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2018年1月4日のW杯感想 男子ジャンプ [スキージャンプ]

ジャンプ週間は場所をオーストリアのインスブルックへと場所を替え、第3戦が行われた。

優勝はまたまたカミル・ストッフ。
これで3連勝。
ジャンプ週間総合争いでも2位のアンドレアス・ヴェリンガーに65点近い差をつけた。
よほどのことがなければ優勝は固いだろう。
それだけでなく、史上2人目のジャンプ週間4戦全勝も視野に入ってきた。
ストッフは前回ソチ五輪の際もジャンプ週間で総合優勝をしており、五輪へ向けて見事に調子をあげてきたようだ。

ストッフとは対照的に今回不運に見舞われたのがリヒャルト・フライターク。
1本目の着地直後に転倒してしまった。
この転倒で膝を痛めたフライタークは2本目を飛ぶことができなかった。
FISの公式ページでも怪我の詳細はまだ明らかにされていない。
今季W杯総合トップに立っているなかでのアクシデント。
大きなケガでなければよいが。

2位はダニエル・アンドレ・タンデ、3位にヴェリンガーが入った。

日本勢では6位に小林潤志郎が入った。

前日の予選ではトップ通過していただけに、表彰台は十分狙えたところ。
そろそろ自分がそういう立ち位置にいることに慣れてきていると思う。
この6位を悔しく思うことができていれば、今後さらに期待ができる。
そして、ジャンプ週間の総合争いでも3位に浮上した。
2位のヴェリンガーとは僅か3点差。
ここはぜひ2位を狙ってほしい。
もちろん、次戦のビショフスホーフェンでは優勝を。

もう一人惜しかったのが葛西紀明だ。
1本目の相手は好調ポーランド勢の一角、マチェイ・コット。
正直厳しい相手だなぁと思っていたが見事に勝利。
全体でも9位で2本目へ進出した。
今年初のシングルフィニッシュも現実味を帯びたが、2本目に距離を伸ばせず、18位となった。
インスブルックの台とは相性がいいのかもしれないが、復調の兆しは見せてくれたと思う。
竹内拓が21位、小林陵侑は惜しくも2本目に進めず31位だった。

さて、このブログでは何度も書くが、葛西の現地での人気はやはり相当なものである。
前戦の話になるが、葛西がシモン・アマンとともに予選不通過となってしまった第2戦。
FISの公式ページでこの二人のことを「two of the all-time greats of Ski Jumping」
すなわち「スキージャンプ史上に残る偉大なジャンパーのうちの二人」と表現しているくらいだ。
また、現地放送局での他競技の放送中に流れた番宣(つまりヨーロッパでの放送)で、今回のインスブルック大会の中継の宣伝映像に葛西の予選でのジャンプが使われていた。
実際、映像を見ていても、葛西が飛ぶときは明らかに歓声が大きくなる。
ファンとしてはこういうことも嬉しく感じてしまう。

潤志郎の好調に葛西の復調、竹内の安定。
ここに陵侑が加わってくれば日本チームとして全体的に底上げとなる。
五輪へ向けていい流れとなってきてほしい。


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お名前(必須)あー

うん。
by お名前(必須)あー (2018-01-08 16:41) 

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