命を狙われるのはちょくちょくあるからと動じないサクラコ。
立体映像のシューティングゲームで遊びだす。
一方パンサーもゲームにまぎれてサクラコを狙う。
ユリはサクラコを連れて逃げる。
何度か狙撃されるが、その都度サクラコをかばって倒れこむユリ。
こういうシーンをちゃんと入れるのがこの回のいいところ。
ユリが「プロ」の仕事をちゃんと遂行しているのが伝わってくる。
なにしろ今回は「お仕事」がテーマだし。
一方、ユリがプロなら殺し屋パンサーもプロ。
ユリがサクラコをかばう必要がある分不利なユリ達を追う。
たまたまコースターの乗車口へたどり着いたユリとサクラコ。
「これで出口までいけるんじゃございません?」「時々鋭いこと言うのよねぇ」
とにかくコースターに乗る2人。
一方パンサーはコースターの制御室へ。
スピードを上げてコースターを危険な状態へ。
って、よく操作方法知ってるな。
まあ、細かい突っ込みは置いといて。
スピードの上がったコースター、正面は行き止まり!
ユリがサンダルのかかと部分から小型爆弾を取り出し、前方へ投げる!
あれ、ユリって左投げなんだ?
いや、そんな呑気なこと言ってる場合じゃない。
ユリたちの乗っていたコースターは最初の壁は抜けたものの、その先の壁に衝突大破。
2人の命は?
ヨロズヤコンツェルン。
晩餐会の時間が迫る。
無線でユリを呼ぶケイだが、応答がない。
右往左往する重役たち。もはやあきらめている者もいる。
しかしケイはユリを信じている。
「出かけましょ。ユリを信用して。あの子引き受けた仕事は必ずこなすわ。さあ!」会場へ向かうリムジンの中。
「ユリ・・・あたしは信じてるよ」道路を行くエアカー。
例のゴロツキがナンパをしようとするが、そのエアカーのハンドルを握る手は!
そしてゴロツキのサングラスに一瞬映るユリの顔!
時間を稼ぐためにゆっくりと進むケイのリムジン。
ヨロズヤの重役たちは、例え間に合っても身代わりを使ったことがばれたら・・・と悪いことばかり考える。
「あたしたちはプロよ!何とかするわ!」「じっと待つしかない・・・ユリ・・・」ユリを信じ待ち続けるケイ。
いよいよダメかと思われたとき、場違いなバイクの群れが現れる。
ケイは直感する。ユリが来たと!
果たして、バイクの群れに囲まれるようにやってくるユリのエアカー。
もちろんサクラコも一緒だ。
「ユリ!」「はあい!心配かけてごめんなさい」「おひさ!」おお、いつものユリの挨拶だ。
バイクの兄ちゃんたちは発煙筒をばらまき、さらに周囲を暴走しその場の人間たちはパニックに。
その間にサクラコはリムジンに乗り移る。
兄ちゃんたちはついでに、誰にやられたか知らないがボコボコにされたパンサーもその場へ置き土産として投げ捨て去っていく。
「あばよ、ラブリーエンジェル!」
どうやらユリもしくはサクラコが正体をばらしたと思われる。
そりゃあ、殺し屋よりも恐ろしいかもね(笑)
そんな外の騒ぎもしらず、暗殺は成功したと思っているライバル会社の社長。
席上で余裕の笑み。
そして大統領の到着。
なんと、大統領はサクラコをエスコートしていた。
自分の企みが失敗したことを知ったライバル社長、なんとも言えない表情。
一方サクラコは余裕いっぱい。
どうやら役者が違ったようだ。
手のひらを返したように二人に礼を言う重役たち。
ユリが笑いながらちょっと皮肉。
「下品な娘はこんなやり方しかできませんのよ」そして二人は無事仕事を終えて満足の笑み。
「ねえ、もし間に合わなかったらどうするつもりだったの?」「そんなこと考える必要なかったろ?相棒を信じるだけさ」「合格!」お互い相棒を信じて勝利のサムアップ。
後日。
ワイドショーだか報道番組だかわからないがTVにサクラコが!
キャスターから「もし普通の女の子に生まれ替わったら?」との質問に
もちろんWWWAのトラコンだと即答、とても素晴らしい仕事だと。
でも自分には無理だろうと。
TVを見る二人もちょっと満足。
するとサクラコ、カメラに寄って
「ねえ、二人とも見てる~?」これには二人とも「ふみ~」と崩れるのだった。
というところで終了~。
今回はまさに二人の「仕事」がテーマ。
要人警護はTV版ならでは。
14話に続いて二人が別行動。
で、やはりケイが待つ側、ユリが動く側。
パッと見、逆な感じがするけれども、やはりこの組み合わせの方がしっくりくると思う。
ユリは待てなさそう(笑)
殺し屋からの狙撃に身を挺してサクラコを守るユリ。
吹き飛ばされたときも必ずサクラコを抱いて守っている。
一方、ケイはユリを信じ、必ず間に合うことを前提で行動する。
罵りあうことがあるのもお互いを信頼すればこそ。
今回は二人の絆がどれほど強いのか、またプロ意識の高さやその能力をしっかりと見せてくれた。
また、サクラコをただの箱入り娘とせず、彼女なりのプロ意識をちゃんと見せてくれたのもいい演出。
パンサーは誰がボコボコにしたのか、とか、リムジンの中でどうやってケイとサクラコは着替えたのか、とか、あるけれど、今回はそんな細かいところは気にならなかった。
絵の方は久しぶりの大貫健一回。第7話以来か。
この頃になると放送順は決まってなくて、完成したものから放送してたらしい。
大貫健一回は二人の等身が高く大人っぽいので、年下の少女を守るという今話には合っていたかも。
というわけで自分としては話も絵も好きなエピソード。
うん、前回のマイナスを取り返して余りある、かな(笑)
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