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ノルディック世界選手権開幕 複合個人ノーマルヒル 渡部暁斗5位入賞 [ウインタースポーツ]

2月24日から、フィンランドのラハティでノルディック世界選手権が開催されている。
日本選手で上位が期待されるのが、女子ジャンプの高梨沙羅と伊藤有希、複合の渡部暁斗だ。
男子ジャンプは今シーズン苦戦が続いているが、大一番で今季ベストの成績を目指したい。

すでに終了した種目では、24日に行われた複合ノーマルヒルで渡部暁斗が5位に入賞した。
例年そうだが、今シーズンも複合はドイツ勢が上位を占めており、
特にリュゼックとフレンツェルの2人がW杯総合優勝を激しくあらそっている。

そんな状況のもと行われた複合ノーマルヒルは、リュゼックとフレンツェルが前半ジャンプで大きくリードし、後半のクロスカントリーもそのまま3位以下を大きく引き離してワン・ツーを決めた。
さらにドイツ勢は3位、4位まで独占する強さを見せた。
渡部は終始3位争いをしていたが、惜しくも銅メダルには届かなかった。惜しむらくは前半ジャンプで2位との差が大きかったことだ。
ドイツ勢上位独占のなか、ただ一人渡部だけが最終盤まで3位争いに残っていた。
もし、2位と差のないところにつけていれば、リュゼック、フレンツェルと3人での先頭グループを形成できた可能性が高かった。
そうなっていれば、3人で協力して4位以下を引き離しておいてのメダル争いに持ち込むことができたはず。

今回は前半終了時に3位以下が団子状態で、結果大集団の3位争いが形成された。
おそらくその中のほぼ全員が実力的にも2位は難しいと判断し、スタート直後から3位を争うための駆け引きが行われた。
駆け引きが始まると集団のペースが遅くなってしまう。
渡部はそれを避けるためにあえて集団の先頭を引き始めるが、そうなると今度はそれ幸いと、他の選手が渡部にぴったりついてくる。

結局は渡部も2位に追いつくことが難しいと判断せざるを得ず、最後のスパートの足を残すために集団の中ほどに一旦下がった。
その結果、最終盤でのドイツ勢のスパートにただ一人ついていくことができた。
もし、レース前半で集団の先頭を引くことがなければ、もう少し足を残しておくことができて、3位の可能性がもっと高かったかもしれない。

ただ、メダルには届かなかったが、調子は悪くなさそうなので、今後行われるラージヒルに期待ができそうだ。


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コメント 4

燃焼豚

ニュースを見たが渡部暁斗選手がW杯を5連覇とはすごいな。今回の冬季オリンピックの人気が今一なのでメダルを盛り上げてほしい。
by 燃焼豚 (2018-02-04 16:22) 

enokorogusa

>燃焼豚さん

あまり取り上げられていませんが、メダルが有力視される選手ですね。
得意のジャンプで首位に立ち、クロカンでうまくワックスが当たれば金メダル有力です。
by enokorogusa (2018-02-07 17:35) 

燃焼豚

平昌オリンピックの渡部暁斗選手は銀メダルと他は5位入賞などの活躍。本人は不本意だろうがよくがんばってくれました。
by 燃焼豚 (2018-02-25 16:03) 

enokorogusa

>燃焼豚さん

ろっ骨を負傷していたらしいですね。
よくあそこまでできたもんです。
強豪ぞろいのドイツ勢を相手にしてのラージヒルでの奮闘をはじめ、拍手を送りたいですね。
by enokorogusa (2018-02-25 21:39) 

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