)
W杯個人第28戦

優勝 445.0点 アイゼンビヒラー(ドイツ)
2位 438.1点 小林陵侑(土屋ホーム)
3位 437.3点 ズィワ(ポーランド)

13位 393.3点 小林潤志郎(雪印メグミルク)
19位 376.6点 葛西紀明(土屋ホーム)
24位 362.9点 佐藤幸椰(雪印メグミルク)
27位 359.5点 伊東大貴(雪印メグミルク)
28位 358.8点 中村直幹(東海大学)

アイゼンビヒラーがついにW杯優勝。
世界選手権では勝ったものの、W杯では今季これまで2位になること4回。
しかもそのすべてで優勝したのは小林陵侑。
この試合も1本目陵侑がトップで2位のアイゼンビヒラーに11.6点差をつける。

前日の予選から好調の陵侑、アイゼンビヒラーが2本目いいジャンプをしたものの、陵侑の優位は動かないかと思えた。
ところが最終ジャンパーの陵侑がまさかの失速。
ズィワをわずかに上回ったものの2位に。
三度目ならぬ五度目の正直でようやく陵侑を破っての嬉しい初優勝だった。
それだけでなく、後述するプラニツァ7とフライング個人総合でも陵侑を逆転しトップに。

この日は日本勢も健闘。
前日の予選で6人全員が40人の予選カットラインをクリア。
さらにこの日は全員2本目に進んだ。
葛西はやはりフライングだとラージヒルよりも上位に来る。

ちなみにこの日のアイゼンビヒラーは今季6人目の初優勝達成者。
1シーズンでこんなに多くの初優勝者が出るのは過去にあっただろうか。