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2019年8月23・24日は白馬サマージャンプ 小林陵侑も参戦 [スキージャンプ]

23日(金)、24日(土)に白馬でサマージャンプが開催される。
夏季に行われるFIS公認の世界大会で、正確にはGP(グランプリ)と呼ぶ。
今年は7月から10月にかけて個人8戦、団体3戦(うち男女混合1戦)が行われている。
今回の白馬は個人第5戦と第6戦だ。
白馬では観戦者にわかりやすいようにだと思うが、「サマージャンプ」としている。

GPは夏季のFIS主催大会では最もレベルの高い大会だ。
しかしほぼ選手全員にとっての本番は冬のW杯であり、それにそなえての調整的意味合いが強い。
そういうこともあって、はるか日本まで遠征してくるトップクラスの選手はあんまりいない・・・
もちろん、国によって違い、スイスなどは毎年Aチームでやってくる。
あのシモン・アマンも常連だ。
ドイツ、オーストリア、ノルウェー、スロベニアといった強国はBチームかそれ以下での参戦だ。

日本選手は、各所属チームまたは選手によって、ヨーロッパ遠征へ参加するかしないか分かれる。
葛西紀明や小林陵侑が所属する土屋ホームは、基本ヨーロッパには遠征せず、白馬の大会だけ参加することが多い。
雪印メグミルクや、若手の選手などがヨーロッパ遠征をする場合が多い。
もちろん、日本開催の今回は、多くの選手が参加する。

冬に向けての調整、と書いたが、それなりに結果に実力が反映されることも多い。

今季ヨーロッパで行われたGPでも、冬の大会で上位を争うような選手が表彰台に載っていることが多い。
昨季W杯で日本勢初の総合優勝を果たした小林陵侑は、昨年のこの白馬GPで2戦2勝だ。
一昨年の白馬で同じく2連勝した、陵侑の兄の小林潤志郎も、その冬のW杯初戦で初優勝を遂げた。

今年は、というと、先週ザコパネ(ポーランド)で行われたGP団体戦で、見事日本が優勝した。
もちろん、先述の通りエース小林陵侑は参戦していない。

団体戦のメンバーは以下の通り。
中村直幹(東海大学)、佐藤慧一、佐藤幸椰、小林潤志郎(以上3名雪印メグミルク)の4名。
一時トップと40点差の7位にまで後退したが、そこから見事挽回し、好調の地元ポーランドを破り優勝。

日本が夏のGPの団体戦で優勝するのは、1999年9月以来20年振りだ。
FISの公式ページでも「サプライズ」だと(^^;)
ちなみに20年前の優勝メンバーは、船木和喜、原田雅彦、宮平秀治、渡瀬雄太といった面々。

今季のGP個人戦では、中村と佐藤慧一が一度ずつ3位表彰台に上がっている。

さて、小林陵侑にとっては、この白馬大会が、今季の国際大会での初の出場となる。
今年初めて飛ぶGPで昨季W杯王者がどのようなパフォーマンスを見せるのか。
日本だけでなく世界中の注目を浴びた。
今日、3本行われたトレーニングジャンプ。
陵侑は、1本目をキャンセルし、後の2本目、3本目を飛んだ。
2本目は133m、3本目は134.5mと、2本ともHS(ヒルサイズ)131m越えの大ジャンプを見せた。
2本ともその回で余裕のトップだ。
早速FISの公式サイトでは「Ryoyu Kobayashi is back in full force」と、昨季王者の好調さを伝えている。

明日、明後日の試合、天気が心配ではあるが、無事に行われることを願う。
もちろん陵侑の優勝を期待してしまうが、他の日本選手もなかなか好調なので、みんな頑張ってほしい。
もちろん、我らが葛西紀明にも期待。
腰を痛めていたようだがどうだろう。
今日のトレーニングジャンプではあまりよくなかったようでちょっと心配ではある。


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コメント 2

燃焼豚

サマージャンプはテレビのスポーツニュースでも取り上げられていました。小林選手が冬に大活躍したから。いつもなら簡単に日程がだけ紹介されて終わちゃうから。
by 燃焼豚 (2019-08-23 09:19) 

enokorogusa

サマージャンプがテレビでですか。
なんだかんだ言ってもW杯総合優勝の影響はあるようですね。
陵侑選手が強いうちに少しでも人気が上がればいいのですが。
日本はオリンピックにしか興味ない人多いですから・・・
by enokorogusa (2019-08-23 20:34) 

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