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タイトル不明 1983年 学研「五年の学習」掲載読み物 両親が子供になってしまう [読書]

「科学・学習」といえば、自分たちの世代ではおそらく知らない人はいない、学研の学習雑誌だ。
「〇年の科学」「〇年の学習」というように小学1年生から6年生まで学年ごとに毎月発行されていた。
自分のところでは、学校に販売員が売りに来ていた。
幸い我が家では親の理解があり、自分は両誌とも購入して楽しんでいた。

今回は、その「科学・学習」に載っていた読み物(小説)の思い出だ。
小説のタイトルは思い出せない。
ただ、縦書きだったので「学習」の方だったのは確かだと思う。
(「学習」は左開きの縦書き、「科学」右開きの横書きだった)

また、本の大きさから5年生時のものだったはず。
「学習」は「四年」まではB5くらいで「五年」以上はA5くらいの判型だった。
しかし、自分が6年生になったときに、「五年」以上も「四年」以下と同様に大きくなった。
すわなち小さいサイズの「学習」を自分が読んだのは5年生時のみで、この物語は小さいサイズの方で読んだ記憶があるからだ。

ブログタイトル通り、自分は1972年生まれなので、5年生と言えば1983年度になる。
よって、1983年の「五年の学習」まで絞り込めるはず。

自分は今でも文芸書はまず読まないのだが(あ、「ダーティ・ペア」とシャーロック・ホームズは別よ)、子供の頃も「お話系」の本などは好きではなく、図鑑や理科系の本ばかり読んでいた(というか「見て」いた?)。
読書感想文なども「お話」ではなく理科系の本で書いてたりしたほどだ。

そんな自分が、おもしろくて何度も読み返した小説があった。
それが前述の通り1983年の「五年の学習」に掲載されていたある小説だ。
おぼろげな記憶なので違っているところがあるかもしれないが、おおよそ以下のような話だった。

ある男の子(当然5年生という設定だと思う)が不思議な時計を手に入れる。
で、それが(おそらく逆に)動き出したところ、両親がどんどん若返ってしまい、子供に、やがては赤ちゃんになってしまう。
そしてその時計がもうひとつあったのかどうか忘れたが、隣?に住んでた女の子の両親も同様に幼くなっていってしまう。
男の子と女の子は、何とか時計をとめようと二人でいろいろ試すがなかなかとまらない。
その一方で、ミルクを飲ませたりと、自分たちの親の世話で手一杯、疲れ果ててしまう。
そのうち「このまま親が小さくなっていったらどうなるの?」「赤ちゃんより小さくなるってどういうこと?」「この世界から消えてなくなっちゃうの?」
などという心配、というか恐怖にさいなまれて・・・

恐らく数か月程度の短期連載だったと思う。
結末も忘れてしまった。
何に気をひかれたかというと、おそらく、その男の子と女の子の二人が戸惑いながらも協力してなんとかしようとするところが疑似夫婦的に思えて、そのラブコメ(もちろん当時はそんな言葉は知らない)的要素に惹かれたのだと思う。

これまで他の記事でも触れてきたが、自分は結構ラブコメが好きだ。
(そのはじまりはおそらく「テニスボーイ」だと思う。)
誤解を恐れずに言えば、小学生のラブコメも結構好きだ(笑)

やや逸れるが「ママは小学4年生」というアニメが昔あった。
小学4年生の女の子が、未来からタイムスリップしてきた自分の赤ちゃんを一生懸命世話する話だ。
そうなると、「父親は誰?」ということになるのが必至。
小学生レベルなので今の自分の狭い世界で父親がだれっだったらいいとかそういう話もでてくる。
まあ、大人の視聴者が見ていればあきらかにコイツが父親だろう、とわかるのだが。
なかなか結構王道な(笑)ラブコメを見せてくれる。
まあ、そのうち記事にすることもあるかもしれないし、ないかもしれない。

本筋へ戻そう。
「どなたか、この話について知っている方はいらっしゃいませんか?」
ということだ。
以前、Yahoo知恵袋で質問を立ててみたが、全く反応がなかった。
なので、こんな、ネットの片隅もいいところのブログで募ったところで期待はできないのだが、かすかな望みを抱いて聞いてみよう。

「どなたか、この話について知っている方はいらっしゃいませんか?」



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middrinn

いつも興味深く拝読させて頂いております(^^)
お訊ねの小説、小生は生年が違うため分からない
のですが、国会図書館のOPACで同誌を検索して、
目ぼしい作品名をネット検索したら、どなたかが
話題にされてて、見付かる可能性もあるかと^_^;
by middrinn (2018-06-12 08:48) 

enokorogusa

>middrinnさん

拙ブログに幾度も「nice!」をいただき恐縮です。
なるほど、国会図書館ですか。
早速調べてみようかと思います。
貴重なご助言、ありがとうございます!
middrinnさんの読書量は凄いですね。
自分は読んでもコミックばかり・・・(^^;)

by enokorogusa (2018-06-12 18:04) 

middrinn

こちらこそ、懐かしい漫画を取り上げ、詳論して下さるから、
興味深い上に読み応えがあるので愉しみにしてますm(__)m
特に『テニスボーイ』はメチャ再読したくなりました^_^;
上記の補足なんですが、国立国会図書館のOPACで雑誌名を
検索すれば、各号の目次が出るはずなので、そこから当該
小説の作品名を見つけ(またネットで画像検索してみると
たまに表紙画像がヒットして、「新連載!」と出てたりも)、
作品名・著者名をネット検索すれば、同作品を取り上げた
ブログあるいは同作品が収録された本がヒットするかも^_^;
役に立てばいいのですが、見付かることを祈念してます(^^)
by middrinn (2018-06-12 21:33) 

enokorogusa

>middrinnさん

『テニスボーイ』って、意外とネット上の記事ってなかなかみつけられなくて。だったら自分で書いちゃえ!って感じで。
国会図書館、現在問い合わせ中です。
なんとか見つかるとよいのですが。
また報告しますね。
by enokorogusa (2018-06-15 18:53) 

enokorogusa

>middrinnさん

ご助言ありがとうございます!
おかげさまでタイトル等判明し、今、手元にあります!
まだ読んでないのですが、ちょっと興奮がおさまりません。
手に入れる経緯については別記事をたてて書こうかと思います。
記事中でmiddrinnさんのお名前やブログご紹介してもいいでしょうか?

by enokorogusa (2018-06-21 19:45) 

燃焼豚

確かにこの頃の学研の本とかにはちょっとSFや不思議な体験をミックスしたマンガはありました。ママ4以外で子供が赤ちゃんを世話していたので覚えているのははVガンダムのシャクティがいました。
by 燃焼豚 (2018-08-11 06:45) 

enokorogusa

>燃焼豚さん

自分はVガンダムはよく知らないんですが(スイマセン)、ママ4は実はサンライズ制作なんですね。
しかもOPアニメのコンテは富野氏がきっているという。
なので、ガンダムとの繋がりがあるんですね(^^)
燃焼豚さんの連想もそこからでしょうか?
by enokorogusa (2018-08-13 18:24) 

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