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タイトル判明!&入手 1983年 学研「五年の学習」掲載読み物 「時計よ止まれ」 [読書]

こちらの記事でとりあげた、タイトル、著者ともに不明だった作品の件。

なんとなんと、タイトル判明しました!

コメントいただいたmiddrinnさんのアドバイスで、国会図書館に問い合わせ。

まずは無料の「記事掲載箇所調査申込」で、1983年4月号~1984年3月号の範囲で、目次だけを検索してもらえるサービスを利用して、目的の読み物があるかどうかを確認。
しかし、このサービスは
「このサービスは複写のために特定の記事や論文の掲載箇所(巻、号など)を調査するサービスです。
記事の掲載箇所を目次などで確認できる範囲で調査します。
本文を読まなければ掲載箇所を特定できない調査の依頼はお受けできませんのでご了承ください」
というもので、あくまで目次に載っている情報だけしか検索してもらえないため、タイトル不明、作者不明のままでの問い合わせでは、残念ながら成果なし。

仕方ないので、有料になるが、「遠隔複写」のサービスで目次の複写を取り寄せることに。
同じ1983年4月号~1984年3月号の範囲で各号目次の遠隔複写を取り寄せた。
12冊×各号目次2ページ分+送料他で約1,000円(着後払い)。
1週間ほどで郵送で届いた。

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天文学の真のブレイクスルーとは? コペルニクス、ブラーエ、ケプラー [読書]

そもそもダーティペアとスポーツを中心としていながら最近迷走中の当ブログ。
今回はなんと科学史に挑戦。大丈夫か?

今回紹介するのはこの本。

 中公新書『科学史年表』(著・小山慶太)
     (以下、太字はこの本からの引用)

さて、「コペルニクス的転回」という言葉を聞いたことがある方は多いと思う。
それまで当たり前に思われていたことが実は違った、というときに引用されたりする。

そのコペルニクスとは、もちろん、いわゆる「地動説」をとなえた16世紀の人間だ。
中世ヨーロッパでは、地球が宇宙の中心にあるという「天動説」が多くの人間に信じられ、また権威ある教会が強力に支持をしていた。
コペルニクスはそんな社会の中で、「天動説」は間違いで「地動説」が正しいと書き残した。
後年、その考えが正しいことが証明され(たかに思え)、偉大なる科学者として認知されるようになった。
少なくとも、現在の日本では一般にコペルニクスの功績がそのように認知されているように自分は感じる。

しかし、冷静に史実を見つめると、「地動説」は決してコペルニクスのオリジナルではなく、紀元前にすでにかなり高度なレベルで「地動説」は唱えられていた。

コペルニクスは『天球の回転について』(1543年)の冒頭で、わざわざ、実名を列挙し、ギリシア時代すでに、地球が動いていると唱えた哲学者たちがいたことを強調している。

時代はやや下ってコペルニクスの死後、16世紀後半、ひとりの天文観測家が、肉眼での観測としてはこれ以上ないという精度の天文観測記録をつけていた(当時望遠鏡はまだ発明されていない)。
その名はティコ・ブラーエ。

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「こちら葛飾区亀有公園前派出所」66巻 第3話「100万円イートハンター」 ※ネタバレ注意 [コミック]

さて、再び「こち亀」から。

今70巻まで読んだ。
この頃になると、ジャンプを読んでいない時期の作品なので、今回が初見となる。

その中で気に入ったお話が記事タイトルのエピソード。
麗子の気の強さが前面に出た、麗子ファンにはおもしろい話だ。

昼時になり出前をとった派出所の面々。
両津の机には7~8人前はあろうかという料理が。
そんなに食べられないんじゃという麗子と絶対大丈夫という両津が言い争いに。
どなる両津に一歩も引かない麗子、という構図。
やっぱり麗子はこうでなくちゃ。

結局10分で食べたら100万円くれという両津の提案に麗子が乗ることに。

腹を「カラ」にすると両津はトイレへ。

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タイトル不明 1983年 学研「五年の学習」掲載読み物 両親が子供になってしまう [読書]

