SSブログ

「宇宙戦艦ヤマトⅢ」その2 ※他の作品のネタバレ注意 [その他アニメ・特撮]

「宇宙戦艦ヤマトⅢ」と題しておきながら、全然触れないうちに終ってしまった前回の記事。
結構勢いで書いちゃったところもあるから(←いつもだろ)
ヤマトシリーズの放送・公開の順序を一度整理してみよう(出典:Wikipedia)

TV 1974年10月~1975年3月 宇宙戦艦ヤマト
映画 1977年8月        宇宙戦艦ヤマト
映画 1978年8月        さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
TV 1978年10月~1979年4月 宇宙戦艦ヤマト2
TV 1979年7月        宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 
映画 1980年8月        ヤマトよ永遠に
TV 1980年10月~1981年4月 宇宙戦艦ヤマトⅢ
映画 1983年3月        宇宙戦艦ヤマト 完結編 

これを見ると、1977年の最初の映画版の公開から、1980年の「Ⅲ」まで、4年の間にTV・映画合わせて6作品もつくられているのがわかる。
これはかなり多いと言えると思う。
どうりでしょっちゅうヤマトを見てたような気がするわけだ。
それだけ人気があった(あるいは人気があると製作側は考えていた)のか。

また、前回の記事で「続編を作らないのはもったいない」と書いた「2」が、「さらば」の公開の2ヶ月後には早くも放送を開始している。
てことは「さらば」の公開前からすでに「2」の製作は開始されていることになるはず。
つまり、「さらば」の人気・不人気に関係なく、製作側では「さらば」で終るつもりはなかったことになる?

ま、それはそれとして、前回の続き。

この後は「永遠に」のネタバレがあるのでご注意。

テレビ特番の「新たなる旅立ち」のあと、それに続く話としてつくられた「永遠に」。
やっぱり(^^;)映画館には行ってなくて、テレビで放送されたのを見た。
「永遠に」といえばヤマト歴代艦長の中でも最も地味で無名な山南艦長だよね(^^;)

この作品では、「新たなる旅立ち」で現れた正体不明の敵が地球を急襲。
ハイペロン爆弾なるものを仕掛け、ガミラスも白色彗星帝国もできなかった地球の制圧に成功。
これはそれまでのヤマトにはなかったパターンだ。
古代達ヤマト乗組員は間一髪で地球を脱出し、小惑星帯に隠してあったヤマトにたどり着く。
しかし、その脱出の際、雪が乗り遅れ、囚われの身になってしまった。

この、雪がヤマトに乗ってない、というのも初めてのパターン。
そうすると、誰か雪の代わりのヒロインが製作者的には必要だ(^^;)
その役を担ったのが、真田澪ことサーシャ。
そう、「新たなる旅立ち」で守といっしょにイスカンダルから脱出した赤子だ。
ちなみにその名前は、スターシャの妹で、最初の作品で波動エンジンの設計図を持ってきたものの、火星で亡くなった女性と同じだ。
父である古代守の親友、真田志郎の元で育てられた彼女は、イスカンダル人の特徴で、地球時間の1年あまりで10代後半の少女へと成長していた。

そんなわけで、今回の航海では任務的にもサーシャが雪の代わりを務める。
そして、このサーシャ、叔父である古代進にほのかな憧れを抱く。
そんなご都合主義な(^^;)古代モテすぎだろう。

で、いろいろあって結局、敵の母星へ潜入したサーシャは撃たれて死(ToT)
ちょっと!形は大きいけど、まだ1年ちょっとしか生きてないんだよ!サーシャは!
それを死なせちゃうって、どういうことよ!?
実はこの作品で、冒頭の敵による地球制圧時、父の古代守は防衛長官を逃すために自爆死している。
そして、母であるスターシャは「新たなる旅立ち」のラストでこれもイスカンダル星の軍事利用を阻むためにすで自爆死している・・・
前回書いた「新たなる旅立ち」の「最後の一件がなければもっとよかった」のはこのこと。

スターシャ、守、そしてサーシャと、イスカンダル最後の生き残りがみんな死んじゃった・・・
これってどうなの?
サーシャなんて死ぬために生まれてきたようなもんだよ?
ヤマトが地球に帰還して古代進と雪が無事再会してなんか嬉しがってるけど、見ているこちらとしては「よかったね!」なんて喜べないでしょ!

・・・そんなわけで、この「永遠に」、自分はもうひとつ好きになれないんだよね。

「Ⅲ」はそんな「永遠に」の公開のわずか2ヶ月後(またか!)に放送開始。

「Ⅲ」の話はまた次回・・・・(^^;)



タグ:ヤマト
nice!(4)  コメント(2) 
共通テーマ:アニメ

nice! 4

コメント 2

燃焼豚

サーシャはでかくなってあぜんとしたなぁ。
古代が波動砲を泣きながら撃てなかったシーンの富山さんの演技は見事でした。
by 燃焼豚 (2021-01-23 06:22) 

enokorogusa

サーシャでかくなった件は・・・そんなんありか?と(^^;)
「新たなる旅立ち」でデスラーが「私ごと撃て!」と叫んだときは、寸前でスターシャのストップがかかったので、実際に撃てたかどうかはわかりませんが、さすがにサーシャは撃てんでしょうね。
あんまり好きじゃないとか書いてた「永遠に」ですけど、TV放送を録画したのを何度も見てました(^^;)
by enokorogusa (2021-01-28 20:32) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。