SSブログ

中日ドラゴンズファンの憂鬱 ~強い球団を応援する楽しさを知ってしまったがゆえに~ その2 [その他スポーツ]

だいたい、セントラル・リーグというものは、ジャイアンツのV9の終了を境に大きく様変わりする。
セリーグが1950に誕生してジャイアンツのV9までの24年間でジャイアンツの優勝は実に19回にのぼる。
それが、1974年以降、今年までの44年間でジャイアンツの優勝は17回と、4割以下に減る。
まあ、それでも十分に凄いのだが、8割近かったのが半分以下となったのだ。

じゃあ、その分どこかの球団が優勝回数を増やす、ということになるのだが、
それが、80年代は広島カープ、90年代はヤクルトスワローズ、ということになる。
その間、ドラゴンズは、1988年と1999年に優勝するものの、後は2位かBクラス、というのが指定席だった。
そう、ドラゴンズはそれなりに優勝争いはするものの、結局優勝というのは「たま」にしかできない球団だったのだ。
それでも、応援に身が入らないということはなかった。

その一方で自分は、カープファンやスワローズファンがうらやましくてたまらなかった。
特にスワローズは、1978年に一度優勝するものの、あとはほぼBクラスといういわゆる弱小球団だったのが、1992年から1997年の6年間に4度優勝するという強さを誇った。
あのスワローズさえそんな時期があったのに(スワローズファンの方すいません)、わがドラゴンズはたまにしか優勝しない。

そんなドラゴンズに転機が訪れたのが2004年の落合監督の就任だった。
就任初年度にいきなり優勝すると、その後もほぼ毎年優勝争いに加わり、2011年までの8年間に、セ・リーグ優勝4度、日本シリーズ出場5度という黄金期を迎えたのだ。
日本シリーズの優勝こそ1度だけだったが、その間、間違いなくセ・リーグの強豪であり続けた。
2010年、2011年には球団初の連覇も達成した。
毎年のように優勝争いをし、2年に1度は優勝をし、日本シリーズに出るのが当たり前のように感じた。

なるほど、1990年代のスワローズファンはこういう楽しさを感じていたのか、と思った。
強い球団を応援するってこんなに楽しいものなのか、と。
落合監督は常々「勝利が最高のファンサービス」と公言してはばからなかったが、そのとおりだった。

だが、2011年までで落合監督が去るのと機を一にして、ドラゴンズは強豪ではなくなった。
2013年以降は今年まで5年連続のBクラスという球団ワースト記録をつくってしまった。
それまでは優勝できなくても2位になることも多かったのに、それすらなくなってしまった。
それでも、おそらく黄金期を経験してなかったならば、それなりに応援していたと思う。
それが、黄金期を経験してしまったぶん、弱いチームを応援する気力がなくなってしまった。

勝手だなと思われても仕方ないが、それが今の自分の正直な気持ちだ。
弱いときにも応援するのが本当のファンだ、と言われるかもしれない。
自分はそうは思わない。というか、別に「本当のファン」でなくても構わない。
逆に、強いことこそがファンを増やせ、楽しませることができるのだ、と言いたい。
プロスポーツは、やはり強くてナンボの世界なのだ。
もちろん、地元だから応援する、ということもあるが、それだけでは限界があると思う。
ただし、黄金期を経験してなかったら、応援し続けられるかもしれないとも思う。

この数年間はまともにテレビ中継を見ることもない。
せっかくスカパー!に入っているのに。
全試合必ずどこかのチャンネルで見ることができるのに。
さあ、いつになったら応援する気力が湧いてくるのか・・・


にほんブログ村 その他スポーツブログ その他スポーツ情報へ
にほんブログ村

nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 2

燃焼豚

野球の漫画アニメでも中日は目立っていなかったが巨人の星のアームストロングオズマは印象残っています。
by 燃焼豚 (2017-11-06 12:35) 

enokorogusa

>燃焼豚さん

確か星一徹が中日のコーチだか監督だかをしていたんですよね。残念ながらしっかり見たことがないのでその程度しか知らないのですが・・・
実際のジャイアンツのV9期間で2位になった回数が一番多いのはドラゴンズではなかったかと。
by enokorogusa (2017-11-06 19:49) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。