「科学・学習」といえば、自分たちの世代ではおそらく知らない人はいない、学研の学習雑誌だ。
「〇年の科学」「〇年の学習」というように小学1年生から6年生まで学年ごとに毎月発行されていた。
自分のところでは、学校に販売員が売りに来ていた。
幸い我が家では親の理解があり、自分は両誌とも購入して楽しんでいた。

今回は、その「科学・学習」に載っていた読み物(小説)の思い出だ。
小説のタイトルは思い出せない。
ただ、縦書きだったので「学習」の方だったのは確かだと思う。
(「学習」は左開きの縦書き、「科学」右開きの横書きだった)

また、本の大きさから5年生時のものだったはず。
「学習」は「四年」まではB5くらいで「五年」以上はA5くらいの判型だった。
しかし、自分が6年生になったときに、「五年」以上も「四年」以下と同様に大きくなった。
すわなち小さいサイズの「学習」を自分が読んだのは5年生時のみで、この物語は小さいサイズの方で読んだ記憶があるからだ。

ブログタイトル通り、自分は1972年生まれなので、5年生と言えば1983年度になる。
よって、1983年の「五年の学習」まで絞り込めるはず。

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来生愛(キャッツ♡アイ)に惹かれた小学生 [コミック]

「キャッツ♡アイ(作・北条司)」といえば、説明不要の人気作品だ。
自分もジャンプ連載時から好きで、後に古本だが単行本を買い揃えるほどだった。
(残念ながら今、その単行本は自分の手を離れてしまったが)

その連載の比較的初期のエピソードで、三姉妹の末っ子、愛が単独で標的の屋敷へ忍び込むも、その庭には数頭のドーベルマン(決して加納錠治ではない(笑))が放たれていて、愛がピンチに陥る、というものがある。

当時自分は小学生の中学年頃だったと思うが、なぜが、この話を読んで、愛のことが気になって気になって仕方なく、その話の載っているジャンプを何度も何度も読み返した。

これまでに記事にした「テニスボーイ」の方が時系列的には先に読んでいるのだが、あくまで飛鷹と岡崎の「関係」に惹かれていて、「年上の女性への憧れ」というのは確かに醸成されたと思うが、岡崎というキャラに惹かれたのかどうかはよくわからない。
年上の女性といい雰囲気になる飛鷹の方に自身を投影していたような気がする。

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ソウルコミック その1「キャプテン」 [コミック]

「ソウルフード」といえば子供の頃から慣れ親しみ、その人の好みに大きな影響を与えた料理のことを指す。
もっとも、本来は1960年代のアメリカの黒人社会で生まれた食文化のことを言うらしいが、ここでは拡大解釈しておく。
そして、物心ついたころにはすでに手もとにあり、何度も読み返したマンガを「ソウルコミック」と呼ぶことにしよう。
自分には兄がいたので、自分がマンガを読めるくらいの年齢になったときには、何冊かのマンガがすぐ読める環境だった。
「ドラえもん」「サーキットの狼」「ブラックジャック」、そして、「キャプテン」。
これらが自分のソウルコミックと呼べる作品だ。
これらの作品は、掲載誌を読むことなく、単行本を読んでいた。

さて、その「キャプテン(作・ちばあきお)」。
野球に打ち込む中学生の姿を描いた傑作だ。
描かれるのはひたすら練習そして試合ばかり。
野球と関係ないシーンなど全くと言っていいほど無い。
女子キャラクターもほとんど出てこない。
女性の固有名詞は、応援の練習をするバトンガールがお互い会話をするときに一言発しただけ。
他には「松尾(という選手がいる)の母」くらいだ。
とにかく練習と試合の繰り返し。
それでいて、魔球のようなすごい技とかが出てくることもない。
ひたすら武骨に野球に打ち込む少年たちを描くだけだ。
なのに、読んでいて飽きることもない。
野球と少年たちへの深い洞察力と愛情を感じる。

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タグ:キャプテン
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