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2017年12月9日のW杯感想 スピードスケート、 男子ジャンプ [ウインタースポーツ]

さて、スピードスケートW杯ソルトレイクシティ大会2日目。
女子500m第2戦。
小平奈緒が今回も勝利をおさめ、昨季から続く連勝を15に伸ばした。
期待されたタイムだが、惜しくも前日マークした日本記録に0秒04及ばない36秒54。

このレース、小平は最初の100mを10秒14という驚異的なタイムでスタートした。
これは世界記録の更新もいけるか?と思ったが、惜しくもならなかった。
ただ、同走のイ・サンファ(韓国)には0秒25と、前日よりも大きな差をつけての見事な勝利。
今季開幕して以降、イ・サンファとのタイム差はほとんど変動がない。
これは、小平が、安定してイより速いことを示していると思う。
よほどのことがない限り、今季はこの状況が続くだろう。
また、郷亜里砂も自己ベストの37秒05で昨日に続き3位。
これは出場レースに限れば4戦連続だ。

次いで女子1500m。
こちらも高木美帆が2位のマーリット・レーンストラ(オランダ)に0秒82の差をつけ、自身の日本記録を更新する1分51秒49で優勝、同種目を今季4戦4勝と、無敗記録をさらに伸ばした。
こちらも小平と同等かそれ以上の強さを発揮している。
中長距離でここまで強い選手はこれまで日本にはいなかったのではないだろうか。

そして地味ながらマススタートでランキングトップにいた佐藤綾乃。
昨日のレースでは不運にも他の選手の転倒に巻き込まれての転倒。
悔しい結果になった。
それにしても、この種目、先週の大会に続いて2戦連続で「逃げ」が決まったレースとなった。
あらためて、駆け引きの「アヤ」が重要な種目だと思わされる結果だった。

※追記
報道によると右足親指骨折で全治3~6週間らしい。
かなり痛そうにしていたので心配していたのだが、結構大きなケガとなってしまった。
最強団体追い抜きのメンバーでもあるだけに、本人にとっては悔しいケガだ。
オリンピックまでは2か月あるが、どこまで回復できるか、少し心配だ。

最終日の今日は、女子1000mと3000mが行われる。
1000mは最終組で小平と高木美帆が同走だ。
ある意味夢の組み合わせだが、1000mでは小平の方が速いだろう。
記録も期待できる。
高木美帆は直後の3000mにもエントリーしている。
カルガリーで初優勝を飾ったこの種目、今回はどうなるだろうか。

さて、男子のスキージャンプに目を向けてみよう。
昨日は団体戦が行われた。
予定では個人戦だったように思ったが、見間違いか。
で優勝はノルウェー。
僅差の2位にポーランド、3位にドイツという表彰台となった。
日本はスロベニア、オーストリアに次ぐ6位だった。

これでノルウェーは今季団体戦3戦3勝だ。
ノルウェーは団体戦になると強い気がする。
一方、今年、個人戦4戦中2戦で優勝者を出しているドイツは3位。
日本の6位は、今の調子ではまずまずといったところか。
比較的好調なのは竹内拓のようだ。

この団体戦の前に行われた、今日の個人戦の予選では、日本勢5人が全員50位以内に入って今日の個人戦に進むことができた。
とはいえ、日本勢トップは竹内の16位。
初戦で初優勝をあげた伊藤潤志郎は42位と下位での通過と、調子が良くない様子。
トライアルで苦戦していた葛西紀明は、順位を上げて32位での通過となった。
しかしこのままでは本戦30位以内にはいるのがやっとだ。
葛西はまだ今年は1回も2本目に進んでいないので、ここは何とか踏ん張って、2本目へ進んでほしい。

予選トップはヨハン・アンドレ・フォーファン(ノルウェー)、2位にダヴィド・クバツキ(ポーランド)、3位にリヒャルト・フライターク(ドイツ)。
予選トップ10で今年優勝しているのはフライタークとアンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)だけだ。
今回も新しい優勝者が出るかもしれない。


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